議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

第二回オフ会を行います!!

2008年04月09日 05時45分34秒 | 余談コーナー
「議論de廃棄物」読者の皆様

ご好評により、第二回オフ会を5/16(金)に開催することにしました。廃棄物についての様々なお悩み、不満、課題を会社の枠を超えて共有し、よりよい廃棄物管理について考えるための集まりとしたいと思います。

第一回はかなり盛り上がったので、今回も楽しみです。

■名称
廃棄物情報交換会

■開催日時/場所
2008年5月16日(金) 
第一部:15時~17時   千代田区立千代田図書館 研修室1・2
下記ページの千代田図書館までお越しください。
http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/guidance/access.html
第二部:17時半~19時半 九段下周辺の飲食店(未定)

■内容
第一部:その場で無記名アンケートを取り、参加者の「実は・・」を共有しディスカッションする
第二部:交流会

第一部では、会社名を明かさずに自己紹介をする予定です。

■参加資格
「議論de廃棄物」を読んだことがある排出事業者さんの交流を目的としています。
・廃棄物の管理に直接/間接的に関わっている方
・廃棄物管理についての日々の疑問を共有、何らかのヒントを得たい方
のお申込をお待ちしております。

■参加人数
交流を深めることを目的とするため、最大12名までとします。基本的に先着順です。
なお1社で複数名お申込の場合、申込多数の際に1社1名のご参加とさせていただくこともありますので、ご了承ください。また、場合によってはより多くの方のに参加していただくために、前回ご参加いただいた方にご遠慮いただく可能性もありますので、ご了承ください。

■参加費用
1,000円/人(当日徴収します)。

■無記名アンケートの結果について
参加者が10名以上の場合は、無記名アンケートの集計結果(記述欄を除くこともあり)を希望者にお送りする予定です(ご案内は別途おこないます⇒アンケート案作成しました)。アンケート結果は回答社名・個人が特定されない形で集計します。当然オフ会参加者名も非公表です。

■参加申込方法
下記メールアドレス宛に、申込事項を記載の上メールでお申し込ください。折り返し参加受付のメールをいたします。
会場、資料の関係がございますので、必ず事前にお申込ください。
なお、頂いた個人情報は、堀口もしくはパートナーのチビローからのご連絡のために使用するものとし、無断で第三者に提供することはありません。

※申込はオフ会予定日の1週間前までの受付とさせていただきます。


メールアドレス:jizokukanou@goo.jp

申込事項
・氏名
・勤務先/所属
・主な担当業務
・電話番号
・FAX番号
・メールアドレス
・勤務先の管轄自治体名
・本ブログの閲覧頻度(ほぼ毎日、2~3日に1回、1週間に1回、毎月1回以下)
・無記名アンケート項目の追加、削除希望
・その他オフ会に望むこと
・領収証の必要(あり/なし)
・領収証が必要な場合は宛名(社名又は個人名)


■無記名アンケート案
参加者が重複する可能性もあるため、前回のアンケートと内容を少し変えるつもりです。アンケート項目のご希望があれば是非お知らせください。
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マニフェストの産業廃棄物の種類のチェック方法

2008年04月08日 06時01分47秒 | 日経エコロジー
 日経エコロジー5月号では、交付等状況報告書を取り上げました。思ったより結構大変な作業になるかもしれないので、早めに作業を始めましょう、といった主旨です。

 その中で、廃棄物の種類に複数チェックが入っている場合の記載方法が、自治体によって違うということも取り上げました。

■これまでの一般的な運用方法
 例えば、委託する産業廃棄物がプラスチック、金属、ガラスで構成されている場合、通常のマニフェストの運用としては、この3つにチェックを入れてきました。つまり、構成要素の主なものにチェックを入れるという方法です。行政でもこれで問題ないという指導が多かったように思いますし、処理業者もそう考えていることがほとんどでした。私も基本そうだとの考えでした。

■通知などを見ると
 ○日経エコロジーで紹介したように、各自治体で出している交付等状況報告書のQ&Aでは、(一般的な)名称を書くという方法が多いようです。例えば東京と大阪のQ&Aについては、こちらを参照してください。

 ○今回出された「産業廃棄物管理票に関する報告書及び電子マニフェストの普及について 環廃産発第061227006号 平成18年12月27日」では、「ただし、電気製品が廃棄物になったもの等、やむを得ず複数の種類の産業廃棄物が混合している場合にあっては、混合廃棄物として取り扱うことも可能であることとする」として、「建設混合廃棄物」や「廃電気機械器具」等が例示されています。

 ○昔からある環境省の通称?マニフェスト通知でも、シュレッダーダストなどの一般名称を書くこととされています。

 ただ、複数にチェックを入れるという方法が全面的に否定されたのかどうかは、なんとも分かりません。

■ということは、、、
 ということで、今年度からその運用(自治体ごとに異なる可能性がありますが)に変更すべきではないかと私は思っています。今月からの分ですよ。今月の分は来年報告しなければなりませんから。

 みなさん、いかがでしょうか。実際にどうされているでしょうか。
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マニフェストの記載ミスの修正方法

