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ジオパーク全国大会10月6日開幕 地震の影響なく実施へ 様似町ガイドツアー、食でもてなす

2018-09-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/28 09:26
 【様似】町内最大規模のイベントとなる「日本ジオパーク全国大会」(10月6~8日)の開幕まで10日を切った。胆振東部地震に伴うキャンセルはなく、予定通り全国から600人がやって来る。町は参加者に様似の魅力を知ってもらおうと、貴重な自然を紹介するガイドツアーや地場産品によるおもてなしの準備を進めている。
 9月上旬、アイヌ民族の伝説をテーマにしたガイドツアーの予行練習。町西町の海岸に立つローソク岩の前で、ガイドを務める町教委の大野徹人学芸員補が町職員をツアー客に見立てて「神様がクジラを焼くために使った串が折れ、岩になった」と解説。町職員が「岩の地質的な成り立ちも説明すれば面白みが増す」とアドバイスした。
 大会は全国のジオパーク関係者が情報を共有することで活動を活発化させるのが目的で9回目。町内では初開催となる今大会には600人が参加するものの、町内の宿泊者数は宿泊施設が少ないこともあり、一般家庭の民泊を含めて計約50人にとどまる。残りは新ひだか、浦河、えりも、十勝管内広尾の4町に分散し、送迎バスで会場を往復する。
 このため、町は様似を印象づけることで別の機会に様似を観光で再訪してもらおうと、参加者が一堂に会する初日の夕食会で地場産魚介類を振る舞う。大会中、会場で特産品を買えるよう飲食店や観光協会に出店を依頼。最終日のツアーは町内のアポイ岳登山や歴史探索など7コースを用意し、約180人に楽しんでもらう計画だ。
 地震後も参加者のキャンセルはなく、日程にも変更はない。町商工観光課の原田卓見課長は「余震を心配しながら様似に来る参加者もいるかもしれない。町民にはおもてなしの気持ちで温かく受け入れてほしい」と呼びかけている。(斉藤徹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/232648
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