JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

東京都大島町(JCG 10004)移動運用報告③

2009-05-06 | インポート

50MHzでCQを出していた10時30分頃、8エリアの局からコールを頂きました。1エリアですといろんなエリアの方が/1で出ておられるので、こちらに来られている方かと思ったら「QTHは旭川市です」とのこと。えっ? Esが出ているようです。伊豆諸島でEsに遭遇したのは初めてです。


 


さらにしばらく7や8の方から呼ばれます。皆さんが言われるには、


・JD1の局と私だけが聞こえている


・50MHzで10004と初めてQSOできた


・小笠原はよく聞くが伊豆諸島(大島・三宅・八丈)はほとんどQRVがなく、


 距離的にも開きにくいので有り難い


 


ということらしいです。全然考えていなかったEsですが、各局に思わぬサービスとなりました。風に耐えたかいがありました。このオープンは12時頃まででした。


 


 


午後に入り50/144とも一巡した感じでしたので28で少し各局にサービスしました。28でEsが開けばよかったのですが、誰も聞こえてこなかったです。


 


その後さらに風が強まったので144のアンテナを降ろして430のホイップにしました。これなら受風面積が限りなく小さいのでFBですね。1時間ほど呼ばれっ放しでした。SSBですと2局くらい重なっても聞き分けできますが、FMはそうはゆかないので効率が落ち、少々QSOレートが下がりますが、他バンドが落ち着いているので十分です。


 


最後の1時間は50MHzでコンテストのサービスをやったり、430でQSOしたりして終了。とにかく風が強くて皆さんにご迷惑をおかけしました。「ブログ見てます」と言って頂いた局が何局かおられ有り難かったです。あと「今年の沖縄はどの島ですか?」というご質問もありましたので、こっそりご紹介させて頂きましたHi


 


 


帰りのバスが来たので岡田港に。岡田港はおみやげ物屋さんが1店閉店し、ついに一峰さんだけになってしまいました(あとは待合所内の売店のみ)。年の約半分は岡田港発着なのにこれでは観光客がお金を落としてゆかないでしょうね。観光バスなんかも岡田港発着の時は乗客が手持ちぶさたになるため出航ギリギリに港に着くようにするそうです。


 


元町と岡田の使い分けは就航率を高めるためには不可欠なんですが、これが逆に島内のいろんな業者の利害に絡んでくるのでややこしいみたいです(元町のみやげ物屋さんは当然元町就航を望みますが、タクシー業者なんかは岡田の方が儲かるそうです)。


 


 


去年の利島のときみたいに岡田の高台で430MHzにQRVするには中途半端な時間で、時間潰しで苦労しながらも沖合にジェット船がやってきました。






おおっ。




「夢」でした。3隻のジェット船のうち「愛」と「虹」は何度も当たっていたのに「夢」だけは縁がなく、7回目にしてようやく乗ることができました。こいつも奇抜なカラーリングです。

 

「夢」は「虹」と座席配置も含め同じです(ミシシッピ川で使われていたこともあるそうです。「愛」は元加藤汽船所属で高松-神戸にいたジェット7です)。大島-竹芝間は何度も乗っているので寝て過ごしました。1時間40分ほどで到着。竹芝接岸時に朝大島で下船したさるびあ丸と同着となりました。洋上ではあまりスピードを感じないのですが、現実の時間で考えるとジェット船は速いです。

 

本日は都内泊。GWなので大衆居酒屋はお休みが多く、ようやく営業していた日暮里の「いづみや」で2杯+2品の1,250円で疲れを取りました(安いでしょ?)。

 

 

東京コンテストは・・・3エリアで言うとXPO記念くらいの賑やかさなのかな?という感じです。今回はEsで10004のサービスができたのでよかったです。

 

本日は28MHzで3局、50MHzで97局、144MHzで20局、430MHzで36局の計156局とQSOできました。大島についてはこの3年でやり尽くした感じもありますので、しばらくは他島を優先したいと思っています(今年も未訪問の島に挑戦する予定でいます)。皆様ありがとうございました。


