中日新聞2023年9月29日 05時05分 (9月29日 13時29分更新)
北海道と沖縄県の芸術や歴史をテーマにした特別展が、一宮市内の2施設で開かれている。会場にはアイヌ民族の工芸品や琉球使節の資料を展示。独自に発展してきたアイヌと琉球の文化を、海を隔て遠く離れた一宮で味わえるまたとない機会となっている。 (猿渡健留、児島恵美)
先人の工芸×現代の作品 アイヌの伝統的な文様など展示
渦巻き形のアイヌ文様を天井からつるしたアート作品が並ぶ会場=一宮市三岸節子記念美術館で
市三岸節子記念美術館では、北海道のアイヌ民族が残した工芸品や、アイヌの血を引く現代作家らの作品を紹介する特別展「AINU ART-モレウのうた」が開かれている。伝統的な文様の衣服や装飾品のほか、アイヌの文様をあしらった現代のアート作品など約150点が並ぶ。11月19日まで。...
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