2008年04月07日 05時27分17秒 | コンサル日誌
 マニフェストの間違い探し(というセミナーのセッションがあります)をした後によくいただく質問として「交付後のマニフェストに記載ミス、記載漏れが見つかった場合、どう対処したらよいでしょうか」というものがあります。

■法律の規定はあるのか
 法律では対処方法は規定されていません。行政への様式第4号による報告書の提出も必要ありません。
 法第12条の3第7項によると、返送されたマニフェストが①期限内に返送されてこないとき、②規定する事項が記載されていないとき、③虚偽の記載があるときに報告することとされています。つまり、返送されたマニフェストに問題があったときの報告が求められているのであって、交付時の記載漏れは対象外です。

■再発行はよいのか
 よくあるのが、「マニフェストを再発行してもよいのか」というご質問です。しかし再発行をすると、最悪「改ざん」「隠蔽工作」と見られてもおかしくないと思います。マニフェストは、廃棄物を引き渡す際に同時に交付され、運用されてこそのものですから、後で書類だけ作ってもダメです。

■重要なことは
 記載漏れがあったという事実は変えることができません。実際にあったのですから。それをなかったことにしようとすると、隠蔽工作になるのです。
 大切なことは、第三者に対してちゃんと説明できるように対処することです。修正してもよいですし、それはそれとして残しておいてもよいでしょう。それより、適正処理されたことを確認して、再発防止に向けての取組みを行い、それを文書化することが重要です。

 必要とお考えならば、任意で行政に報告してもよいでしょう。

■修正方法について
 「二重線で修正した後に訂正印がいるか」という質問もあります。しかし、そもそも修正方法は廃棄物処理法で規定されていません。訂正印を押すかどうかは当事者の自由です。
 また、「全てのマニフェストをいったん排出事業者まで戻して書き直すべきか」、というご質問もあります。これもどちらでも構いません。それぞれの処理業者さんに書きいれてもらってもよいでしょう。
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カートリッジの回収

2008年04月03日 05時42分28秒 | ニュースクリッピング
やっぱり、使用済みインクカートリッジは廃棄物ではない!!のである。

エプソンとキヤノンを中心に5社連合、使用済みカートリッジを回収へ

5社共同で、郵便局を拠点に回収システムを作るらしいです。大々的に発表してます。

しかし通常、使用済みのカートリッジは有価で売却できる物ではありません。しかし、これらは荷姿、取扱い形態、占有者の意志などを総合的に見て、廃棄物ではないという認識でこれまで来ているのでしょう。広域認定なんかいらない?!!のです。

これと類似したアイデアが二の足を踏んでいるというケースを沢山見てきましたが、これくらい堂々とやったほうがいいと思います。「文句があるなら言ってみろ!!」てなもんです。よい取り組みについては堂々と実施し、社会的に認知を高め、既成事実化し、リサイクルを促進しましょう。
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法隆寺に不法投棄

2008年04月02日 05時41分46秒 | ニュースクリッピング
こんなことってあり得るんでしょうか。ちょっと信じられません。

世界遺産・法隆寺所有地に不法投棄 奈良県が竹中工務店を指導

法隆寺の立替工事を請け負った竹中工務店が、法隆寺の北側の雑木林に建設廃材を不法投棄したとのこと。発注元の土地に不法投棄するというのは、発想としてあり得るんでしょうか。しかも相手は世界遺産。この調子では、あちこちに不法投棄して回っているのではないかとの疑念を抱かれても仕方ありません。

「処理の判断に誤りがあった」との表現を使っていますが、これが不法投棄でなかったらなんなんでしょうか。この記事の下部に写真が4枚ありますので、確認してみてください。

これについての竹中工務店のHPでのコメントはこちらです。
奈良・法隆寺所有地に於ける廃棄物等の処理について

「再発防止に努めます」だそうです。どのようにするつもりなのか、具体策ができたら是非知りたいところです。
せっかく「竹中のリデュース・リユース・リサイクル」などいろいろとやっているのに、これでは台無しです。今後の改善に期待しましょう。
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怒涛のセミナーラッシュが終わり・・・

2008年04月01日 05時42分56秒 | 余談コーナー
今日から新年度です。

3月はセミナーが盛りだくさんでした。何らかの形で講師をしたのが20営業日中で14日、ほかの事はほとんどできませんでした。やっと一息つけます。

今日から、木のパレットが産廃になります。
京都議定書の第一約束期間が始まります。
アミタの創立記念日です(が出勤です)。
アミタに私が入社して10年目です。

そう、10年目なんです。


そこで、いま考えている

 「次の10年に向けての方針」

 ・政策に影響を与える
 ・セミナー等を通じて排出事業者の行動に影響を与える(不法投棄の減少にもっと寄与したい)
 ・この世界におけるプレゼンスをもっと高める
 ・一般向けの本を書く(テーマはヒミツです)
 ・社外との交流を深める

10年ではなく、5年かもしれません。

こうやって書き出してみると、社会にもっと影響を与えていきたいという想いに集約されるのかもしれません。具体的に方法を考えていること、まだ曖昧なものなど雑多な方針ですが、少しずつ具体化していきます。

今後ともよろしくお願いします。
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