室蘭民報 【2016年1月27日(水)朝刊】
台湾の先住民族の小学生や引率の教諭ら20人が26日、白老・アイヌ民族博物館を訪問、アイヌ民族の伝統的な遊びを体験したほか、子どもたちは歌や踊りを披露、両国先住民が交流絵巻を繰り広げた。
排湾(パイワン)族と阿美(アメイ)族の子どもたちは、同博物館が昨年11月に博物館協定を締結した台湾・屏東県の「原住民委員会・文化園区」に近接する牡丹国民小学校に在籍する5、6年生13人。同博物館の野本正博館長が「大変楽しみに待っていました。きょうは一日、アイヌ文化を体験してください」と歓迎。同小の楊(ヨウ)瑞麟(ルェイリン)校長が「子どもたちを連れてこられてうれしく思います。両国の先住民が熱く交流できたらと思います」とあいさつ、両者がプレゼントを交換した。
同博物館を拠点に人材育成プログラム「担い手育成事業」を受講するアイヌの若者6人が、阿寒地域に伝わるアイヌ民族の遊び・ネズミの踊り(エルム・リムセ)を実演。「スンカイノ、アキナクスハラリソー」と歌が流れる中、今度は子どもたちが帯の輪の間からサッと手を入れてお菓子を取る遊びを楽しんだ。
民族衣装の子どもたちは、収穫祭などめでたいときに歌う歌や数え歌、離ればなれになった友達を思う歌、「日本語の歌詞を覚え、一生懸命練習しました」という日本語の歌などを、踊りを交えて披露。最後は同博物館職員も加わって台湾の踊りを輪になって踊った。昼食にアイヌ民族の伝統食を食べ、伝統楽器・ムックリの製作にも取り組んだ。
5年生の盧(ルー)亮語(リャンユ)さんは「すごく楽しかった。珍しいところもたくさん見られた。ネズミのゲームが一番印象に残っています。小学校に戻ったらアイヌ民族のことを伝えたい」と話した。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2016/01/27/20160127m_08.html
台湾の先住民族の小学生や引率の教諭ら20人が26日、白老・アイヌ民族博物館を訪問、アイヌ民族の伝統的な遊びを体験したほか、子どもたちは歌や踊りを披露、両国先住民が交流絵巻を繰り広げた。
排湾(パイワン)族と阿美(アメイ)族の子どもたちは、同博物館が昨年11月に博物館協定を締結した台湾・屏東県の「原住民委員会・文化園区」に近接する牡丹国民小学校に在籍する5、6年生13人。同博物館の野本正博館長が「大変楽しみに待っていました。きょうは一日、アイヌ文化を体験してください」と歓迎。同小の楊(ヨウ)瑞麟(ルェイリン)校長が「子どもたちを連れてこられてうれしく思います。両国の先住民が熱く交流できたらと思います」とあいさつ、両者がプレゼントを交換した。
同博物館を拠点に人材育成プログラム「担い手育成事業」を受講するアイヌの若者6人が、阿寒地域に伝わるアイヌ民族の遊び・ネズミの踊り(エルム・リムセ)を実演。「スンカイノ、アキナクスハラリソー」と歌が流れる中、今度は子どもたちが帯の輪の間からサッと手を入れてお菓子を取る遊びを楽しんだ。
民族衣装の子どもたちは、収穫祭などめでたいときに歌う歌や数え歌、離ればなれになった友達を思う歌、「日本語の歌詞を覚え、一生懸命練習しました」という日本語の歌などを、踊りを交えて披露。最後は同博物館職員も加わって台湾の踊りを輪になって踊った。昼食にアイヌ民族の伝統食を食べ、伝統楽器・ムックリの製作にも取り組んだ。
5年生の盧(ルー)亮語(リャンユ)さんは「すごく楽しかった。珍しいところもたくさん見られた。ネズミのゲームが一番印象に残っています。小学校に戻ったらアイヌ民族のことを伝えたい」と話した。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2016/01/27/20160127m_08.html