JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2015-10-18 | シャック便り
[糸満ロータリーがラウンドアバウト化]
沖縄県糸満市にある糸満ロータリーがラウンドアバウト(環状交差点)化されることとなり、10月3日午前から信号が消灯し通行方法も変更されました。詳細はこちら。当面社会実験として仮設の設備で供用され、その結果を見て信号機の撤去などが行われるとのことです。

従来の糸満ロータリーは写真のような構造をしており、南北の国道331号や西の糸満漁港方面に向かう県道77号線はロータリーを通らなくても通行できるようになっています。ぐるっと回ることになるのは左上(沖縄銀行糸満支店脇)の市道に入る場合か市道から出る場合に限られ、交通量が多くないことが分かります。逆に言えばこのように改築されてロータリーが廃止されずに残されてきました。

ラウンドアバウト化されるとロータリー中心にある円形分離帯が約2倍に拡大され、現在ロータリーを回らなくても行き来できる国道331号や県道77号線もぐるっと回ることとなります。那覇方面から来た89番のバスを例にしますと右下からやってきて金城薬局の交差点を右折すればよかったものがロータリーをほぼ1周して漁港方面にある糸満バスターミナルに向かうこととなります。

ロータリー交差点は戦後全国各地で整備されましたが増加する交通量をさばききれず普通の交差点に改築されてゆきました。沖縄でも最大規模を誇った嘉手納ロータリーが改築され、残るは糸満だけになっていました。なおラウンドアバウト化により従来の進入車優先から周回車優先に変更となります。ご注意ください。


[フェリーいぜな尚円が就航]
沖縄県島尻郡伊是名村の村営フェリーに新船「フェリーいぜな尚円」が就航しました。ダイヤに変更はありません。

尚円は琉球王朝第二尚氏の初代国王で、伊是名出身とされており今年が生誕600周年にあたることから記念として名付けられたものです。例えばアメリカでは海軍の軍艦に歴代の大統領(ジョージ・ワシントンやH・Wブッシュなど)や功績のあった海軍将官(スプールアンス:第二次大戦期の海軍大将)の名前を付けるケースがありますが、日本では官民とも個人の名前、特にフルネームを船の名前に付けることはほとんどないため極めて珍しいケースだと思います。


[那覇-宮古線がほぼ満席状態に]
JTAと全日空が運航する那覇-宮古線の搭乗率が好調でほぼ満席に近い状態が続いています。特に金・土曜日の那覇発宮古行きは日によっては終日満席という盛況ぶりです。このため出張や身内の不幸など急な用事で乗ろうとしても予約ができず、キャンセル待ちでも乗ることができないケースもあるようです。

これはスカイマークの宮古島撤退と伊良部大橋の開通が重なったことが理由とみられ、月によってはツアー客の比率が高い全日空の利用率が地元客の利用が多いJTAの利用率を逆転する珍現象も起こっています。

両社とも増便や臨時便で対応しているものの依然として空席が出にくい状態で宮古島やその周辺に行かれる場合は早めの予約がベターです。幸い予約が取れたとしてもその便が機材故障などで欠航となった場合には後続便への振り替えをしようにも満席が続き当日中に後続便が確保できない可能性もあります。宮古島を旅程に組み込む場合はそういったリスクも考えて日程に余裕を持たせることをお勧めします。
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10月分QSL発送しました

2015-10-16 | QSL発送情報
10月分のQSLをビューロー宛発送しました。

・9/19~22の奄美群島移動の全て
・9/27の大阪府池田市移動の全て
を発送しました。


しかしながら、以下のQSLは送りきれず未発送となっています。
・10/3~4の福岡移動の全て
・10/10~11の香川県移動の全て

順次作成し発送していますのでご理解頂きますようお願いします。
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与島・伊吹島移動運用報告④

2015-10-15 | 移動運用結果報告
10/11(日) 高松→女木島→高松→神戸
今日は全市全郡コンテスト参加のため女木島に行ってみます。コンテストは50MHzがメインで、7MHzは手が空いたときとなります。

女木島の鷲ヶ峰展望台はロケーションがFBですし、展望台近くまでバスがあるので登山の必要がないことも大きいです。


起きてテレビをつけると岡山放送も山陽放送もテレビせとうちもしっかり映っています。NHK以外は全く岡山と同じ番組なんです。なのでこんな香川の人には縁のないCMまで流れます。

ホテルを出て高松駅を目指します。琴電に乗ります。

琴電の瓦町駅は巨大な駅ビルになっています。琴電が社運を賭けて再開発し、核テナントにそごうが入って1997年にオープンしたのですが、そごうが2000年に経営破綻したあおりを受けて翌年に閉店しています。この影響で琴電本体も倒産し旧経営陣は退陣しました。その後岡山の天満屋が入ったもののこちらも2014年に閉店してしまい、今度は専門店ビルとして三度目の開店を目指しています。

経緯を知っているとこののぼり旗は意味深ですね。


高松築港駅に到着。雨が結構強めに降ってきました。レーダーを見るとこの雨は通り雨ですので予定通り行くことにします。JR高松駅のコインロッカーにいらない荷物を預け、お昼のおにぎりを買ってからフェリー乗り場に向かいます。

