「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

20億6千万円のヴァイオリン

2022年06月11日 | 独り言

昨日(10日)のネットに「ストラディバリウス」(ヴァイオリン)が高額で落札された記事が載っていたことに気が付かれただろうか。

「弦楽器専門の競売会社「タリシオ」は9日、日本から出品されたバイオリンの名器「ストラディバリウス」がニューヨークでの競売で、1534万ドル(約20億6千万円)で落札されたと明らかにした。

 タリシオによると「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)の創業者、宗次徳二氏が2007年から所有していた。
 イタリアの弦楽器製作者アントニオ・ストラディバリは17~18世紀に約千本のストラディバリウスを作ったとされる。落札されたのは黄金期の1714年に製作し、後に「ダ・ビンチ」と命名された名器。」


およそ20億円という途方もないお値段に思わずため息が出てしまう。

クラシックの場合、楽器の双璧ともいえるのは「ピアノ」と「ヴァイオリン」だが、後者の方がお値段的には一枚上のようだ。

 で、オーディオでいけばヴァイオリンの再生に定評があるのが「AXIOM80」(英国)。

いかにも濡れたようで幽玄な「弦」の響きは他のスピーカーの追随をまったく許さない。

ときどき我が家にお見えになる辛口のオーディオ仲間も、この点に限ってはいつも激賞されるほどだが、こればかりは実際に聴いていただかないとわかってもらえないだろう(笑)。

我が家には二つの「AXIOM80」があり、いずれも薄板の自作の箱に収めている。



左が「復刻版」で、右が「オリジナル版」。

コーン紙の色や軽さが違うのを嚆矢として肝心のマグネットなどの材質が違うという。

で、肝心の音の違いだが結局、最後は「色気」の有無に行き着く。

「色気」といってもこればかりは言葉で表現するのは難しいが、胸にキュンとくる切なさ、あるいはムラムラっと情感を煽ってくるような妖しげな響きとでもいおうか、その辺が違う。

お値段の方はオークション相場でいけば、程度の良し悪しを含めてペアで前者が「20万円台」、後者が「30万円台」となる。

メチャ繊細なつくりなので過大入力などによりすぐに故障しやすくザザッとしたノイズが出てくるので、その都度、専門業者に修繕に出してこれが「2万5千円」ほどかかる。

まあ、20億円もするヴァイオリンに比べればメチャ安いと思いますけどね~(笑)。



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