私はPCでQSLを作成し、インクジェットプリンタで打ち出しています。自作QSLではなるべく安くて印字品質のいい用紙を探し当てることがポイントになります。今のところサンワサプライのJP-EM1HKが安くて印字品質がよいため使っています(昨年夏にハムフェアで買ったNPO法人ラジオ少年の用紙は既に200枚全部使いきりました)。これは50枚で220円ですから1枚4.4円です。
ただ、コンテストではQSLを一度に大量発行しますから、印刷品質が若干落ちてもいいからさらにコストの安い用紙が必要になってきます。あれこれヨドバシカメラで探していたらこんな用紙が目に留まりました。
ハート封筒という会社のハガキサイズ試し刷り用紙です(型番はPZ900)。試し刷り用紙とは高価な光沢紙などを使う前に印字具合を確かめる目的で使う安価な用紙です。500枚で1260円という安さです(1枚あたり2.52円)。
一般に試し刷り用紙はコピー用紙並みに紙厚が薄く、QSL転送規定に合わないことが多いのですが、この用紙は官製ハガキと同じ紙厚(0.215mm)でQSLとして使うには問題なさそうです。インクジェットはもちろん、レーザプリンタでも使えるとのことです。パッケージにはインクジェットとおぼしき印刷例がプリントされています。粒状感があるものの「QSLとして使えないことはないのかな」という感じです。
インクジェット専用紙ではありませんからインクのにじみが出ます。近くで見れば明らかににじみが分かりますが、遠目ではそんなに目立たずです。この値段ですからコンテスト用で大量発行するには合格点ではないかと思います。さらに安い用紙が見つかるまではこの用紙をコンテスト用で使いたいと思います(通常の移動の場合は今までのグレードの用紙を使います)。
この「試し刷り用紙」ですが、どうも奇妙な商品です。上の方で書いた官製ハガキと同じ紙厚も奇妙ですが、一般に試し刷りで使うのはせいぜい数枚のはずです。印刷所でも500枚を使い切ることは難しいですよね? どうもエコノミーグレードの用紙を「試し刷り」と称して売っているのではないかと思われます。恐らく印刷所なんかではこの用紙で本番のハガキを印刷したりしているのではないでしょうか。そうであるならQSLに使うことも自然なことなのかも知れませんね。
あとは通販で有名な岐阜のハム機器販売店CQオームさんの用紙も安くて使えるとの話を聞いたことがあります。今のを使い切ったら検討してみたいと思います。
ハムログ+インクジェットプリンタでQSLカードを作っているのですが,この手の無地ハガキが一番使いやすいですね.
私の方は依然として紙ログですので年賀状ソフトで印刷しています。最近はプリンタで自作されたQSLが増えましたね。