議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

マニフェストの研修方法

2008年11月17日 05時42分44秒 | ウィークリー・トピックス
 先週は、総合判断説(あるものが廃棄物かどうか)に関するちょっとした調査レポートの作成、セミナー資料の作成、そして大阪で契約書編、マニフェスト編のセミナーがありました。

 大阪の2つのセミナーは15名を越す参加者で、満席状態でした。参加者の皆様お疲れ様でした。2日連続開催だったので、参加者の方はかなり重複するのではないかと思ったのですが、重複は2名のみでした。この2つのテーマを分けてセミナーを実施していて、正解でした。

■セミナー内容について簡単に
 契約書編は、一般の契約実務の考え方からチェックポイントを演習方式で学んでいただきます。マニフェスト編は、記載方法、運用方法、返送されてきたマニフェストのチェック方法を演習形式で詳しくやっています。ここまで詳しくやっているセミナーは他にないはずです。

 いずれも質問が活発に出たのですが、特にマニフェスト編は多かったです。契約書と比較して、日々の運用に関わるのでより身近で疑問も多く湧くのでしょう。なにより、契約書実務に関わる方より、マニフェストに関わる方の数の方が絶対数としても多いからでしょう。

■その他のマニフェスト研修の良い方法
 マニフェストの研修でよい方法としては、工場などの交付担当者を集めて自分が作成したマニフェストを隣の方にチェックしてもらうというものです(これは不特定多数が参加する公開セミナーでは出来ませんが)。講師はチェック状況を見て回り、質問に適宜対応、よくあるミスや注意してもらいたい点については、参加者全員と共有します。このとき、マルチプロジェクタなどがあると、マニフェストを映し出すことが出来てよいでしょう。
 単に記載方法を説明するだけでは、皆さん飽きてしまいます。ワークが入った瞬間、確実に目を覚まします。しかも普段の自分の業務を、他の人がチェックするわけですから本気になりますし、何より実務に反映できる実践的な内容となります。
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