新型コロナの勢いがなかなか止まらない。全般的に軽症度の傾向にあるとはいえ、感染力が強く「第八波」が続行中で、もういい加減にしてほしい~。
で、今回は「感染力」の負のイメージから脱却して、楽しくて大好きな「ミステリーとオーデイオ」の感染力に目を向けてみよう。
まずはミステリーから。
我が家の書斎といってもオーディオ・ルームを兼ねているが、ご承知のとおりオーディオ機器で溢れかえっているので、本などを置くスペースはごく限られている。
したがって、仕方なく寝室や物置などに分散しているが、これ以上本を増やせないのは至上命令である。
当然、図書館頼みになって読みたい本を予約するか、あるいは新刊コーナーでたまたま目に入った本を借りてくるスタイルがずっと続いている。
ところが、借りてきた本のうちどうしても返すのが惜しくなるのが出てきてしまう。
たとえば、丁度1年前のこと、「米澤屋書店」がそれで、とうとうネットで注文して購入してしまった。
ミステリ―作家「米澤 穂信」氏の読書歴が紹介してあって、ミステリーの魅力が満載の本だった。
昨年末に帰省した娘が「お父さん、面白そうだからこの本貸して~」と、持って行ったほど。
そして、丁度1年後の今回はこの本が該当した。
新進気鋭のミステリー作家「阿津川 辰海」氏の読書日記で、面白そうなミステリーが満載だったので、図書館に返却後一も二もなく購入した。
両者の本の共通点は、何と言っても「ミステリーに対する熱意」が並はずれていて、通読中まったく「煽られっぱなし」だった。
「(推薦があった)この本を是非読みたい」という気にさせるのだから、その感染力は大したもの。
やはり、人の心を動かすのは理屈だけじゃなくて「熱意なんだよなあ」と改めて感じ入った。
そして、次はオーディオ。
このブログも17年目を迎えているが読者にどれだけ「オーディオ熱」を感染させているか・・、となると「?」かな(笑)。
どうせ内容は大したことはないのだが、せめて「熱意」だけは伝えたいという気持ちが常に頭の片隅にある。
で、実際におよそ6年ほど前のこと、2名の方から「オーディオ熱は感染しますね」というメールをいただいてたいへんうれしく思ったものだが近年はとんと音沙汰なし(笑)。
ところが、このほど関東地方の方から次のメールが届いた。
「先日のブログ(「JBLとヴァイオリンは水と油ではなかった」)は感激です。ヴァイオリンの音色を知る貴兄だからこそ到達しましたね。JBLから引き出した音はJBLでしか出せない音色ではないのかな。
高音の濡れたような響き、AXIOM80とは違い、力を感じる音色でしょうか、素晴らしい。
毎回、思うのですが妥協せぬ精神力に脱帽です。私など2基のレコードプレイヤーの調整でも1台上手く鳴ればそのまま継続、もう一つは聴かない。もし調整が必要になると時間がかかるので、かなりダルです。」
ありがとうございます。
これからも簡単に妥協しない「熱意」に向けて精進します(笑)。