NHK01月26日 20時41分
アイヌの料理を身近に感じてもらおうと、アイヌの伝統料理を現代風にアレンジして作る料理教室が帯広市で開かれました。
この教室は道が主催し、15人が参加しました。24日は、札幌市在住の料理研究家、青山則靖さんがスープや炊き込みピラフなどアイヌの伝統料理をアレンジした4品を紹介しました。
このうち、骨付きのエゾシカ肉を使った「ポネオハウ」というスープは、トマトジュースを加えることで色鮮やかなスープに仕上げました。
また「ムーシ」いう料理は、主に樺太アイヌの人たちが魚の皮から抽出したゼラチンで作ったゼリー状の食べ物で、教室ではゼラチンとハスカップやクルミを混ぜて作った3色のゼリーを層状に重ねて華やかさを演出しました。
参加者たちは講師から地域によって異なるアイヌの食文化などを学びながら調理を進め、出来上がった4品を味わっていました。
帯広市の50代女性は「いろいろな食材を使っていてぜいたくでありながらヘルシーで、とてもおいしいです。一品でも家で作って『アイヌの人たちはこういうのを食べていたんだよ』と夫と話したいです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240126/7000064405.html