JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動運用報告③

2013-11-17 | 移動運用結果報告

11/9(土) 宮古島→来間島→宮古島→那覇
本日は来間島からQRVし、午後の飛行機で那覇に戻ります。

来間島は宮古島の南西にある周囲10km弱の島で人口は約200人。宮古島とは1.6kmあまりの来間大橋でつながっており、まっすぐ伸びる橋自体が観光名所になっています。現在は宮古島市の一部です。

かつて来間島へ行くには与那覇からの定期船しかなく、伝統的な生活習慣が残された島でしたが来間大橋の開通により島の暮らしが大きく変わったそうです。今はサトウキビやマンゴーの栽培と小規模の漁業が主な産業で、「楽園の果実」というオシャレなカフェができるなど観光地としても知られるようになっています。

来間島へは宮古協栄バスの与那覇嘉手苅線が1日2本だけ行くようです。平良08:20-来間08:53-平良09:23の午前の便と平良13:20-来間13:52-平良14:24の午後の便です。来間島に来たバスはそのまま折り返し平良行きとなります。

 
ホテルをチェックアウトし来間島に向かいましょう。宿から少し歩いたところに宮古協栄バスの「西里通り入口」バス停がありますからこちらから乗ります。バス停は沖縄標準の黄色い枠のものです。バスが来ました。

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沖縄なのでバスは前乗り前降りですが整理券発行機がありません。運転手に聞いたら運賃は後払いとのこと。来間島まで行くことを伝えて席に着きます。乗客はゼロでした。

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ということで席に着いてみたのですが、なんじゃこのバス・・・ピーポくんのステッカーが残っているので東京の中古車なんでしょうけど、いつの年式か分からないくらいのボロ。しかも南の島なのに冷房が入っていません。冷房が切られていて(故障したまま放置しているだけかも知れません)窓を開けてあります。

しかも次の停留所のアナウンスすらありません。来間島は来間大橋の先にあるので間違えることはないでしょうけど何となく落ち着かないです。

協栄バスにしても八千代バスにしても高校生の通学輸送がメインのようです。高校生は回数券(定期券がなく50枚綴りの回数券がある)を持っていますから整理券発行機はなくても構わない、冷房を切ってもあいつらは文句を言わないだろう、と割り切っているのでしょうか。

こんなバスを空港アクセスにしたら観光客が二度と宮古島に来ないかも知れませんね。

 
協栄バスの路線は非常にユニークで、平良から離れるとループ状の経路をたどるテニスラケットのようなルートをたどります。このテニスラケット状の路線を5つ展開させることで島の主な集落をカバーしています。与那覇嘉手苅線も嘉手苅付近がループとなっています。

そんな路線の工夫をしているものの誰も乗ってきません。停留所でスピードを落とすこともなくただ淡々とサトウキビ畑のルート上を走り続けます。

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嘉手苅のループを回り終えると来間大橋を渡って来間島に入ります。これは絶景。

橋を渡り終えると少し坂を登ります。伊良部島と同じく急な崖の下に港があり、集落は高台の平坦なところにあるようです。

島のバス停は集落のやや外れにある来間バス停だけですのでここで下車。運賃箱ではなく運転手に直接お金を渡して下車しました。客のいなくなったバスが走り去るのを見ながら今時こんなバスがあるんですね~と思いました。

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というかこのバス停、時刻をマジック書きしてますね。しかも現在の通過時刻とは微妙に数分違ってます。

 
来間大橋の近くに東屋のある公園がありますからここで設営です。最近は観光地化されてきているのか交差点にはお店の看板が数多くあります。

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公園に到着。絶景です。対岸にある与那覇前浜もよく見えています。今日はフィリピンにある台風の影響で波と風があります。

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風に飛ばされないようしっかりポールを固定し18MHzのダイポールを張ってみます。9時15分にスタートです。

本土が開いているようで呼ばれるようになりました。QSBがあるものの6~1エリアあたりまで開いています。7と8は少し苦しいみたいです。クラスタに載せて頂くとコールが集まってきます。先島諸島からですと18/21MHzの方が7MHzよりも確実ですよね。

スタート1時間で42局なので非常によいペースです。しかもワイドに開いてくれます。

18MHzで結構呼ばれましたのでコールの途切れたタイミングで21MHzにQSYします。21MHzもオープンしており、相手によっては18MHzよりクリアに聞こえています。 

 
高森OMが車で来られました。ニーズを満たしてしまったのかこのあたりからのんびりペースになってきました。夏の時期みたいにQSOしてもQSOしてもコールが続くような状態にはならないんですよね・・・

せっかくなので28MHzのアンテナを張ってみましょう。FMはオープンしていないようです。SSBはCQを出していると何とPYから呼ばれました。59+で安定して届いています。高森OMもびっくりです。あとは1エリアが開いていて何局かQSOできました。

なかなか面白かったのですが飛行機の時間があるので12時で終了とします。高森OMに宮古空港まで送って頂きました。

 
少し早めですが13時50分のJTA560便で那覇に引き上げです。JTAの次の便は16時台となり15時前後の手頃な便がなく、JTAしか乗らない(というか他社に乗る理由がない)ため、早めに帰ることにした次第。

宮古空港でお土産を買い、待合室に入ります。宮古空港のお土産としてはモンテドールのバナナケーキや富士製菓製パンの久松五勇士なんかがポピュラーでしたが、最近はちょこちょこ新しいお土産が出てきているようです。

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直前に出発する13時35分発の全日空はガラガラなのにJTAは小学校の団体が入ったこもとあって満席です。県民支持率がやたら高いです>JTA

 
那覇空港に到着。ゆいレールで宿に向かいます。荷物を下ろしたらおもろまちのサンエーへ買い物に出かけましょう。ポーク缶などの食材を補充です。ポーク缶はいろんなメーカーの物が揃っており、安売りしているのを買ってます。国際通りや空港よりかなり安く買えますHi

ついでにいつもの泡盛屋さんに行ってみます。ここの兄さんは知り合いの蔵元を回って掘り出し物を探し当てるのが得意です。今は古酒の出荷をやめている某蔵元の10年古酒(試飲したら確かに極上)をゲットしました。

もちろん私も泡盛が大好きなのでいろいろ情報交換をするのですが、今回の話題は「C」という泡盛。先日社長が急死し酒造りが止まっています。現在ひどい値段のつり上げが行われていますが、兄さん曰く「酒造免許の相続問題を解決したら再開することになるでしょう」とのことでした。

 
買い物が終わったらすっかり日が暮れました。その後はもちろんいつもの白ヒゲのおじさんの店です。泡盛がおいしいです!! いつも通り大歓迎してもらい、楽しく飲めます。

 
本日は18MHzで55局、21MHzで26局、28MHzで7局の計88局でした。ありがとうございました。

コメント
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