雌雄島海運の切符売り場で女木島行きの乗船券を購入し8時発の始発に乗ります。今日はかなり盛況で外国人観光客も乗っています。高松から20分で女木島に到着です。

前にもご紹介しましたが女木島には路線バスがあります。桟橋から鬼の洞窟までの1路線のみを運営する鬼ヶ島観光自動車です。所有車両数たった2台の小さな会社です。終点の洞窟前から鷲ヶ峰展望台への道があり、非常に便利に行くことができます。港にある「おにの館」という交流施設でバスの乗車券を売っており往復分をここで買うことができます。

ちなみにバスには運賃箱がありません。途中のバス停はなく洞窟からの下りのみの利用客はいないでしょうから乗車券を売る形が一番合理的なのでしょうね。

ドアが開いていたのは新しい方のバスですからこちらに乗り込みます。乗車券を売っていたおっちゃんが運転手となり発車。


他のお客が鬼の洞窟に向かう中で一人だけ展望台を目指します。

こんな感じで木製の展望台があります。もちろん360度見渡せる絶好のロケーションです。ここに50MHzの2エレを上げます。

JARL主催コンテストの50MHz5エリアはJA5RCTさんをはじめ強豪が多いものの彼らは全て50Wです。QRPは誰もおらず、時にはログ提出者ゼロというケースもあります。実は穴場なんです。


9時前にスタート。ざっと聞いてみると5Wでは届かないでしょうけど12(千葉県)の局まで聞こえています。まわり全部が瀬戸内海ですからものすごい飛びですね。荷物の関係で持ち込みませんでしたが3エレがあればねぇと思います。

続けているとさっきのバスにいたお客さんが展望台に。どうやら洞窟の出口からこちらに来ることができるようです。このため合間に考えていた7MHzのアンテナを張ることは無理っぽそうですね。

3エリアのそれなりの山に登っている局は全て聞こえており、5Wでも簡単にQSOできます。「あれ、CADさんは5エリアなんですか?」と言われる方もいました。ちなみに西方面は岩国市とQSOできています。上々ですね。ふわふわとした感じながら2エリアも聞こえてきています。

楽しく続けていると西に雨雲が見えるようになり風も怪しくなってきました。また通り雨になりそうです。今なら11時5分発の桟橋行きバスに乗れますから10時25分で50MHzを打ち切り撤収することにしました。大急ぎで片付けます。

バスに乗ると雨になりました。セーフでした。バスは満員で発車します。


降ってきた雨はバスに乗っている途中でいい具合に上がってくれました。レーダーをチェックするともう近づく雨雲はないので港で7MHzをやってみます。ここは5月にもQRVしており、フルサイズダイポールを余裕で張ることのできるFBな場所です。

11時40分に準備完了しました。

7MHzは大混雑です。コンテストの周波数はびっしりと局がおり入る隙間がありません。仕方なくコンテスト外の周波数を聞いてみるとこっちも混雑はしていますが7057kHz付近が空いていました。ここに入り込みコンテスト外でQRVすることにしました。

コンテストに参加しない場合は7045~7060kHzまでの狭い周波数となります。空いているとは言えそれなり混雑しているので45WにしてQRVしてみます。残り時間を考えてもバッテリは十分持ちそうです。

早速どんどん呼ばれます。1エリアと6エリアが非常に強力です。そんだけ相性がいいんでしょうね。昼食のおにぎりを食べる暇がないくらい呼ばれ続けます。

午後になり、高松からのフェリーが着く頃には風が強くなりました。ダイポールを張っただけの伸縮ポールも少ししなります。フェリーが男木島で折り返して戻ってくるまでがQRVできる時間となります。Condxの方は相変わらず1と6が中心でこれに3~5エリアが混じってきます。これで十分といえるCondxです。

風が強くて寒いので予定より5分早めて終了としました。女木島からは7MHzで67局、50MHzで30局の計97局でした。


高松行きの「めおん2」が到着。男木島出航時点で席がかなり埋まっていたようで座れただけでもラッキーでした。食べられなかったおにぎりを食べておきました。


高松からは14時5分発のフットバスで神戸に戻ります。その前に高松駅のスーパー「エースワン」で酒とおつまみを買っておきました。ここは缶入りのお酒の種類が豊富で、ニッカも3種類置いてます。あ、保冷用の氷ももらっておきましたので車内で冷たい酎ハイが飲めますHi

神戸行きのフットバスは4列シートですが、電源コンセントやWiFi、お茶やコーヒーのサービスと至れり尽くせりです。しかも神戸経由大阪行きになる昼間の2便以外は前後の座席の間隔を広げてあり足下が広くて快適です。

本日のお酒はブラックニッカクリアのハイボールです。これはあまり見ない商品ですね。ブラックニッカクリアはピートの香りを付けずに造られた原酒を使っています(実際には少しだけピートの香りがあります)。ブラックニッカのシリーズではクリアが一番下のランクでハイニッカよりも安かったと思います。

お寿司の海鮮巻きをつまみにしましたが、ピートの香りが抑えられているので竹鶴ハイボールよりもお寿司に合うかも知れません。いずれにせよトリスや角のハイボールよりはおいしいですHi

と上機嫌だったのですがとんでもないことに気がつきました。今回全く讃岐うどんを食べてない・・・なんてこったいです。


三宮まで順調で定刻より5分早着。三宮からは新快速で帰宅しました。


2日間あわせて227局でした。皆様ありがとうございました。また森岡OMには大変お世話になりました。香川の離島移動は引き続き取り組みますのでリクエスト等ありましたらよろしくお願いします。
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与島・伊吹島移動運用報告③