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東京都大島町(JCG 10004)移動運用報告②

2009-05-05 | インポート

朝の5時に目が覚めました。あと30分で大島に到着です。利島や式根島のときと違い二度寝するとヤバいのでデッキに行って目覚ましを兼ね天気のチェックです。曇ってはいますが大島がよく見えており、三原山も見通せるので問題ないでしょう。


 




ほどなく船内の明かりがついて大島入港の予告が始まります。岡田港がはっきり見えてきました。定刻より5分早く05:25に岡田港に到着です。

 



さるびあ丸のお尻。フェリーではないのでお尻が丸くて客船然としたスタイルです。どうやら4月にドックに入っていたようですので、船体が塗り直されてきれいです。

 

大島到着の夜行便は到着港が風や波の影響を受けにくい岡田港に固定されています。岡田の集落は小さな漁村で町の出張所程度しかないので夜行の到着に合わせてバスが運転されています。これで一旦中心集落の元町に向かいます。

 

元町港の先に「御神火温泉」という町営の日帰り温泉があります。



夜行便のある日は船の到着時から営業しています。朝風呂を温泉で楽しめるのです。しかも元町行きのバスが(徒歩5分の距離ですが)御神火温泉までそのまま延長運転しており、車内でバス料金+入浴券をセットで売ってくれるという至れり尽くせりなのです。この辺は観光の島の面目躍如ですね。さらに一風呂浴びたらレストランがオープン。朝食をやっています。喫茶店のモーニング並みですが、離島でレギュラーコーヒーとトーストの朝飯がとれるというのは贅沢な話です。これは便利です。温泉は掛け流しとはゆかないのですが、調子の悪かった右足首の調子がよくなりました。

 



今朝の元町港。今日は南よりの風が少し強いです。↑の岡田港と見比べていただければよく分かりますが、穏やかな岡田と違って元町は桟橋に波がぶち当たっていますね。同じ島なのに全然違います。ということで本日のジェット船は岡田港発着となりました。

 

 

風が少し強いのが心配ですが、三原山の新火口展望台に向かいます。



アンテナを設営します。麓よりもさらに風が強いです。伸縮ポールがしなるため風上にステーを張っていますが、これでもしなってくれます。なんとかQRVできる状態です。

 

8時からスタート。早速50MHzでパイルです。50MHzの方はパイル慣れされているのですごいペースです。30分くらい楽しんでいると突然強風にあおられました。アンテナは無事だったもののメモ類が30m先まで吹き飛びましたHi やむなくQRX。

 

ってことで態勢整え直して9時です。コンテストスタートなんですが、全然少ないです。スタート直後なのにCQ出してもほとんど空振り。さっきまでパイルだったので電波が届いていないということはなく、わずかに呼んでもらえても都外局ばかり。東京コンテストってこんな感じなんでしょうか?

 

 

・・・20分経過。

 

あかんわ、ってことで一旦離脱。しばらく下でCQを出すとまた呼ばれてきます。VFOをぐるぐる回すと徳島県の移動局がはっきり聞こえています。3エリアの局のSが強くて取ってもらえませんでしたが、すごいですね。

 

風は相変わらず強く、アンテナのビームが勝手に回ります。3elのHB9CVとはいえいっぱしのビームアンテナですから、アンテナが回るとSが大きく変わります。ときに方向を手で押さえながらのQSOです。

 

 

10時過ぎて144も聞いてみるとコンテストは同じような状態。今一つですね。こっちはモービルホイップなのでアンテナが回っても大丈夫と思いきや時々マイクに風の音が入ってしまうようです。うーん。

 

 

10時30分時点で約70QSO。この後意外なことが起きますが、これは次回で。


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東京都大島町(JCG 10004)移動運用報告①

2009-05-04 | インポート
5/3に東京都大島町(JCG 10004)三原山新火口展望台に移動運用に行ってきましたのでご報告します。



毎年GWの期間に都内で用事があり、それを利用して移動運用に出かけています。今年は4日に用事がありますので、前日の3日に移動に出かけることにしました。

 

