機材紹介の4回目は1200MHz帯のハンディ機FT-104です。
FT-104は1990年代前半に当時の八重洲無線が発売していた1200MHz帯FMのハンディ機です。出力は1W。当時も現在もそうですが、1200MHz帯を常置場所以外で運用する際は出力が1Wに制限されるためです。私の局免にもその旨の但し書きがあります。もっともこのリグでは1Wしか出ないので常置場所かどうかは関係ないのですが、出力1Wのリグで申請する際には免許に10Wと書かれるため、このようになるみたいです。
当時3エリアでは430MHzでも空きチャンネルが少ない状態でしたが、それでも1200MHzはガラガラで使いやすかったです。ちなみに4エリアではQRVする局はほとんどおらず、5/8λ4段のモービルホイップ直付けして1日中呼び出し周波数を聞いても誰もいないことが多いです。
ソフトケースに入れていたのでキズ等はほとんどありません。でもDTMFの音がするテンキーが昔っぽいですね(笑)コールサインの入ったプレートは当時の八重洲無線がキャンペーンか何かでくれたものです。FT-104と同じデザインなのでいい感じです。
外部DC端子があり、3端子レギュレータとかで作った9V程度の電圧を入れてやれば動くのですが、この端子の接触が悪くなっており、電池専用に近い状態になっています。
今は1200MHz帯のハンディ機って売っていないんですね。移動に使えるリグですので、今後チャンスがあれば使ってゆこうと思っています。1Wでも見通し距離までは飛ぶみたいですよ。