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台湾・花蓮県吉安郷、先住民族の身分取得を支援 137人が恩恵受ける

2024-05-25 | 先住民族関連

 中央社フォーカス台湾2024年5月24日 17時1分

(花蓮中央社)台湾の基礎自治体で最も多くの原住民(先住民)族が暮らす東部・花蓮県吉安郷が、原住民族にルーツがありながら原住民族の身分を持たない人を対象に、原住民族の身分取得を支援する取り組みを行っている。原住民諸語教室の講師と協力して原住民名のローマ字表記を教えるなどし、4月末までに137人の登録を手助けした。

昨年改正された原住民身分法では、両親のどちらかが原住民の子供は、全国の戸政事務所(戸籍業務を担当する役所)で父親もしくは母親のローマ字表記の原住民名などを書いた申請書を提出すれば、原住民の身分を取得できると定めている。

吉安郷公所(役場)によると、今年初めには多くの人が原住民族の身分取得申請に訪れたものの、原住民名やローマ字のつづり方が分からず、不便が生じていたという。

そこで戸政事務所は郷公所が進める原住民諸語教室のリソースを使い、語学講師に身分取得の手続きを理解してもらった上で、手続きの手助けをしてもらう取り組みを開始。エスニックグループごとに違う名前の書き方を郷民に指導している。

戸政事務所では、原住民名で問題が生じた場合、問い合わせするよう呼びかけている。

(張祈/編集:齊藤啓介)

https://news.livedoor.com/article/detail/26471589/

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