13日(金)の早朝のこと、「宇目町のお客さんの所に行くので、運転してくれない・・、日当とガソリン代は払うから~」。
片やバリバリの営業ウーマン、片や細々とした年金暮らしで「稼ぎ」の差は歴然としており、日常的に家庭内の立場はかなり劣勢に追いやられている。
そういえば、「稼ぎの少ない男は首のない人間と一緒よね」と、女主人公がテレビ・ドラマで言ってましたな・・、人間扱いされないのだからキツイ~。
というわけで、「どうせ暇なんでしょ」と、まるで雇い主のような物言いにカチンとくるが、つい「日当」につられて、「ああ、いいぞ~」(笑)。
宇目町は県の南部(宮崎県寄り)に位置し、別府からおよそ100kmで高速を一部使えば1時間40分程度で行きつく。
相手とは午後1時の待ち合わせとのことで、9時30分ごろに出発。途中2か所の「道の駅」に寄り道して食事しながら暇つぶし~。
「道の駅」の食堂から撮影した風景だが、御覧の通り「深山幽谷」の地である。
食堂では、店員さんに「何が人気がありますか?」「はい、野菜たっぷりのチャンポンにするお客さんが多いです」「ではそれをお願いします」。
たしかに野菜が多くてたいへん美味でした!「今は野菜が高くて大変なのよ」と、家人が主婦感覚での物言い~。
無事商談も済んで、自宅に帰り着いたのは午後4時半ごろだったので、辛うじて夕方のウォーキングに間に合った。
で、玄関先で「道の駅」の「獲物」をズラリと並べてみた。現地調達となると新鮮さが取り柄なのでつい食指が動く。
特筆すべきは、大好きな「パープル・スウィート」(紫芋)があったことで大量に購入した。これから、「紫芋」が切れたときはわざわざ買いに行くのも大いにあり~。
カボスは今年は「裏年」だそうで、早めに生産が終了するとのことだった。
で、思わぬ収穫が「楓(かえで)」製の「汁椀」だった。宇目町は林業が盛んな土地なので「楓」材の加工も盛んなのだろう。
木目が美しいです~。かなり高価だったけど、手に取って欲しそうにしていたら運転のご褒美として買ってもらいました。「器も味の内」で、これから毎日、朝の味噌汁が楽しみ~(笑)。
あっ、そうそう「楓」といえばヴァイオリンの材料ですよね~。古い大木の木目の美しい「楓」材の「響き」が抜群で最適だとのこと。
先年のNHK・BSでヴァイオリンの製作にのめり込んだ木工技術者がクロアチア方面で「楓の大木」を探し求めて、地中に埋め込んである「地雷」の危険をもかえりみず、命がけで捜し歩くドキュメンタリー番組の放映がありました。
それはさておき、試しに「箸」(はし)の重たい方で椀の横を叩いてみたところ「カチッ」と素っ気ない音がしただけだったのはご愛嬌~。
自宅に帰り着いて思ったのだが、現地の知人に頼んで「AXIO80」用として「楓」材の「5mm」程度の薄いバッフルを作ってもらう手もあるな~。
そうだっ!
もし、お値段が折り合えば箱全体を楓材でいけるかも・・、そしたら世界唯一の妙なる響きが果てしなく音響空間に広がっていくことだろう・・、夢は果てしなく広がり、そして続く~(笑)。
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