「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ三昧の4日間

2016年04月05日 | オーディオ談義

オーディオってほんとうにおもしろい!

いい歳をした大の男がひたすら家に閉じこもってああでもない、こうでもないと繰り返すさまはオーディオに興味のない人からすると滑稽極まりないだろうが、当人にとっては至福の時間。

この4日間(1日~4日)がまさにそうだった。真空管アンプいじりも楽しいがスピーカーいじりはもっと楽しい。

アンプの役割といえば増幅系統の終段としていかにスピーカーを牛耳るか、いわば攻め
側になるが、スピーカーはシステムの中で変換系として異質かつ孤高の存在であり、アンプの言うとおりになってたまるものかと自己の個性を守る側になる。

勝手な比喩だが野球で言えば、4番バッターがアンプだとするとエースピッチャーに当たるのがスピーカー。どちらが試合の結果により影響を及ぼすかとなると、やはりエースピッチャーでしょう(笑)。

このところすっかり健忘症になっているので、以下、後日のために日記風に記録しておくことにした。

4月1日(金)

オークションで落札したワーフェデールの「コーン型ツィーター」(以下、「ツィーター」)の到着を首を長くして待っていたところようやく昼ごろに到着。どうやらヤマトさんはこの地区の配達を昼時と決めているようだ。

現物を見てようやく実際の寸法が分かったのでさっそく取り付けるバッフルづくりに取り掛かった。まず横21センチX縦16センチX厚さ1・5センチの小さな板にジグソーで口径10センチほどの穴を開ける。それが済むと、見かけも大切なので黒い塗料を塗って乾くのを待つ。左右両チャンネル分なので2回同じことを繰り返す。

細かい寸法取りが実に面倒で思いのほか時間がかかって3時間ほど費やしたが、ようやくお目当ての「AXIOM300」の上に載せた。

         

可聴帯域(20~2万ヘルツ)のうち波長が短い高音域部分を担当させるのでコーン紙の後ろ側に出る音(逆相)の前方(正相)への回り込みは心配しなくていいだろうが、やはり気になるので心もちだが側板を取り付けた。注意すべきなのはAXIOM300との振動板の位置合わせだが、こればかりは目分量でいくしかない。

まずアド・オン・ツィーター方式で鳴らしてみた。

つまりAXIOM300をフルレンジのまま鳴らして、その高域部分にさらにツィーターの超高音域を追加するやり方である。当然ローカットが必要なのでマイカコンデンサー(0.075μF=マイクロ・ファラッド)
を使った。

最初に1個だけ使ったが、ツィーターの能率が低いとみえて音が出ない。よ~しそれならと、マイカコンデンサーを4個パラってみた。したがって、0.075μFX4なので0.3μFになる。

これで丁度いい頃合いの音になって、繋がりもたいへんよろしい。とても聴きやすい音になってこれで十分だと、つい満足感に浸ってしまった。

4月2日(土)

この日はこれまたオークションで落札したパイオニアのデバイディング・ネットワーク機器「DN-7」(16Ω仕様:12db/oct)がお昼ごろに到着。スイッチひとつで2ウェイにも3ウェイにも切り替えられるという優れものである。

今回はもちろん2ウェイ方式で、クロスオーヴァーは4000ヘルツに固定されている。つまり周波数4000ヘルツを境に低い方の部分はAXIOM300が担当し、高い方の部分はツィーターが担当する。

接続方法は実に簡単だったが、SPコードの端末処理がたいへんで意外に手間取ったが「どういう音が出てくれるんだろう」が推進力となって根気よく作業に没入して無事完了。

          

一瞬、画像の角度に途惑うだろうが、楽屋裏というのはこういう調子(笑)。

胸がワクワクドキドキの緊張の音出しだったが、思わず唸ったねえ!

何というスッキリ爽やか感、そしてとても品が良くて艶があってこれぞまさしく「ブリティッシュ・サウンド」!

こりゃまったく
グッドマンとワーフェデールは同じ穴の貉(むじな)だねえ。さすがにイギリス勢同士。それに一番心配していたユニット同士の能率の違いもまったく気にならず、ツィーター用のアッテネーターが不要と分かって音質と出費の両面からとてもありがたい。

前日のアド・オン・ツィーター方式も満足のいくものだったが、比較すると断然こちらの方が上。つくづく冒険はするもんですなあ(笑)。もしかしたら「AXIOM80」よりも上を行くかもしれない。

しかし、これで満足することなくまだまだ「オーディオおじさん」のチャレンジは続く。

翌3日(日)はもっとスリルとサスペンスに満ちたものになったが、長くなるのでここでお終い~。

以下、続く。


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