JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

与島・伊吹島移動運用報告②

2015-10-13 | 移動運用結果報告
10/9(金) 三宮→ジャンボフェリー
ということで仕事から帰って自宅で夕食と風呂を済ませ三宮駅に向かいます。3連休ですのでお客が多いだろうと予想し少し早めに向かうこととしました。

三宮のフェリーターミナルに到着。

今回は「瀬戸内クルーズ&バスセット券」で乗船します。これなら深夜料金の上乗せがなく、共通利用券3枚分より安いため経済的です。

待合室に上がるといつもよりもかなり多いです。早めに乗船列を確保しました。いつもの2番目あたりよりも後ろの5番目ですが、これなら和室は必ず確保できます。並んで30分くらいしたら大学生のグループが20人くらいやってきて一気に行列が長くなりました。早めに来て正解だったようです。その後待合室を1周するくらいの列になりました。何人乗るつもりですかね・・・


0時を回って折り返し1時発となるとなるフェリーが到着しました。今夜は「こんぴら2」のようです。しばらくして乗船開始です。何とか和室をゲットしました。のちほど見たら通路含め一杯になっていました。

ジャンボフェリーは毛布の貸し出しがないので持ち込んだ毛布を敷いてさっさと寝ておきましょう。近くで大いびきをかいてる客がいて閉口しました・・・


10/10(土) ジャンボフェリー→高松→坂出→与島→坂出
少し寝てたら例のジャンボフェリーの歌で叩き起こされました。高松港が近いようです。片づけて下船口に向かいましょう。

高松駅まではバスがありますが無料ということもありいつも満員まで詰め込んで発車しています。荷物が多いため早めに下船しないと大変なことになります。何とか座れました。ちなみに今日みたいな混雑時は続行便が出るので急がない人は続行便に乗った方が便利だと思います。

あ、ジャンボフェリーは平日の一部便で売店の営業を休止するそうです。バスの車内に「フェリー売店従業員募集」という張り紙がありましたので辞めた人が出たのでしょうね。30代の女性が多いようですので高松ベースで働ける人はぜひ応募してください。


高松駅に到着です。6時8分発のマリンライナーで坂出駅に向かうと6時22分に到着し、坂出からは6時45分発の琴参バスで与島を目指すことができます。時間に余裕があるのでいつも通り高松駅前のコンビニで朝食を買っておきます。

JR四国なのでゴミ箱はこんな感じ。

アンパンマン大活躍ですね。

坂出に到着。

坂出市は人口5.3万人、元は塩田が広がっていましたが埋め立てにより巨大な製油所や造船所ができて工業の町となりました。駅前には元サティのイオンがあるものの商店街は寂れてしまっています。

バス停もこれだけ。ちなみに後ろの建物は元旅館でしたがとうの昔に廃業し廃墟になっています。駅前の絶好の土地なのに買い手がいないのでしょうか。

琴参バスが来ました。琴参バスは元々は琴平参宮電鉄(琴参)という路面電車タイプの鉄道会社でした。よく間違われますが琴平参宮電鉄は高松琴平電鉄(琴電)とは別の会社で、戦前琴平への鉄道は多度津からの国鉄の土讃線、高松からの琴電に加え、丸亀からの琴参、坂出からの琴平急行電鉄と4社が狭い琴平の町内にひしめき合う全国的にも珍しい過当競争に陥っていました。戦時体制下で琴平急行が休止となって廃線、琴参も戦後に利用が減って1963年に廃線となりバス会社になっています。しかしながら琴参はジリ貧から抜け出せず次第に体力を落とし、2009年に大川バスが作った新会社に事業譲渡し元の会社は倒産しています。

という苦しい経営状況なので車両も古いものが使われています。ナンバーを頼りに検索してみると日野の1996年式という古いバスでした。行き先の浦城は与島にある集落ですから、この一般路線用の車両で高速に入ってゆくことになります。太川さんに乗って欲しいですねHi

料金所を通過。

与島に入りました。与島PAのバス停に立ち寄ったあと、隠されたように存在する島の集落方面への出入口へと進みます。ここは島民や路線バスなど限られた人にしか発行されていないカードがないと通れない仕組みになっています。

琴参バスはフィッシャーマンズワーフで櫃石島経由児島行きの下電バスと接続したあと与島の島内を回ってゆき、浦城が終点となります。時間が短くなるので浦城まで行かず、なるべく坂出駅に近い場所からとします。

フィッシャーマンズワーフに到着。瀬戸大橋開通のブームを当て込んで作られた観光施設でしたがブームが去ると立ちゆかなくなり閉鎖されました。

結局更地となり使うあてのないまま産廃処理場のような形になっています。与島を支えるはずだった観光が転けたことで瀬戸大橋開通時に500人以上だった人口は大きく減り、現在島の人口は100人を切っています。

時間は80分ですが設営・撤収を考えると実質の時間は50分程度になります。バス停になるべく近い場所で手際よく準備しないとさらに短くなります。バス停から北に行ったところにある港のそばを利用しましょう。ここはかつて観光船の発着場でしたがとうの昔に運航を停止し使うあてがないまま放置されています。いい具合に柵がありポールを固定できます。港の先の方はよく釣れるのか釣り人も見受けられます。

7時25分に準備ができました。早速スタートです。1エリアと6エリアが強く入感しています。4・5エリアからは一番QSOしやすいのが1・6アリアですし、大票田の1エリアが開けば聞いてくれる局が多いですから有り難いです。早速コールが集まってくるようになりました。

与島はPAであれば一般車でも降りることができ、誰も来ない第2駐車場であればQRVも可能ですが来る人がいないのでしょうか「与島ファーストです」という方が意外とおられました。SA/PAを対象にしたアワードもあるようで対象となると思われますが、CWのみといった変な制約があり盛り上がっていないようですね。

途中でこれからお世話になるJA5TNF 森岡OMにもコールいただきました。中距離がFBなのに対し近距離はよくないようで「呼んでいる局ははっきり聞こえていたけどCADさんは聞こえてこなかった」とのこと。やっと聞こえてきたタイミングだったそうです。

帰りのバスは8時26分発です。あとの電車との接続から言えばバスの発車が30分くらい遅くても余裕がありますが1日6本しかバスがないためそんな贅沢は言っていられません。8時6分で終了としました。

与島からは36局でした。あと30分欲しかったですね。


帰りのバス停に到着。

坂出行きの琴参バスと接続する下電バスが来ました。こちらはフィッシャーマンズワーフが終点で折り返し岩黒島、櫃石島経由でJR児島駅に向かいます。琴参バスも来ましたので乗りましょう。

与島は瀬戸大橋の橋脚の島となるという犠牲を払うことで観光に島の生き残りを賭けたのですが、たった数年で失敗に終わり夢の跡だけが残されました。外国人観光客が来るあてもありませんし、これだけ人口が減っては橋のなかった頃の島に戻ることもできません。かなり思い切ったことをやらないと無人化してしまうかも知れませんね。


坂出駅からは9時56分発のいしづち5号に乗るつもりでしたが、駅員に聞いたら次の琴平行きに乗れば多度津で伊予西条行きに連絡するとのこと。観音寺には特急到着の数分前に着くので時間的にもちょうどよさそうです。特急料金を払わなくていいですから普通電車に乗ることにしました。


続きます。
コメント
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