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新ひだかアイヌ協「遺骨返還は尚早」 コタンの会へ提訴中止要請

2017-07-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/14 07:00
 【新ひだか】アイヌ民族の遺骨返還に取り組む「コタンの会」が、日高管内新ひだか町静内地区などから北大が発掘した遺骨計198体の返還を求め札幌地裁への提訴を決めたことに対し、新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)は13日、返還は時期尚早として、同会に対し提訴を取り下げるよう申し入れる方針を固めた。
 同日夜、臨時の役員会を開き決定した。協会は近く、コタンの会の清水裕二代表らに文書を送る。
 新ひだか町内には遺骨の集約、慰霊に適した施設はなく、協会内には「再埋葬の場所が決まらない中で返還の議論を進めるのはおかしい」「一度返還されると、研究目的で骨を持ち去った大学や国に責任が問えなくなる」などと、コタンの会の取り組みを疑問視する声があった。
 同協会は、町内から発掘された遺骨について、政府が胆振管内白老町に2020年度に完成させる予定の「 民族共生象徴空間 」の慰霊施設にいったん集約するのが望ましいとしており、大川会長は「協会は毎年イチャルパ(先祖供養)をしている。地元の受け入れ態勢を整えた後、返還を進めたい」としている。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0420783.html
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