北海道新聞2025年4月23日 19:57
【白老】診療報酬の過大受給をはじめ、2023年度までに多くの不祥事が明らかになった町立国保病院。町は今年4月から理事職である町立病院経営監を新設し、公立芽室病院(十勝管内芽室町)で事務長を務めた西科純氏(62)を招へいした。西科氏に国保病院の今後の展望を聞いた。
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「個人としては、アイヌ民族の医療に取り組んだ医師の高橋房次さん(1882~1960年)を尊敬しており、高潔な医師がいたこの町に病院を残したい。高度な医療が必要な際は他病院に患者を紹介しますが、私たちはかかりつけ病院として、地域の安心に貢献する考えです。病院の存在意義は院内だけでなく、介護や生活支援と密接に関係しています。町全体、町民のためになる存在でありたいです」
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