武将ジャパン 2025/04/17
漫画『ゴールデンカムイ』で重要な役割を果たすアイヌ人のキロランケ。
彼はかつて第七師団に所属し、日露戦争を戦った経歴の持ち主でした。さらに第七師団の兵士として、イポプテ(煮立たせる、有古力松)も登場します。
と、そこで一つ疑問は湧いてきませんでしたか。
当時のアイヌは、誰しも戦地へ向かった?
そうでなければ、彼ら以外にも、戦地へ向かうアイヌはいた?
もちろん実際に戦場へ出向いたアイヌ人は少なくありません。
明治間もない戸籍法(1871年~)で日本人に組み込まれ、戦地へも駆り出された彼らの、勇敢な行動はたびたび讃えられたりもしました。
しかしそこには「勇敢なアイヌもいる」という差別の扱いもあったのです。
何をしようにも不当な圧力のもとで虐げられがちなアイヌの兵士たち。
本稿では、戦前の日本軍における彼等の活躍を見ていきたいと思います。
※本記事には、現代では差別的とされる表現が数カ所出てきます。当時の世相を正しく表現するため、敢えてそのままとしました。ご理解いただけますようお願い申し上げます
【TOP画像】ゴールデンカムイ7巻(→amazon)
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白瀬矗/wikipediaより引用
https://bushoojapan.com/jphistory/kingendai/2025/04/17/114247