森永製菓、賞味期限近い菓子を割安で販売 廃棄ゼロ目指すだそうです。
賞味期限が近くなったお菓子を詰め合わせ、通常の3割引で販売するそうです。これは、正に「食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針」で推奨されている方法です。曰く、
「賞味期限内又は消費期限内の売れ残り製品や未使用の原材料、食品製造工程において発生した副産物等を、他の製品として販売し、又は他の製品の原材料として再利用することは、食品廃棄物等の発生の抑制と食品に係る資源の有効な利用を図る上で効果的な取組である」
理想的な発生抑制ですね。スーパーのお惣菜売り場ではよくやっていることですが、お菓子等の比較的保存期間が長い食品では見たことがありません(私が知らないだけ??)。普通は捨てるより売れたほうが嬉しいでしょうし、大して味も落ちていないだろうし。低価格志向のこの時代ならではなのかもしれませんが、今後他の製品にも広がって定着するとよいですね。
☆★お知らせ★☆
近く開催されるセミナーです。
廃棄物管理の法と実務セミナー【契約書編】東京開催(4/23)
廃棄物管理の法と実務セミナー【マニフェスト編】東京開催(4/24)
を予定しています。
特に契約書編は内部監査をされる方や契約書の作成、確認をされる方、マニフェスト編は同じく内部監査と、マニフェストを実際に交付される担当者の方にいらしていただくとよいでしょう。
新任の方の参加だけでなく、長年のご経験のある方もご参加ください。目の鱗が落ちること請け合いです!!
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このような長期滞留品は、実際はディスカウントショップなどでそれ以下の価格で販売されている事が多いと思います。
商品の単価を考えるとセットパックにすると言うのはコストもかかりますから価格的に難しいところもあると思いますが。
食品はリサイクルするには、容器包装との分離が大きな課題(コスト)と長期滞留品は様々な物がなかなか排出されることからリサイクルが進まないのも事実ですしね。
ただこのような事が進むと不必要な消費につながりかねない事が懸念されると思います。
再梱包・包装する際のコストを踏まえると、必ずしもコストダウンではないかもしれないのですね。
不必要な消費とのことですが、やはり焼却、埋立されるよりはよいように思います。もしかすると、焼却したほうがかえって環境負荷が低いのかもしれませんが。
最もよい方法は、需要をしっかり見越して、販売の機会損失を恐れるあまり作り過ぎないことなんでしょうね。これこそが発生抑制(リデュース)で、割安で販売するのは再利用(リユース)ですね。