忘年会と無位無官

　先日、23日勤労感謝の日の夜、地域のみなさんとの忘年会があった。
近くの鮮魚仕出屋さんが会場です。年々出るメンバーも決まっている顔ぶれで、今年は11人中8人が出席でした。半数以上がリタイヤーという身の方々である。話題は、実にいろいろであった。地域の役員として活躍されている方から、地域集会所建設、近くに建設予定の大型スーパーの話やらが紹介された。楽しみの畑作作業のこと、ウオーキングのこと、携帯電話やパソコンの話題と話は尽きない。
　この方々とは、春と秋の2回、「新津川堤防の草刈」と「側溝掃除」という協同作業がある。私のアマチュア無線の運用が、ご近所に電波障害などを与えていないか、などを探る大事なコミュニケーションの場ともなっています。

　ところで、なんと参加者の方で携帯電話やパソコンを持っている人は、私だけだった。
普段の挨拶やお付き合いを通じて、どなたも　いろんな意味で「豊に、ゆったり」と生活を楽しまれている様子である。豊かさと言う意味が　改めて私を攻めてきたのでした。
　ほんとは、改めて書くのがいいのかな、と思っていたのですが、やはり「五合庵の良寛さま」のことが浮かびます。良寛さまのことを「無位無官」で過ごされたと書きました。
官からのお誘いを断られたときに「たくほどは　風がもてくる　おちばかな」だったように記憶していたので「無位無官」で違和感はなく文を書いていました。
しかし、「無位無冠」と言う熟語もあるわけです。このほうが、人間臭く思いますし、よかったのかな。
いかが思われますか。私は生意気のようですが、無位無冠の生活をたのしまさせていただいています。