先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

宮沢さんは戦争の犠牲者 交流の作家、墓前で訴え

2024-06-13 | アイヌ民族関連

内山岳志 会員限定記事

北海道新聞2024年6月12日 18:58(6月13日 0:07更新)

宮沢弘幸さんの墓前でお参りをするマライーニさん(手前)。奥は宮沢さんのめいの福原さん

 来日中のイタリア人作家ダーチャ・マライーニさん(87)が12日、東京都内の寺を訪れ、「宮沢・レーン事件」で逮捕・投獄された北海道帝国大(現北大)の学生宮沢弘幸さんの墓参りをした。遺族を交えた交流会では、幼少期の思い出を語り、いわれなきスパイ容疑で人生を奪われた宮沢さんの無実を訴えた。

 マライーニさんは2歳の時、父の故フォスコさんのアイヌ文化研究のため一家で来札し、北大の官舎で暮らした。父の親友となった宮沢さんと親交を深めたが、太平洋戦争開戦日の1941年(昭和16年)12月8日、宮沢さんとレーン夫妻はスパイ容疑で逮捕された。宮沢さんは戦後釈放されたが、27歳で病死した。

 宮沢さんのめい、福原恵美さん=広島市=と墓前で手を合わせたマライーニさんは「家族の一員だったので、逮捕を知った時はつらかった。外国人と仲良くしたことで疑われ、逮捕されるなんて理不尽だし、彼は絶対に正しい」と訴えた。

・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1023865/

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アイヌ文化や自然体験 米学... | トップ | 宮沢・レーン事件「最後の証... »
最新の画像もっと見る

アイヌ民族関連」カテゴリの最新記事