新潟日報2024/6/30 11:30(最終更新: 2024/6/30 11:43)
ブラジル・イタイトゥバ
アマゾン川の支流タパジョス川がたゆたうブラジル北部の町イタイトゥバ。先住民族ムンドゥルクやヤノマミの子どもたちや妊婦が診療所で検査を受ける。医師が「髪を少し切ります」と話すと不安げに泣き出す子もいる。
生まれながら神経系などに障害がある子が多い。過去の調査で毛髪から高い濃度の水銀が検出された人もいる。日本の水俣病によく似た症状だ。ムンドゥルクのリーダーで活動家のアレッサンドラ・コラプ(40)は「...
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