愛媛県松山市の忽那諸島への定期船を運航している中島汽船の航路変更問題について、三津浜・中島など関係する17地区の自治会が中島汽船から提示されていたダイヤ案を了承しました。詳細はこちら。
ここまでのいきさつは以前書いた記事をご覧ください。
ダイヤ案は上記の通りで、来年7月から変更の予定です。
変更に伴い同社のフェリーは以下の通りとなります。
・三津浜港発着は全て維持。
・東線の上り(本土行き)は1便目を除き高浜港に寄港。
・東線下り(忽那諸島行き)は2便と5便目を高浜港から松山観光港に変更。
・西線は上り2便目と下り1便目を高浜から松山観光港に変更。
・高速船は変更なし。
17地区自治会は「変更案はおおむね反対だが仕方ない」との姿勢で容認したもので、当分の間値上げと減便をしないよう中島汽船側に申し入れるとのことです。
中島汽船は元々は旧中島町の町営汽船でしたが、中島町が松山市と合併する際に松山市が公営での引き受けを拒否、石崎汽船が子会社の中島汽船を作って受け皿としたものです。旧中島町の人口は過疎化で減る一方で瀬戸内海の他の事業者と比べても高い運賃となっています。加えて利便性を大きく損なう今回のダイヤ改正に対しても松山市は動いてくれず、中島の住民からは「何もしてくれない松山市は冷たすぎる」との思いもあるようです。
中島汽船や親会社の石崎汽船・伊予鉄は松山観光港への変更は「観光客の誘致」を目的にしたものだと言いますが、これまで全く観光開発をやっていませんし、例えばおいしいと評判で愛媛でも高値で取引される「中島みかん」を現地で買えるところも大浦港の売店程度しかなく、食事や宿泊と言った観光施設すらまともにない状態では観光客を呼べるはずもありません。
正直なところ中島汽船側に押し切られ諦めたイメージがあり、市としてもっと積極的に動いて欲しかったと思います。
西線の下り1便と上り2便は釣島・二神島・津和地島・怒和島への本土側からのアクセス手段であり、高浜港から松山観光港に変更されてしまうと朝に伊丹空港を出てこの船に乗ることが厳しくなります。正式なダイヤを確認の上での判断となりますが、今後この方面への移動運用は難しくなるものと考えられます。
松山っていい街なんで今後も移動を続けたかったのですが・・・
ここまでのいきさつは以前書いた記事をご覧ください。
ダイヤ案は上記の通りで、来年7月から変更の予定です。
変更に伴い同社のフェリーは以下の通りとなります。
・三津浜港発着は全て維持。
・東線の上り(本土行き)は1便目を除き高浜港に寄港。
・東線下り(忽那諸島行き)は2便と5便目を高浜港から松山観光港に変更。
・西線は上り2便目と下り1便目を高浜から松山観光港に変更。
・高速船は変更なし。
17地区自治会は「変更案はおおむね反対だが仕方ない」との姿勢で容認したもので、当分の間値上げと減便をしないよう中島汽船側に申し入れるとのことです。
中島汽船は元々は旧中島町の町営汽船でしたが、中島町が松山市と合併する際に松山市が公営での引き受けを拒否、石崎汽船が子会社の中島汽船を作って受け皿としたものです。旧中島町の人口は過疎化で減る一方で瀬戸内海の他の事業者と比べても高い運賃となっています。加えて利便性を大きく損なう今回のダイヤ改正に対しても松山市は動いてくれず、中島の住民からは「何もしてくれない松山市は冷たすぎる」との思いもあるようです。
中島汽船や親会社の石崎汽船・伊予鉄は松山観光港への変更は「観光客の誘致」を目的にしたものだと言いますが、これまで全く観光開発をやっていませんし、例えばおいしいと評判で愛媛でも高値で取引される「中島みかん」を現地で買えるところも大浦港の売店程度しかなく、食事や宿泊と言った観光施設すらまともにない状態では観光客を呼べるはずもありません。
正直なところ中島汽船側に押し切られ諦めたイメージがあり、市としてもっと積極的に動いて欲しかったと思います。
西線の下り1便と上り2便は釣島・二神島・津和地島・怒和島への本土側からのアクセス手段であり、高浜港から松山観光港に変更されてしまうと朝に伊丹空港を出てこの船に乗ることが厳しくなります。正式なダイヤを確認の上での判断となりますが、今後この方面への移動運用は難しくなるものと考えられます。
松山っていい街なんで今後も移動を続けたかったのですが・・・