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猿の狩人。木に登り、吹き矢で猿を狩るという生活により扁平足へと進化したアマゾンの部族

2017-01-26 | 先住民族関連
BIGLOBEニュース-カラパイア1月25日(水)9時0分

 エクアドル東部の熱帯雨林に澄むウアオラニ族の人々は、狩り中心の暮らしをしており、メインの獲物は猿である。
 彼らは木登りの名人で、樹上で猿を待ち伏せしては、毒を塗った吹き矢で仕留める。4,000人にも満たない彼らは、非常に平らな足という珍しい遺伝子プールを持つ。中には指が6本ある人もいるのだ。
 ウアオラニ族が暮らすのは、ペルー国境の近くでアマゾン川へと注ぐナポ川からそう遠くない場所だ。彼らはワオラニ族、ワオダニ族、ワオ族とも呼ばれるアメリカ先住民族で、その言語はエクアドルで広く話されるケチュア語をはじめ他の言語と一切つながりがない。
 猿の肉を主要な食料としているが、ペッカリーというイノシシのような動物やオオハシという鳥、女性が森で採取する植物も食べる。
 文明国家で暮らす人にとっては驚きの光景だが、これが彼らの日常である。
収穫はペッカリー。村の女と子供が出迎える
 部族は4,000人しかおらず、必然的に近親交配が起きる。伝統的に性別によって役割が分かれており、男(左)は狩猟、女(右)は子育てを受け持つ。
 エクアドルには300種の猿が生息しており、いずれも絶滅危惧指定はされていない。猿は森の恵みを食べて生きている。
 長い間木登りをして生きてきたウアオラニ族の足は、それに応じて進化しており、ほとんどの人は扁平足である。こうした遺伝子プールのために足の指が6本ある者も多い。
 獲物のオオハシ(左)、もう一方のオウムは食べるのではなくペット(右)。
ウアオラニ族の写真を撮影したのは写真家のピート・オックスフォード氏だ。
彼らに受け入れられたおかげで、彼らの持つすべてを分かち合ってくれます。残念ながら、自分はそれに応えることができず、寝泊まりしていたテントには鍵をかけねばなりませんでした。ウアオラニ族にとってPCのケーブルはペッカリーの死体を縛るのにちょうど良かったみたいですが、私にとっては壊れては困りますので
 ハンモックの上でペッカリーが焼き上がるのを見つめる子供。ペッカリーはラテンアメリカに広く分布するイノシシのような動物だ。
 鳥の羽でネックレスを作る男。旅行者に民芸品を売っていくばくかの金を稼いでいる。
 南アメリカに住む多くの部族と同じく、ウアオラニ族は耳たぶを伸ばし、骨や木で作った耳飾りを身につける習慣がある。男女ともに行なっている。
 「世界は同一化が進んでいます。自分はそれがとても嫌で、できるだけ大昔の古代文化を後世のために記録しようとしています」とオックスフォード氏。
 狩りに向かうウアオラニ族の動画https://www.youtube.com/watch?v=XbJlMkG1JQo
Huaorani, Traditions Of The Jungle Warriors. HD (New Documentary!)
via:dailymail/ translated hiroching / edited by parumo
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0125/kpa_170125_2330405388.html
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