2015-10-14 | 移動運用結果報告
10/10(土) ジャンボフェリー→(中略)→坂出→観音寺→伊吹島→観音寺→三豊市→観音寺→高松(続き)
特急ではなく普通電車で観音寺到着。森岡OMに渡船場まで送って頂きます。11時20分発の市営渡船に乗りましょう。片道25分・510円かかります。ちなみに乗船券売り場はこのプレハブ小屋です。

設営と撤収、呼ばれる時間を考えるなら滞在時間は3時間前後欲しいのですが今の1日4便のダイヤではこれより短いか5時間程度になるかです。島民アンケートなんかを見ても伊吹発15時台の船があれば・・・とあります。

「ニューいぶき」は1994年の建造で老朽化が進んでいる上に、伊吹島の人口が大きく減って航路の需要に合わなくなっています。小型化し定員を今の2/3の200人前後に下げ、運航要員も4人に減らした新しい船を入れることを計画していますが財政問題があるため先送りされているようです。


定刻に伊吹島真浦港に到着です。

前回と同じ公園にしました。アンテナをフルサイズダイポールにしたため設営条件が厳しく、あれこれやっていたらエレメントが木の枝に引っかかるなど手こずりました。

エレメントと同軸が絡んでますが直す時間が惜しいのでこのままにして予定より10分遅れの12時10分にようやく準備ができてスタートです。

すぐにパイルとなってきます。2年前に訪れたにもかかわらず「伊吹島ファーストです」という方がかなり多いです。車の輸送が困難な島ですからクラスタをチェックしても他局が来ていないようですね。1エリアから6エリアあたりまで開いており、中には他局からの電話で情報を知って慌ててリグのスイッチを入れました、という方もいました。

10~15分で20局のいいペースが続きます。

なかなか楽しかったのですが早くも船の時間が近づいてきました。13時30分の船を逃せば次は17時10分しかありません。あとの予定を考えれば夕方まで続けることは無理なので13時5分の終了を予告し進めます。ホントに時間が確保できない島です。終了をアナウンスしたら大急ぎで片づけ、13時30分発で伊吹島を離れます。

伊吹島は特産のイリコが不漁続きで自慢の船団も港で休むことが多くなっています。当然生活も苦しくなり、島から四国本土に移住する人も出て人口減少に歯止めがかからないようです。

伊吹島からは62局でした。ありがとうございました。伊吹島は2年後頃を目処に再訪したいと思います。誰も行かないからマイペースで決められますねHi


観音寺港で森岡OMと合流し、市内のラーメン屋さんでお昼です。浦島というお店です。

知っていないと営業しているのか微妙で通り過ぎてしまいそうなお店ですね。

味はというとイリコだしのラーメンでバランスがよく、なかなかおいしかったです。


食後森岡OMから「どこか追加で行きませんか?」とご提案があり、お隣の三豊市から出ることにしました。観音寺市との境になっている七宝山という山に行ってみます。七宝山は香川県出身の空海が七つの宝を埋めたからこの名が付いたとされ、第69番札所の観音寺の山号も七宝山だそうです。

山頂はこんな感じ。狭いながら何とかダイポールを張ることができ15時にスタートです。

スタート後早くもパイルとなります。

「三豊市こんなに呼ばれるのか」と森岡OMが驚かれるほどコールがあります。20局もできれば御の字と思われていたそうですがよく飛びますしよく呼ばれるので驚かれていました。三豊市には詫間電波高専(今の高松高専)があり、比較的アクティブでしたが近年は出る人が非常に少ないようです。

Condxは比較的安定しており、特に1と6エリアがはっきり聞こえます。向こうにも強力に届いているそうです。

短時間と考えていましたのでパイルが途切れるまでとしましたが、意外とパイルが続きます。40分ほど呼ばれて途切れました。三豊市からは32局でした。片付けて観音寺を離れましょう。


お土産はこれ。

森岡OMのご近所にある酒屋で「凱陣あります」との張り紙を見つけて気にかけて頂き「どうですか?」とメールを頂きましたので手に入れることができました。左が純米酒、右の燕石は「凱陣」の純米大吟醸です。

凱陣」は社長兼杜氏の丸尾さんが造る琴平の銘酒でして、東京の大塚などにある銘酒居酒屋では欠かせない酒ですが、石高が小さく手に入りづらいことでも知られています。昨年丸亀で手に入れ飲んだ感想は「腹が立つほど旨い」でしたHi 10年物のスコッチのようにじっくり楽しみたい酒です(というか燕石は下手なスコッチが裸足で逃げ出すくらいの酒です)。

戦後長らく安い酒とそれを支える大量生産が求められましたが、今は規模が小さくとも造り手の心意気が伝わる酒が高く評価されるようになりました。日本酒に限らずワインや焼酎、ウイスキーなんかもその傾向が強まっているように思います。


今日は高松市内に宿を取ったので高松まで戻ります。いい具合に高松行き快速の出発時刻でした。1時間あまりで着きます。すぐに岡山に帰れる距離ですから高松市内に泊まるのは初めてです。

県外のお客さんが便利と考えるであろうJR高松駅近くはホテルの数が多いものの部屋数の少ない古いホテルが多く既に埋まっています。そこで繁華街に近い琴電の瓦町駅近くで探してみたら空室がありました。琴電の高松築港駅から2駅先が瓦町駅ですからそう不便ではありません。琴電に乗って瓦町駅に向かいます。


