JF4CADの運用日誌2.5

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名古屋高畑御朱印巡り①

2024-08-26 | 御朱印めぐり
ここのところ続けている名古屋の御朱印巡り、今回は地下鉄高畑周辺を中心に回ってみます。

名古屋の市営地下鉄は東山線・名城線・名港線・鶴舞線・桜通線と事実上名鉄小牧線の一部である上飯田線の6線から成り立っています。東京で銀座線(1927)が、大阪で御堂筋線(1933)が開業すると名古屋でも市電を地下鉄にする気運が高まり1936年に最初の計画が立案されますが、ようやく人口が100万人を突破したばかりの名古屋市にその財政力はなく1938年に近鉄名古屋駅が、1941年に名鉄名古屋駅がそれぞれ地下駅として先に開業しています。

後れを取った名古屋市は戦後に他社線との直通を前提にした整備計画を作成するも頓挫、市が独力で整備する方針に転換し、ようやく1957年に東山線の名古屋-栄が開業しています。こうして第一号として開通した東山線は名古屋の中心市街地を東西に貫く最も需要の大きな路線ですが、その西端は中村公園駅から南に転じてJRと接続する八田駅からさらに先の高畑駅になります。

路線図だけを見ると八田が終点でもおかしくないように思えますが、高畑には中川区役所があり中川区周辺の結節点を狙ったものと思われます。


ということで名古屋駅から高畑駅に到着。

今回はこの「ドニチエコきっぷ」を使っています(結果的にこれが大きく役に立ちました)。高畑駅から東に少し歩くと荒子観音寺があります。

729年に泰澄が開いた天台宗の寺院です。泰澄は石川県の白山を霊場として開いたとされる僧です。元は高畑にあったようですが、東に移転し現在は荒子にあります。荒子は前田利家の生誕地で、利家は1576年に本堂を寄進しています。

加賀藩主前田家は近くにある荒子城を拠点とする土豪でしたが利家の父である利昌より前の出自ははっきりしません。ちなみに宗家は現在も続いており、19代の前田利宜さんは三菱商事を経て京都のイノダコーヒで社長を務めています。また「円空仏」で知られる円空が滞在し1,200体以上もの円空仏を残しています。

こちらの多宝塔は1536年に再建されたもので、国の重要文化財です。

荒子観音寺の御朱印です。


名古屋の夏はひときわ暑く、高畑駅に戻るまででも大変です。観音様の御利益なのかちょうど高畑駅行きのバスが来ました。もちろん「ドニチエコきっぷ」で乗れますから助かりました。

高畑駅から今度は西へ。宝珠院があります。

駐車場に様々な札所になっている旨の看板が出ています。名古屋36不動尊・名古屋21大師・名古屋七福神・名古屋3弘法の札所です。

宝珠院は729年に泰澄が開いた真言宗智山派の寺院です。頂いたパンフを読んでもその後の詳しいことがないのですが、現在も3,000坪の敷地を有しており緑地保全特別指定地区に指定されているそうです。

宝珠院の御朱印です。

続きます。
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