まいじつエンタ 2021年8月2日
『ゴールデンカムイ』26巻(野田サトル/集英社)
7月29日発売の『週刊ヤングジャンプ』35号に、大人気サバイバルバトル漫画『ゴールデンカムイ』の第285話『最終決戦』が掲載された。作中では元新選組二番隊隊長・永倉新八が〝本性〟を現すシーンがあり、読者たちを大興奮させているようだ。
※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています
アイヌの宝を追い求める中で、ついに「土地の権利書」と金塊の存在を知った杉元佐一たち。さっそく「五稜郭」を探索するも、想定より早く鶴見中尉率いる第七師団が到着してしまう。第七師団は駆逐艦を使用し、遠距離砲撃によって一行を追い詰める…。
そんなピンチの最中、永倉は単身で鶴見中尉の元へ。そして土下座しながら、「権利書と引き換えに皆の命を保証してほしい」と交換条件を持ち掛ける。さらに土方歳三が〝喧嘩〟に囚われていることを説明し、彼を投降させてみせると誓うのだった。
ところが永倉は、権利書を盾に砲撃を封じ込める作戦だったようだ。鶴見中尉はそれを見抜くと、「永倉新八こそ最後に喧嘩がしたくて疼いている頭のいかれた新選組の生き残り」と言い放ち、永倉は顔を伏せたまま殺気に満ちた表情を浮かべる──。
狂気をひた隠しにしてきた永倉新八
これまでさまざまな狂気を抱えたキャラクターが登場してきたが、永倉は唯一常人らしい振る舞いをしていた。しかし、物語が最終章に突入した今回のエピソードにて、満を持してその本性がむき出しに。まるで別人のような姿への変貌に、読者たちは《途中まで感動しながら読んでたのに、最後の顔で一変した。最高かよ、たぬきジジイ!》《永倉のあんな目、初めて見たわ。老いてなお、恐るべし…!》《撃たれるのかとヒヤヒヤしたけど、永倉かっこいいな》《永倉さんもイカれた奴だったか(良い意味で)》《今週の永倉新八死ぬほど好き。ああいうのたまらん》とエキサイトしている。
ちなみに史実における永倉新八は、新選組最強というウワサもあったほどの人物。二番隊隊長と剣術師範を兼任するほどの実力を持ち、かの有名な「池田屋事件」では負傷しながらも、落ちていた刀で4人を討ち取ったという伝説を残している。しかも最期は戦闘で命を落としておらず、死因が虫歯だったという説も囁かれているようだ。
そんな虫歯以外には無敵の男が、易々と敗北を認めるはずもない。もし永倉の最強説が作中に反映されているのであれば、第七師団に致命的な一撃を食らわせる可能性も出てくるだろう。
文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ゴールデンカムイ』26巻(野田サトル/集英社)
https://myjitsu.jp/enta/archives/93457

7月29日発売の『週刊ヤングジャンプ』35号に、大人気サバイバルバトル漫画『ゴールデンカムイ』の第285話『最終決戦』が掲載された。作中では元新選組二番隊隊長・永倉新八が〝本性〟を現すシーンがあり、読者たちを大興奮させているようだ。
※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています
アイヌの宝を追い求める中で、ついに「土地の権利書」と金塊の存在を知った杉元佐一たち。さっそく「五稜郭」を探索するも、想定より早く鶴見中尉率いる第七師団が到着してしまう。第七師団は駆逐艦を使用し、遠距離砲撃によって一行を追い詰める…。
そんなピンチの最中、永倉は単身で鶴見中尉の元へ。そして土下座しながら、「権利書と引き換えに皆の命を保証してほしい」と交換条件を持ち掛ける。さらに土方歳三が〝喧嘩〟に囚われていることを説明し、彼を投降させてみせると誓うのだった。
ところが永倉は、権利書を盾に砲撃を封じ込める作戦だったようだ。鶴見中尉はそれを見抜くと、「永倉新八こそ最後に喧嘩がしたくて疼いている頭のいかれた新選組の生き残り」と言い放ち、永倉は顔を伏せたまま殺気に満ちた表情を浮かべる──。
狂気をひた隠しにしてきた永倉新八
これまでさまざまな狂気を抱えたキャラクターが登場してきたが、永倉は唯一常人らしい振る舞いをしていた。しかし、物語が最終章に突入した今回のエピソードにて、満を持してその本性がむき出しに。まるで別人のような姿への変貌に、読者たちは《途中まで感動しながら読んでたのに、最後の顔で一変した。最高かよ、たぬきジジイ!》《永倉のあんな目、初めて見たわ。老いてなお、恐るべし…!》《撃たれるのかとヒヤヒヤしたけど、永倉かっこいいな》《永倉さんもイカれた奴だったか(良い意味で)》《今週の永倉新八死ぬほど好き。ああいうのたまらん》とエキサイトしている。
ちなみに史実における永倉新八は、新選組最強というウワサもあったほどの人物。二番隊隊長と剣術師範を兼任するほどの実力を持ち、かの有名な「池田屋事件」では負傷しながらも、落ちていた刀で4人を討ち取ったという伝説を残している。しかも最期は戦闘で命を落としておらず、死因が虫歯だったという説も囁かれているようだ。
そんな虫歯以外には無敵の男が、易々と敗北を認めるはずもない。もし永倉の最強説が作中に反映されているのであれば、第七師団に致命的な一撃を食らわせる可能性も出てくるだろう。
文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ゴールデンカムイ』26巻(野田サトル/集英社)
https://myjitsu.jp/enta/archives/93457