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北大に遺骨返還求め提訴 旭川アイヌ協議会

2017-07-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/14 01:12
 【旭川】北大が研究目的で保管するアイヌ民族の遺骨2体の返還に応じないとして、旭川アイヌ協議会と川村兼一会長(66)は13日、遺骨と副葬品の返還と謝罪、慰謝料300万円を求める訴訟を旭川地裁に起こした。原告側は、祖先の供養ができず、憲法で保障される信教の自由が侵害されていると主張している。
 訴状によると、遺骨は旭川市内の墓から掘り出されたもので、1951年に道警旭川方面本部から北大に寄託された。北大は85年、5体を返還したが、その後の大学側の調査で2013年、遺骨2体と副葬品が残っていることが発覚した。
 同協議会は13年以降、返還を要求しているが、北大側は応じていないという。川村会長は13日、旭川市内で開いた記者会見で「われわれはコタン(集落)の継承者で、供養の儀式がしたい」と訴えた。
 北大は北海道新聞の取材に「訴状が届いていないためコメントを差し控えたい」と答えた。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0420804.html
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