三枝草日記

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梅雨間近

2016-05-27 14:20:36 | 四季・天候

 5月も余すところあと僅かになった。数日前は各地で真夏日を記録、夏を思わせる暑い天気が続いた。湿度は低くからっとしていて比較的過ごしやすかったが、ここにきて天気もぐずつき梅雨のはしりのような感じになってきた。春のベストシーズンは早くも過ぎ去り鬱陶しい梅雨がやってくる。5月初旬に見事な花を咲かせた平戸つつじが咲き終わるとウツギ、ヤマボウシ、オオヤマレンゲ、エゴノキと季節が進むに伴って次々と花々が咲き続け人の目を楽しませてくれる。初夏の陽気が続いた中旬にはウツギが満開になった。「卯の花の匂う 垣根に時鳥 早も来鳴きて忍び音もらす 夏は来ぬ」 卯の花はウツギの花をいう。続いてヤマボウシ(山法師)が爽やかな白い花を咲かせた。ヤマボウシとハナミズキをよく混同するが、ヤマボウシは日本が原産なのに対して、ハナミズキはアメリカからの外来種です。エゴノキも白い清楚な花を咲かせている。万葉集にも「知左(ちさ)の花 咲ける盛りに 愛しきよし その妻の子と 朝夕に笑みみも」(知左はエゴノキ)「大伴家持」と 出ている。森の妖精とも言われるオオヤマレンゲが香りの良い白い花を下向きにつけている。標高の高い大台ケ原などの高山に自生しているが、庭で高さ3mにも成長するのは珍しいらしい。今年は早めに消毒をしたので花付きも良い。庭ではサツキが咲き始めこれから見頃を迎える。旧暦の皐月(5月)の頃に咲くことから命名され「皐月躑躅(さつきつつじ)」を 省略したものでつつじの一種になる。 「杜鵑花」とも書き 杜鵑花(ほととぎす)が鳴く頃に 咲く花であることからその名がついた。 庭石を 抱いてさつきの 盛りかな 三宅嘯山 夜散歩してると例年より早く蛍も飛び始めた。(蛍の写真は昨年撮影したものです)

 

 



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