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アイヌ民族の生活展示 北海道博物館で16日から

2021-10-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/16 05:00
 北海道博物館(札幌)は16日から企画テーマ展「アイヌのくらし」を開く。19世紀、色丹島に強制移住させられた千島アイヌの女性が着ていたというロシア風のワンピースや木幣など、千島、樺太、道内各地のアイヌ民族の文化や生活、歴史が分かる内容になっている。
 15日、報道関係者に公開された。19世紀、樺太から江別市対雁に強制移住させられた樺太アイヌの人が持っていたというオヒョウの繊維で作られた衣服や、日高管内平取町二風谷在住のアイヌ工芸家貝沢徹さんの盆、稚内のアイヌ民族が持っていた五弦琴など約350点が並ぶ。
 同展展示チームによると、アイヌ文様の美しさに触れるような入門的な展示よりも少し詳しい内容を目指したという。大坂拓チーフ(38)は「日本海やオホーツク海、太平洋沿岸などの道内、さらに千島や樺太のアイヌ民族の歴史や社会が分かるよう工夫した」と話す。12月12日まで。入場無料。問い合わせは同館011・898・0466へ。
(中村康利)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/600611
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