北海道新聞2024年9月4日 22:22(9月4日 22:43更新)
アイヌ語でコタンコロカムイと呼ばれるシマフクロウが持続的に生息できる森づくりなどの取り組みを紹介するパネル展
日高管内平取町と平取アイヌ協会、北海道森林管理局が進める「21世紀・アイヌ文化伝承の森プロジェクト」のパネル展が、札幌市中央区の同管理局庁舎ウッディホール(宮の森3の7)で開かれている。
パネル展は昨年に引き続き2回目で、8月30日に始まった。同事業ではアイヌ語でコタンコロカムイ(集落の守り神)と呼ばれるシマフクロウが持続的に生息できる森づくりを進めている。
会場には事業の内容を紹介するパネルのほか、アイヌ民族が神に酒をささげる際に使う木製の道具イクパスイ(捧酒(ほうしゅ)べら)やシマフクロウの巣箱など約20点を展示している。パネル展を運営する平取町アイヌ文化振興公社は「一部の展示は触れることができる。プロジェクトを知る機会にしてほしい」と来場を呼びかける。27日まで。土日祝日を除く午前10時~午後3時。
※「コタンコロカムイ」の「ロ」は小さい字。