ホテルで落ち着いてから夕食を食べに行きましょう。香川といえば讃岐うどんですが、最近は骨付き鶏も人気です。骨付き鶏は丸亀に本店のある「一鶴」が有名ですし、高松でも多くのお店が味を競っています。一鶴高松店の近くにある「鳥長」に入ってみました。

骨付き鶏は歯ごたえのある「おや」と柔らかい「ひな(店によってはわか)」を選べます。「ひな」にしました。焼き上がりまでに時間がかかるので温玉つくねや鶏皮などを頼んで一杯飲みながら待ちました。

待望の骨付き鶏が到着。

言ってしまえばスパイシーな鶏のモモ焼きなんですが、スパイスの配合は各店毎に異なっているそうです。酒のアテには最高ですね。ちなみにお酒は冷酒の「川鶴」。森岡OMの地元観音寺の酒で、昔から岡山・香川の民放でCMを出しているポピュラーな酒ですが代替わりしてからは吟醸酒などに力を入れて銘酒居酒屋での評価が急上昇、同じ香川の「凱陣」と並んでお店に置かれるようになりました。


食べ終えてもう1軒。バーに行ってみます。田町にある「シャムロック」というお店です。

入口が分かりにくくまわりを2周してようやく発見しました。

店内はウイスキーのボトルがびっしり。バックバーだけでなく店中の棚やカウンターにまで大量のボトルが並んでいます。マスターは30代と思われ、今年で開店6年目とのこと。「輸入物を中心にビールが30種ほど、カクテルもできますよ」とのことですが見れば明らかにスコッチがメインでしょう。今夜はスコッチにします。

「タリスカーで面白いものがありますか?」と聞いてみたら「任せてくださいよ」という表情で「タリスカー ダークストーム」を出してくれました。これは免税店での限定品だったそうです。「ダーク」の付かないストームは飲んでいますが、むしろこっちの方が穏やかです。ダークなのは樽の焦がし方なのだそうです。

他にも飲食店向けで3,000本しか出荷されなかった宮城峡のシェリーカスクも当たり前のように出てきました。オークションで何万円になっているかは知っているので驚きです。

3杯飲みましたが5千円でおつりが来ました。しかも通常シングルは30mlなのにここはじっくり飲んで欲しいとのことで多めの40mlで出してくれます。すごいお店ですし良心的なお値段なのでお勧めしたいです。高松大満足です。

宿に戻りバッテリを充電し寝ることにします。


本日は与島・伊吹島・三豊市あわせて130局でした。ありがとうございました。
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与島・伊吹島移動運用報告②

2015-10-13 | 移動運用結果報告
10/9(金) 三宮→ジャンボフェリー
ということで仕事から帰って自宅で夕食と風呂を済ませ三宮駅に向かいます。3連休ですのでお客が多いだろうと予想し少し早めに向かうこととしました。

三宮のフェリーターミナルに到着。

今回は「瀬戸内クルーズ&バスセット券」で乗船します。これなら深夜料金の上乗せがなく、共通利用券3枚分より安いため経済的です。

待合室に上がるといつもよりもかなり多いです。早めに乗船列を確保しました。いつもの2番目あたりよりも後ろの5番目ですが、これなら和室は必ず確保できます。並んで30分くらいしたら大学生のグループが20人くらいやってきて一気に行列が長くなりました。早めに来て正解だったようです。その後待合室を1周するくらいの列になりました。何人乗るつもりですかね・・・


0時を回って折り返し1時発となるとなるフェリーが到着しました。今夜は「こんぴら2」のようです。しばらくして乗船開始です。何とか和室をゲットしました。のちほど見たら通路含め一杯になっていました。

ジャンボフェリーは毛布の貸し出しがないので持ち込んだ毛布を敷いてさっさと寝ておきましょう。近くで大いびきをかいてる客がいて閉口しました・・・


10/10(土) ジャンボフェリー→高松→坂出→与島→坂出
少し寝てたら例のジャンボフェリーの歌で叩き起こされました。高松港が近いようです。片づけて下船口に向かいましょう。

高松駅まではバスがありますが無料ということもありいつも満員まで詰め込んで発車しています。荷物が多いため早めに下船しないと大変なことになります。何とか座れました。ちなみに今日みたいな混雑時は続行便が出るので急がない人は続行便に乗った方が便利だと思います。

あ、ジャンボフェリーは平日の一部便で売店の営業を休止するそうです。バスの車内に「フェリー売店従業員募集」という張り紙がありましたので辞めた人が出たのでしょうね。30代の女性が多いようですので高松ベースで働ける人はぜひ応募してください。


高松駅に到着です。6時8分発のマリンライナーで坂出駅に向かうと6時22分に到着し、坂出からは6時45分発の琴参バスで与島を目指すことができます。時間に余裕があるのでいつも通り高松駅前のコンビニで朝食を買っておきます。

JR四国なのでゴミ箱はこんな感じ。

アンパンマン大活躍ですね。

坂出に到着。

坂出市は人口5.3万人、元は塩田が広がっていましたが埋め立てにより巨大な製油所や造船所ができて工業の町となりました。駅前には元サティのイオンがあるものの商店街は寂れてしまっています。