今年年頭に「コンテストの武者修行に出てみる」と公約しましたが、ちょうど3日に東京コンテストがあります。ちょうどいい具合なので参加してみることにしました。伊豆諸島ですとレアなマルチを各局にサービスできます。それなら一番条件のいい大島にするか、ということでこの2年と同じになりますが伊豆大島にしました。

 

 

どうせなら時間をたっぷり取ろう、ということで、夜行の船に乗って早朝に大島に着くこととしました。こんな感じです。

 

5/2(土) JAL134便で羽田20:35着 竹芝23:00発のさるびあ丸に乗船(翌05:30着)

5/3(日) 大島16:35発のジェット船で竹芝18:20着(さすがに最終の伊丹行きには無理)

 

夜行とジェット船を組み合わせることで日帰りでも十分な時間が確保できます。ネックになる東海汽船の指定券を発売日に予約し、無事取れました。東海汽船のネット予約が今年2月から変更され、クレジットカード決済になり「カラ予約」を排除する一方、割引率が15%に引き上げられ、お得に乗ることができます。

 

今回はコンテスト用の装備ですのでメインの50MHzは3エレ、サービス用の28/144MHzはNR-22Lにしました。これですと荷物を最小限にできますので便利です。あとはミニサイズの430MHz用1/2λロッドアンテナをプラスしています。利島の旅館からこのアンテナを使ってゲリラ的に他局のCQにコールしてびっくりさせた通り、ゲインが低いのに意外と飛びます。

 

 

19:30発のJAL134便で伊丹を出発です。GWとはいえ夜間のフライトなのでガラガラ。隣の座席に客のいない快適なフライトです。西から羽田に向かう飛行機は大島の何千mかの直上を飛んでゆくのですが、到着できるのは9時間後なんですね。もどかしい感じもしますHi

 

今夜は速度を出さず妙にゆっくりと飛んだので定刻より10分遅れで到着。空港のレストランはほとんど店じまいで、夕食は竹芝で、となりました。モノレールで浜松町に行き、そこから徒歩で竹芝桟橋に向かいます。

 

竹芝がすごいことになっています!!

 



待ち合わせ用の広場は人で一杯。チケット売り場も人が撮影できないほど人が多かったです。↑の写真は三宅・八丈方面の出航後の撮影なんですが、これでもたくさん並んでいるのが分かります(普段はすぐ買えます)。今夜は席なし券大売れでしょうね。

 

近所に2軒あるコンビニも弁当やおにぎり、パン類はほとんど完売です。お茶だけ買って閉店間際のそば店で夕食にしました。

 



今夜の就航状況。利島・御蔵島を含め全島就航です。こういう日は海上が静穏で船酔いの心配がない有り難い日です。

 



三宅・八丈方面のかめりあ丸は乗船中。なぜか船名の行灯が消えています。

 



こちらが今夜大島航路に就航するさるびあ丸です。多客時には大型のさるびあ丸をこちらに回してくれます。だいぶ夜間撮影がうまくなりましたHi

 

22:30から乗船開始。今夜は客が多いので指定券を持っている乗客を優先で乗船させてくれました。今夜も特二等です。大部屋の二等よりもよく寝ることができるので戦い前にはちょうどいいでしょう。

 

荷物を降ろしてデッキで出航を眺めます。今夜は席なし券売り放題状態でしたので、通路やデッキは大混雑。中には外のデッキでレジャーシートと毛布にくるまって一夜を過ごすお客もいるようです(いくらなんでも寒いよ)。東海汽船の夜行を「難民船」と揶揄するそうですが、まさにそんな感じの航海です。

 

ようやく出航です。



月と東京タワー。出航後は右だとこの光景が、左だとお台場が見渡せます。さるびあ丸のデッキは水面からの高さがあるため眺めは最高です。レインボーブリッジを渡るまでデッキで過ごして寝ることにします。この眺めは乗船料金に含まれておりますHi

 

今夜はほとんど揺れません。船内が乾燥しているのでのどが渇いて目が覚めるくらいです。

 

 

明日に続きます。


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