議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

不法投棄廃棄物の状況について

2009年01月06日 05時45分50秒 | ニュースクリッピング
■不法投棄等の状況
 昨年末に、19年度の不法投棄等の状況が発表されました。残存量の合計が1,633.7万トンと、昨年より微増しました。19年度に発覚した量は10.2万トンで、平成11年の報告にあるように40万トン前後だったころに比べると減少傾向にあります。
 なお、フェロシルトや硫酸ピッチは除外されているとのことで、実際にはもっと沢山あります。

 よく出張先でタクシーの運転手さんに「この辺は廃棄物の不法投棄はありますか?」と聞くと、「最近は取り締まりが厳しくなって減りましたねぇ」という返事をもらうことが多いです。確かに、減っているのでしょう。良い傾向です。
 ただ、そもそもの母数が多いですし、撤去が順調に進んでいるとは言い難いのが問題です。いつか誰かが撤去費用を負担することになるのですが・・・。

■環境省予算
 お金の話ついでですが、環境省の21年度予算も出ました。低炭素社会、循環型社会、生物多様性、化学物質などなど、といったところですね。あわせて環境大臣の年頭所感が出ています。申し訳ないですが、取り合えず無難に、全くもって面白くない内容でした。もっと尖った政治家は出てこないのでしょうか。

 ということで今度の衆院選、是非投票しましょう。個人的には、そろそろ民主党にやってもらって、お手並み拝見といきたいところです。消費税率アップを明確に打ち出していないのが相当不満ですが、それこそわが国にもchangeが必要ですから。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年はベーシックインカムが... | トップ | 規制改革会議の答申 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ニュースクリッピング」カテゴリの最新記事