バス停もこれだけ。ちなみに後ろの建物は元旅館でしたがとうの昔に廃業し廃墟になっています。駅前の絶好の土地なのに買い手がいないのでしょうか。

琴参バスが来ました。琴参バスは元々は琴平参宮電鉄(琴参)という路面電車タイプの鉄道会社でした。よく間違われますが琴平参宮電鉄は高松琴平電鉄(琴電)とは別の会社で、戦前琴平への鉄道は多度津からの国鉄の土讃線、高松からの琴電に加え、丸亀からの琴参、坂出からの琴平急行電鉄と4社が狭い琴平の町内にひしめき合う全国的にも珍しい過当競争に陥っていました。戦時体制下で琴平急行が休止となって廃線、琴参も戦後に利用が減って1963年に廃線となりバス会社になっています。しかしながら琴参はジリ貧から抜け出せず次第に体力を落とし、2009年に大川バスが作った新会社に事業譲渡し元の会社は倒産しています。

という苦しい経営状況なので車両も古いものが使われています。ナンバーを頼りに検索してみると日野の1996年式という古いバスでした。行き先の浦城は与島にある集落ですから、この一般路線用の車両で高速に入ってゆくことになります。太川さんに乗って欲しいですねHi

料金所を通過。

与島に入りました。与島PAのバス停に立ち寄ったあと、隠されたように存在する島の集落方面への出入口へと進みます。ここは島民や路線バスなど限られた人にしか発行されていないカードがないと通れない仕組みになっています。

琴参バスはフィッシャーマンズワーフで櫃石島経由児島行きの下電バスと接続したあと与島の島内を回ってゆき、浦城が終点となります。時間が短くなるので浦城まで行かず、なるべく坂出駅に近い場所からとします。

フィッシャーマンズワーフに到着。瀬戸大橋開通のブームを当て込んで作られた観光施設でしたがブームが去ると立ちゆかなくなり閉鎖されました。

結局更地となり使うあてのないまま産廃処理場のような形になっています。与島を支えるはずだった観光が転けたことで瀬戸大橋開通時に500人以上だった人口は大きく減り、現在島の人口は100人を切っています。

時間は80分ですが設営・撤収を考えると実質の時間は50分程度になります。バス停になるべく近い場所で手際よく準備しないとさらに短くなります。バス停から北に行ったところにある港のそばを利用しましょう。ここはかつて観光船の発着場でしたがとうの昔に運航を停止し使うあてがないまま放置されています。いい具合に柵がありポールを固定できます。港の先の方はよく釣れるのか釣り人も見受けられます。

7時25分に準備ができました。早速スタートです。1エリアと6エリアが強く入感しています。4・5エリアからは一番QSOしやすいのが1・6アリアですし、大票田の1エリアが開けば聞いてくれる局が多いですから有り難いです。早速コールが集まってくるようになりました。

与島はPAであれば一般車でも降りることができ、誰も来ない第2駐車場であればQRVも可能ですが来る人がいないのでしょうか「与島ファーストです」という方が意外とおられました。SA/PAを対象にしたアワードもあるようで対象となると思われますが、CWのみといった変な制約があり盛り上がっていないようですね。

途中でこれからお世話になるJA5TNF 森岡OMにもコールいただきました。中距離がFBなのに対し近距離はよくないようで「呼んでいる局ははっきり聞こえていたけどCADさんは聞こえてこなかった」とのこと。やっと聞こえてきたタイミングだったそうです。

帰りのバスは8時26分発です。あとの電車との接続から言えばバスの発車が30分くらい遅くても余裕がありますが1日6本しかバスがないためそんな贅沢は言っていられません。8時6分で終了としました。

与島からは36局でした。あと30分欲しかったですね。


帰りのバス停に到着。

坂出行きの琴参バスと接続する下電バスが来ました。こちらはフィッシャーマンズワーフが終点で折り返し岩黒島、櫃石島経由でJR児島駅に向かいます。琴参バスも来ましたので乗りましょう。

与島は瀬戸大橋の橋脚の島となるという犠牲を払うことで観光に島の生き残りを賭けたのですが、たった数年で失敗に終わり夢の跡だけが残されました。外国人観光客が来るあてもありませんし、これだけ人口が減っては橋のなかった頃の島に戻ることもできません。かなり思い切ったことをやらないと無人化してしまうかも知れませんね。


坂出駅からは9時56分発のいしづち5号に乗るつもりでしたが、駅員に聞いたら次の琴平行きに乗れば多度津で伊予西条行きに連絡するとのこと。観音寺には特急到着の数分前に着くので時間的にもちょうどよさそうです。特急料金を払わなくていいですから普通電車に乗ることにしました。


続きます。
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与島・伊吹島移動運用報告①

2015-10-12 | 移動運用結果報告
計画編
香川県の離島巡り、今回は2013年の訪問後リクエストを多く頂いている観音寺市の伊吹島がメインです。

伊吹島は1日4往復しか船がなく、使えそうな組み合わせは観音寺11時20分発、伊吹島13時30分発です。片道25分なので在島時間は1時間40分と短く、設営・撤収時間を引いたら1時間しかありません。このため前回のQRVを逃した方も少なからずおられたようです。

もちろんこれだけではもったいないのでもう1島回りたいと思います。前回は三豊市の粟島でしたが、同じパターンでは芸がないため他の島と組み合わせます。

11時20分の船に間に合うよう観音寺に向かうには高松9時40分発・観音寺10時26分着の特急いしづち5号にどこかの駅から乗る必要があります。この特急が停車する駅からできる限り近い距離で行ける島は

