JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

アパマンのベランダアンテナ

2010-12-16 | JF4CAD技研

沖縄移動で呼んでいただいた各局のアンテナをご紹介し、18/21MHzではダイポール、50MHzが6エレ八木の使用局が多いとの結果が出ました。50MHzではパイルを一発では抜きにくいものの2エレでも何とかなりそうですが、アパマンの局を中心に「2エレでも設置が難しい」という局も多いと思います。何かヒントになるかと思い情報を集めてみました。

 

まずは技術面の記事で定評のあるJI1ANI局のブログに50MHzのアンテナに関して面白いレポートがあります。

ベランダホイップの偏波は?

ベランダV型ダイポール

ベランダ設置のVダイポールと突き出しホイップの比較

 

記事の内容を超要約しますと、

・ベランダのホイップを短縮V型ダイポールに変えるとSが上がった

・V型DPは2/3前後に短縮されたものながら全方向でホイップをしのぐ性能だった

・ベランダの手摺りの水平突き出しホイップだとかなり垂直偏波成分が多いのではないか

ということだそうです。

 

JI1ANI局のV型DPは自作でしたが、メーカーからもいくつか出ています。例えば、第一電波のHFV5なんかが典型的な例です。50MHzでは使用できませんが、RadixのRD-Vシリーズなども同様に使えそうです。RD-Vシリーズはエレメントの長さは片側約2.5mで、角度を90度にすることで幅を3.65mに縮めることができます。

また、2エレではRadixのRY-62があります。このアンテナはエレメントの角度が90度で、幅は2.18mとかなり抑えられています。このアンテナには突き出し用の補助ブームRBS-1200がオプションとして用意されていますので検討の価値があると思います。

地上高が稼げるのであれば2エレでも十分かなぁと思います。

コメント (6)
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