(朝日新聞 2010年06月22日)
根室海峡に突きだして延びる野付半島に花の季節がやってきた。センダイハギが黄色い花を風に揺らせ、草原の中ではひっそりとクロユリが濃紫色の花を咲かせている。
野付湾の北海シマエビ漁が始まると、半島はいよいよ初夏の装い。別海町の野付半島ネイチャーセンターによると、6月中旬の好天でクロユリは一気に最盛期を過ぎた感があるが、その釣り鐘形の花を目当てに訪れる人はまだまだ多い。「そっと贈ったクロユリを相手の人が手にとれば、2人はきっと結ばれる」というアイヌ民族の伝説があるという。クロユリのあと、半島はエゾカンゾウの季節を迎える。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001006220008
根室海峡に突きだして延びる野付半島に花の季節がやってきた。センダイハギが黄色い花を風に揺らせ、草原の中ではひっそりとクロユリが濃紫色の花を咲かせている。
野付湾の北海シマエビ漁が始まると、半島はいよいよ初夏の装い。別海町の野付半島ネイチャーセンターによると、6月中旬の好天でクロユリは一気に最盛期を過ぎた感があるが、その釣り鐘形の花を目当てに訪れる人はまだまだ多い。「そっと贈ったクロユリを相手の人が手にとれば、2人はきっと結ばれる」というアイヌ民族の伝説があるという。クロユリのあと、半島はエゾカンゾウの季節を迎える。
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