高松駅(09:40) 小豆島、女木島
坂出駅(09:56) 与島
丸亀駅(10:09) 本島、広島
多度津駅(10:14) 高見島
となります。

ジャンボフェリーを利用し、いしづち5号の発車時刻に間に合う船を割り出して在島可能時間を計算すると、
小豆島 60分
女木島 60分
与島 80分
本島 15分
広島 25分
高見島 60分 
となりました。一番在島時間が確保できる与島にします。

与島は坂出市に属します。瀬戸大橋の橋脚の島となっておりPAが置かれていることから一般車でも島に降りることができます。ただし島内の集落に車で行くことはできず、PAの駐車場に車を置いて徒歩で行くか坂出駅からの路線バスに乗るかになります。このため与島は船ではなく路線バスで行くことになります。瀬戸大橋の橋脚となった3つの島のうちでは与島が一番移動運用が多いと思います。


また11日は全市全郡コンテストですので高松に泊まりどこかからかでることにします。場所は高松市の女木島としました。女木島には鷲ヶ峰展望台があり、ここなら50MHzのQRPでも3エリアまで飛びそうですからチャレンジしてみます。

7MHはダイポール、50MHzは2エレにしました。補助バッテリは4500mAHです。
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香川県から帰ってきました

2015-10-11 | シャック便り
先ほど香川県から帰ってきました。

初日は暑くもなく寒くもなく風もなくで絶好の移動日和でした。一方で今日は時折通り雨があるわ風が強く吹くわで少々大変でした。Condxは近距離よりも1エリアや6エリアの方が強く、比較的よかったと思います。レポートは明日以降アップします。

画像は女木島の看板です。女木島は桃太郎の鬼ヶ島とされ、鬼の洞窟もあります。この洞窟のさらに上にはFBな飛びが待っていました。




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10/10~11 香川県坂出市[与島]・観音寺市[伊吹島]ほか移動

2015-10-08 | 移動運用予定
以下の日程で香川県の離島へ移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。


(1)坂出市[与島]移動(JCC:3603 JIA:36-108)
 日時:10/10(土)07:15~08:10頃
 場所:与島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)観音寺市[伊吹島]移動(JCC:3605 JIA:36-112)
 日時:10/10(土)12:00~13:10頃
 場所:伊吹島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(3)高松市[女木島]移動(JCC:3601 JIA:36-102)
 日時:10/11(日)09:00~12:30頃
 場所:女木島からQRVの予定です。
 バンド:7/50MHz帯(SSB) ※全市全郡コンテスト参加です。


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 すべて担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・船のダイヤ上運用時間の変更や延長はできません。

・雨天の場合は中止もしくはスケジュールの変更があります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@jf4cad]です。
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福岡移動運用報告③

2015-10-07 | 移動運用結果報告
10/4(日) 福岡市内→玄界島→福岡市内→伊丹
2日間のため早くも最終日です。お天気・波の高さとも問題なく久々に玄界島に出かけることができそうです。

西鉄バスで博多埠頭に出て8時50分の船で玄界島を目指します。船は「ニューげんかい」。間もなく新しい船に置き換えられるためこれが最後の乗船になりそうです。


5分前で改札が始まり船まで向かうと浮き桟橋の向こうに見慣れない船が。

「みどり丸」とあります。操舵室後方には福岡市の市章があり「博多-玄界島」というプレートも確認できます。近くにいた市営渡船の係員に聞いてみたらこの「みどり丸」が「ニューげんかい」の後継になるそうです。

「みどり丸」という名前は玄界島に伝わる百合若伝説に因んでいると思われます。百合若伝説についてはこのあたりの説明を読んでもらえればと思いますが、部下の策略で玄界島に取り残された豊後の百合若が飼っていた鷹の緑丸を通じて国元の現状を知り、壱岐の船団の力を借りて島を脱出し復讐を果たしたというものです。

力尽きた鷹の緑丸は島で手厚く祀られ、玄界島には今も小鷹神社という神社があります。そういう意味では玄界島にぴったりの船名ですよね。

「みどり丸のデビューは11月頃になりそう」とのことでした。それでは引退間近の「ニューげんかい」に乗りましょう。

ニューげんかいにも緑丸をイメージした鷹のイラストが描かれています。


定刻の8時50分に博多を出航しました。

博多湾は博多港内の防波堤・能古島で3つに区切られ、玄界島に近づくにつれ波が高くなり揺れ方が違ってきます。玄界島を抜けると玄界灘となりますが、玄界灘に出る福岡市営渡船は小呂島行きだけです。

今日は波がややあり、能古島を抜けると揺れてきます。まぁ10分前後なので十分耐えられます。

玄界島に到着。いつもの場所は7MHzのフルサイズダイポールを張れないため海岸沿いに場所を探してみます。


長年使っていないであろう柵の柱を発見。確かめてみたらしっかりしていたのでこれを利用します。

10時に7MHzからスタートです。今日は1エリアまで聞こえているようです。とりわけ強いのが3エリアで、59+で聞こえてきます。スタート20分で20局と快調です。

しばらく玄界島からでていなかったこともあって「玄界島ファーストです」という方が意外多かったです。アンテナのビーム方向もFBなのかよんどん呼ばれます。


しかしながら11時を回ると7MHzは急に近距離中心になります。3エリアあたりが精一杯になります。

帰りは12時10分の船ですから11時30分頃に終了するつもりです。ところが11時10分頃に突然500Hz上で山口県下松市の移動局がCQを出し始めます。空き周波数かの確認もやらずSSBで500Hz差、しかも山口県からCQを出せばQRMになるのは分かりきったことです。周波数分捕り目的でしょうから無視して進めます。

