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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ愛好家のご来訪~2021・9・29~

2021年10月03日 | オーディオ談義

9月末ともなるともう初秋の気配が漂ってくる。朝晩はもちろんのこと日中も微風が吹いて随分しのぎやすくなったので、それに比例するかのように人の動きも活発になってくる。

さあ、「芸術の秋」の到来だ。

9月29日(水)、30日(木)と連日お客様が2名づつ我が家にお見えになった。

まず29日の模様から述べてみよう。

9月20日の「久しぶりのオーディオ訪問記」で述べたように、相互訪問の形でYAさんが仲間のKさんとお二人で我が家にお見えになった。Kさんとは初対面である。ピザ屋さんを経営されているとのこと。

実は20日に訪問したときにYAさんから「私の友人が真空管71Aを4本譲ってもいいと言ってますよ」という話があり、「それはぜひ譲ってください」と飛びついた経緯がある。

そのご友人のKさんがYAさんと一緒にお見えになったというわけである。

はじめに聴いていただいたのはYAさん宅と同じ小型スピーカーを使い、低音域(200ヘルツ以下)を補強した「変則2ウェイ」である。


持ち主に面と向かって貶す方は滅多にいないが(笑)、「いい音ですね」と褒めていただいたので額面通り受け止めることにした。

ご両人とも「ジャズ」がお好きなのではじめに「ブルーレイレコーダー」に収録した「枯葉」(サムシング・エルス)を聴いていただいた。

「ブルーレイ」はリモコンで簡単に選曲できるので、それからも「アン・バートン」や「ダイアナ・クラール」そして「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」を。

ひととおりジャズを聴き終えてからKさんから「AXIOM80を聴かせていただけませんか。実はまだ聴いたことがないんです。」

「ハイ、いいですよ。しかし、”聴かぬが花”かもしれませんね~(笑)。ガッカリされるかもしれませんが鳴らしてみましょう」

オリジナルの「AXIOM80」をフルレンジで鳴らし100ヘルツ以下をウェストミンスターで補強した「変則2ウェイ」を聴いていただいた。

そのうち、音質に違和感を覚えられたのだろうか「AXIOM80を単独で聴かせていただけませんか」とKさん。

そこでウェストミンスター側のアンプのボリュームを0に落とすと「こちらの方が低音域の音階がハッキリしていて私は好きです」「成る程」。

リスナーも「豊かなスケール感を好む方」と「スッキリした音階を好む方」と二通りいらっしゃるようで、音楽ソースの録音状況に合わせてアンプのボリュームをうまく調整すればいいんだけけど、つい”ずぼら”になって「まあ、いいや」と低音域を強調気味にしたままにしてしまう。

これまでの経験から推しはかると総じて耳のいいお客さんほど「低音過多」を嫌う傾向にあるような印象を持っている。

一応区切りがついたところで、譲っていただく「4本の71A」を見せていただいた。

すべて「ST管」で「シルヴァニア」の刻印が2本、「KEN RAD」が2本でいずれも外見上新品に近いもので、持ち主のKさんも「ほとんど使っていません」

我が家では「71系」を出力管として使ったり、前段管として使っているアンプは4台に上り、本数でいくと全体で「10本」にもなるのでスペアが豊富になればなるほど安心して音楽に浸れるのでとてもありがたい話。



オークションの一般的な落札額に比べると信じられないような安いお値段で無事「商談成立」~。

オーディオは交友範囲が広がれば広がるほど余得があるようですね(笑)。

2時間半ほどで辞去されたが「また来ます」に対して「はい、どうぞ。まだウェストミンスターやリチャード・アレンを聴いていただいませんからね」。

これで29日の記録は終わり~。



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