議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

不法投棄が増えています

2019年12月25日 14時02分40秒 | 廃棄物事件簿
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皆さん こんにちは、そしてメリークリスマス!!

最近はこのブログ・メルマガの更新が、本当に、全く滞っており、
申し訳ありません。

世間から忘れ去られているではないかと心配なのですが、
それでもつい最近、廃棄物管理の新任担当になった方が、
このブログの昔の記事を参考に勉強されたというお話を
いただきました。

入門書を読んでも実務でどう適用すべきか分からない、
具体的な解釈を知りたいという方にとっては
まだまだ価値があるということでしょう。

有難いことです。


なお、最近の私の書き物は、以下に毎月掲載されております。

これまでで一番多いでしょうか、そのためにブログの更新に
手が回っておりません。
単なる言い訳ですが、偽らざるところです。

MVJ通信(←メルマガ登録を是非)

・リバーホールディングスの「ecoo online

・大栄環境グループの「廃棄物処理法あるあるスタディ

日経ESG

環境新聞


タイトルの件ですが、昨日の環境省の発表をご覧ください。
産業廃棄物の不法投棄等の状況(平成30年度)について


昨年度に判明した不法投棄の量が、
前年度の3.6万トンに対して、15.7万トン(12.1万トン増)
となっています。

あくまで判明した量ですので、実態はもっと多いはずです。

このプレスリリースでは、この増加について特に触れていませんが、
さてどう考えるべきでしょうか。

刺激的な表現をするなら、
「不法投棄の量が3倍に急増!!」
と言うこともできます。

とはいえ報告書では、
昨年度の15.7万トンのうち13.1万トンは3件のスポット大規模事案
ということですから、来年は例年通り5万トン以下になるのかも
しれません。

いやいや、もしかすると、中国の禁輸の影響が出始めているのかもしれません。

次回の報告に注目しましょう。
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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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今年も、ことあるごとに気候変動、地球温暖化の影響を感じることが
多々ありました。

そこで、マテリアルリサイクルができない廃プラは、サーマルリサイクルして
CO2を大気放出するより、貯留するべきと思うのですがいかがでしょうか。

「そんなのアリ?」と思われるかもしれませんが、大まじめです。
なにせ、海外では熱回収はリサイクルとは認識されていないのですから。

来年は、このような案も真剣に検討されるようになってほしいと
思います。

それでは、皆様良いお年をお迎えください。

来年もよろしくお願いします。
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