向こうにはどうやらHLの局が呼んできたものの、当然ながらQRMでまともにコールサインを確認できずQSO不成立に終わったようです。さすがに諦めてQSYしてゆきました。コールサインを公開するのは控えますがたぶん確信犯であり常習犯でしょう。こんなことするかねぇ?と思いますけどね。

迷惑な局がいなくなり終了までの間に少し局数が伸びて終了時間となりました。玄界島からは7MHzで61局でした。


帰りの船に乗りましょう。

これが私にとって「ニューげんかい」への最後の乗船となります。2005年の福岡県西方沖地震の際には避難船としても活躍し島を支えてきた船でした。


博多埠頭到着後バスで博多駅に向かいました。バスは大博通りを通るのですが、先日ブラタモリの博多編でやっていた通り微妙な起伏があるんですね。博多駅側にあった砂州と呉服町駅付近の砂州を結ぶ形で秀吉が作らせた道が大博通りの原型なんだそうで、その名残が起伏として残っているそうです。そもそも起伏があることすら気にしてませんでした。

博多駅からは地下鉄で空港へ。搭乗手続きをして機材を預けておきました。もちろんまだまだ時間があるため二日市温泉に行ってみます。

博多湯が新しく源泉でいれたコーヒーを売り出したようです。ここのお湯は飲めるそうで持ち帰りもやっていますからコーヒーとは考えましたね。ゆっくり疲れを取りました。

二日市の駅に戻りました。いくつかお店が入っており前々から「おいしい」と聞いていた唐揚げ屋さんで唐揚げを買ってみました。奥の方で飲みながら食べることもできるそうですが持ち帰りとしました。少しオマケしてくれました。梅ヶ枝餅も買って博多に戻りましょう。


空港に戻りJAL2058便に乗って帰宅しましょう。CRJなのでバス連絡となりおまけに満席と困った飛行機です。あ、福岡空港の連絡バス業務を西鉄バスが請け負ったようです。もちろんニモカのカードリーダーは撤去されているのですがタッチせずにバスに乗るのは何となく変な感じです。

全員乗ったはずなのに飛行機のドアを閉めず全然出発しようとしません。数分して機長から「左のエンジンから数滴の油漏れが確認されました エンジン作動中は油漏れがないため再度エンジンを起動させ油が漏れていないことを確認してから出発します」とアナウンスがありました。なるほど整備士が行ったり来たりして慌ただしくしています。

そういえば2日前の10/2に伊丹空港で全日空のエアバスA320のエンジン部品が脱落し滑走路に散乱させるトラブルを起こしています。このときヤフコメなんかでは全日空ファンが飛行機を急ブレーキで停止させた機長を賞賛していましたが、よく考えれば整備士が出発前の点検で異状を見つけられなかったってことですよね。ということで今回のJALの整備士は安全を考えればきちんと仕事をしているのではないかと思います。

逆に全日空は大丈夫かなと思います。2058便の連絡バスがエプロンを走行中に全日空のトーイングカー(飛行機を後ろに押す自動車)が安全確認せず突っ込んできましたし、今後全日空は「義務とされていないから」との理由で整備士による点検を省略することを検討しているようです(国内ではJAL、JTA、SFJの3社のみ今後も維持するとのこと)。全日空の会社全体に安全軽視の風潮があるのかも知れないなぁと感じます。大きな事故が起きる前には必ずこういったことが積み重なっています。社内を引き締められるかだと思います。

ということでエンジンの確認作業を待っていたら何と「気分が悪いから飛行機を降りたい」と申し出る客が出てきて降りてゆきました。450回以上飛行機に乗っていますが、こういった客に出くわしたのは初めてでした。

なんだかんだ起きた2058便ですが離陸後は順調で無事伊丹に到着しました。


2日間合わせて183局でした。ありがとうございました。次回福岡は12月中頃の予定です。よろしくお願いします。
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福岡移動運用報告②

2015-10-06 | 移動運用結果報告
10/3(土)伊丹→福岡市内→藍島→福岡市内
いつも通りJAL2051便で福岡に向かいます。

2051便はエンブラエルE70です。今日は珍しく空席があったためお隣がいない席にQSYしました。

福岡空港が近くなると玄界島が見えてきました。

今日は穏やかなので船の就航に問題はないでしょう。


8時25分頃に福岡空港到着。今日は北九州市小倉北区の藍島に向かいます。このため地下鉄は博多駅で乗り換えです。

小倉まではそう急がなくても間に合うため在来線の特急にします。往復在来線特急の自由席が利用でき、さらに千円分のお買い物券が付く格安の「お買い物切符」を利用します。普通に切符を買って快速に乗るよりも経済的ですから使わない手はありません。

この時間に開いているお弁当屋さんは博多バスターミナルのいもっ子屋かレガネットなのでレガネットで弁当を調達して博多発のソニック号に乗ります。300円台から弁当があって安いです。


