柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

春休み

2008年04月03日 | 日々これ好日
 我が家では、ここ数年春休みには埼玉や新潟市内の子供家族がやってくる。
とくに孫たちは、この田舎屋に何日か泊まることをとっても楽しみにしているようである。
 私達夫婦にとっても楽しく忙しい日々となる。まるで民宿のようになっています。

 「Yくん」はこの春、ラジコンカー「TA-05」の組み立てに没頭した。
帰らずに残ってくれたママと、今はラジコンカーのサーキットに通っている。
 

 「YKちゃん」は念願の補助輪なしで自転車に乗れるようにと猛練習。
膝小僧をすりむいたが、ご覧のようにスイスイと乗れるようになりました。
     

 私も、昨日はかねてより予定されていた「シニア大学」卒業のクラスメイトのみなさんと「角田山」にのぼりました。
         
 わずか、482mほどの山ですが、角田岬の海抜ゼロからの登山になります。
日頃の準備もなく、久々の登山にはちょっと体力的に心配もありました。
そのために、ついに「一眼レフ」を持っていくことを断念したのでした。
残念なことではありますが、これがまた正解でもあったのです。

 コースは「桜尾根コース」で登り、下りは「灯台コース」という予定です。
このコースは、この時期「雪割草、カタクリ」などの花が真っ盛りとなります。
なんと、駐車場では群馬、宮城、東京などの観光バスから続々とハイキングスタイルの人たちが降りたってきていました。

 今年3月に「雪割草」は新潟県の「草花」の指定を受けたのです。
とても人気の花です。今回の登山の目的も、自生の雪割草を観賞したいということでした。
            
 いきなりの急登ですが、すぐに雪割草を発見!みんなの歓声が上がりました。
春の日差しを浴びて、落ち葉のなかから精一杯に咲いている可憐な姿は感動です。
       
 一汗かくころには、「カタクリ」の花が混じり始め、ついには斜面全体がカタクリの花でいっぱいです。
          
  まさに「桃源郷」とはこのような世界なのではないでしょうか。

 角田山の頂上はとても広々しています。
100人以上の人たちが、思い思いの場所で春の日をご馳走に休憩していました。
春霞にかすんだ下界を見下ろすと、まるで宇宙船から地球を見ているような気分になります。
         

 昼食もすんで、下山にかかります。
             

 下山道は、いくつかのコースの中でも厳しい「灯台コース」です。
このコースを登ってきた「仙台」からのグループとすれ違いました。
すばらしかったよ!と興奮気味に話してくれました。

 やがて道の両サイドに見事なカタクリの群生、そして再び雪割草との再会。
そして難所の岩場、もう私の「膝」が先ほどからガクガクしてきていました。
このまま身を滑らせれば、海の中に飛び込んでしまいそうな感じの急勾配の連続です。
たぶん、重い一眼レフを手に持っていたり、首から提げていたら、きっとそれを放り出したかもしれません。それほどきつかった。
         
 でも、ようやく、灯台の建つ地点まで降りることができました。
そこからの出発点(角田浜海水浴場)のショットです。

 一日たった今日はもう足腰が痛くて、我が家の階段の上り下りに大変な苦痛を伴っている状態です。なんともはや情けないことです。
これを機に、常日頃もう少しは体を動かさなくてはなどと、反省しきりです。

 明日には、孫とその家族も帰ります。
私達の「春休み」が始まります。さあ、どこにお出かけしょうかな。