小倉駅に到着。少し早いのでシロヤでパンを買ってから浅野桟橋に向かいたいと思います。

シロヤはこのごちゃごちゃした狭い通りにあります。小倉ならばサニーパンもオムレットも1個から好きなだけ買えますから無駄がありません。

さてさて浅野桟橋への道すがらにはキャプテンハーロックがいます。

松本零士さんは北九州市にゆかりがあるのでハーロック像があるのでしょうね。松本作品は作品間で登場人物がクロスすることが多いのですが、整合性が取れない箇所が出てしまうのが玉に瑕です。

浅野桟橋の待合所で乗船券を購入しましょう。藍島まででも片道400円と安いので有り難いです。お客は今日も多いです。福岡市営渡船並み(ほぼ同じ時間のかかる博多-玄界島は倍の800円)に運賃を引き上げてもいいから増便できないものなんですかね?

土曜の馬島・藍島行きは10時30分が始発で馬島には10時50分、藍島には11時5分に到着します。到着は昼前で7MHzは近距離のみしかオープンしない時間帯です。ひとまず18MHzでQRVし、途中から7MHzにQSYする予定です。

帰りの船は藍島発13時分と16時30分の2本だけしかありません。この秋は7MHz含めHFのCondxがよくないため全くダメなら13時発に乗ってもいいかも知れませんね。


出航後関門海峡でこんな船とすれ違いました。

海上自衛隊のミサイル艇「しらたか」です。小型高速のミサイル艇で、すぐ近くの三菱重工下関で建造されています。艦尾に斜めに立てられた筒は90式対艦ミサイルの発射筒だそうです。


藍島に到着。港から左に行けば集落ですが、右に行って突き当たりにQRVできそうな場所ががあります。ここなら集落から離れており邪魔にならないでしょう。

ポールを立てて18MHzのアンテナを展開します。天気はよいのですが関門海峡に向かって風がやや強く吹いています。アンテナを入れてあるビニール袋とかが飛ばされそうですから注意して設営しました。

11時30分に準備ができてスタート。が・・・バンド内はガラガラ。CQを出すと時折8エリアから呼ばれるだけです。8の局も「CADさんだけしか聞こえません」とのこと。これじゃ例年の21MHzですよね・・・頑張ってみたものの呼ばれないので12時30分で諦めます。ホントにハイバンドのCondxがダメですね。


弁当を食べてアンテナを張り替え7MHzにQSYしましょう。13時前に再開です。もちろんこの時間ですと近距離しか飛ばない訳ですが、18がこの状態なので仕方ないでしょう。

近距離なので4~6エリアが中心となります。たまに0とか7エリアから声がかかるくらいです。1時間ぐらい粘ってからようやくペースが上がってきました。9エリアや8エリアが混じるようになってペースが上がってきます。「藍島ファーストです」という方が多いです。

14時台は40局なのでそこそこのペースでした。なぜか1エリアが少なかったです。不思議ですよね。


帰りの船は16時30分発です。16時で終了したいと思います。最後一頑張りで進めていたら終了5分前にリニアの電源が落ちました。11000mAHのバッテリを使い切ったようです。ここで終了としました。

片付けてこくら丸に乗り込みました。


浅野桟橋から小倉駅に向かい、特急で博多に戻ります。帰りは「きらめき」という特急です。主に朝夕に博多-小倉間で運転され通勤特急の意味合いが強い列車です。お買い物切符は事前に駅の窓口で指定を受ければきらめき号に限り指定席に座れるという特例がありまして、ちょうどいい具合に次の列車がきらめき号だったのでこの特例で指定席を利用してみます。

元のリレーつばめの列車ですね。通勤特急は土日のニーズが低い一方、お買い物切符は土日のみの利用ですから余裕のある指定席を利用させてくれるのでしょう。

案の定ガラガラで博多まで非常に快適でした。


宿に向かいましょう。天神付近の宿はすぐに予約で埋まるため毎回宿の確保に苦労しており、今日は中洲に近いホテルになりました。


今回は2日間のため用事と買い物を済ませて中洲のバーから屋台のハシゴとなります。秋はカクテルを頼んでいます。冷たいロングのカクテルでなくても構わないのでショートのカクテルを中心に頼んでみます。

でもってやっぱりニッカの話題。9月から新しいシングルモルト余市と宮城峡が発売されました。原酒不足が深刻なためこれまでの年数表示をやめてノンエイジ化されたのですが、熟成の進んでいない若い原酒をメインに使っていることからアルコールの刺激が強い辛い酒になっており評判が悪いようです。

8月末に最終ロットの旧余市10年を1本手に入れることができており「これ自分で飲んだ方がいいですかね? それとも売った方がいいですかね?」と聞いてみると「お店の在庫が尽きる頃合いを見計らって売りに出すと高く売れるでしょうね」とのこと。

先日押し入れを整理したら180mlながら余市のシングルカスク10年が未開封で出てきたのでシングルモルトは売っても何とかなるんですけどね・・・ただもう手に入らないのも確かですよね。発掘されたシングルカスクと同じ物が先日ヤフオクで1.5万円で落札されており異常な状態です。いつになったら普通に買える日が来るんでしょうね。

いい気分でいつもの屋台へ。もちろん屋台でも飲んでましたHi


本日は7MHzで116局、18MHzで6局の計122局でした。時間をかけて粘った成績でした。皆さまありがとうございました。
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