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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ伝統儀式 神々、先祖へ感謝 札幌で「コタンノミ」披露 /北海道

2023-06-12 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2023/6/11 地方版 有料記事 327文字
 自然の神々や先祖への感謝を示し、集落の安泰を願うアイヌ民族の伝統儀式「コタンノミ」が10日、札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)で行われた。輪になって歌いながら踊る「輪踊り」も楽しみ、喜びを分かち合った。
 午前11時ごろから伝統家屋「チセ」の中で始まり、民族衣装をまとった札幌アイヌ協会の関係者らが、いろりの火を囲んで感謝の言葉を述べたり、舞踊を披露したりした。
・・・・ 
【山田豊】
https://mainichi.jp/articles/20230611/ddl/k01/040/019000c

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ゴールデンカムイ×サンリオ」杉元や尾形がコック服に♪“洋食屋さん”テーマのコラボカフェ第2弾開催

2023-06-12 | アイヌ民族関連
アニメ!アニメ!6/11(日) 12:00配信

「GOLDEN KAMUY × Sanrio characters ×THE GUEST cafe&diner」(C)SN/S,GK (C)'23 SANRIO(L) S/D・G
TVアニメ『ゴールデンカムイ』とサンリオキャラクターズによるコラボカフェの第2弾として「GOLDEN KAMUY × Sanrio characters ×THE GUEST cafe&diner」の開催が決定した。「THE GUEST cafe&diner」の心斎橋パルコ店では6月16日、池袋パルコ店では6月29日、名古屋パルコ店では7月7日より順次、期間限定でオープンする。
【フォト】「ゴールデンカムイ×サンリオ」コラボメニューやグッズを見る
『ゴールデンカムイ』は、野田サトルが「週刊ヤングジャンプ」で連載したマンガを原作とする、アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル。原作マンガはコミックス全31巻のシリーズ累計が2,400万部を突破しており、足かけ8年にわたる連載が終了した今もなお多くのファンの心をつかみ続ける。
2023年4月よりスタートしたTVアニメ第4期では、極寒の地・樺太で「不死身の杉元」こと杉元佐一とアイヌの少女・アシ(リ)パが再会を果たした後からの物語が描かれている。北の大地を舞台に再び加熱していく一攫千金サバイバルが目が離せない展開を見せる。
「GOLDEN KAMUY × Sanrio characters ×THE GUEST cafe&diner」は「洋食屋さん」をテーマとするコラボカフェとなり、『ゴールデンカムイ』の各キャラクターがコック服を着てサンリオキャラクターたちと登場する。
メニューは、「杉元×シナモロール」「白石×おさるのもんきち」「牛山×こぎみゅん」「二階堂×ポチャッコ」「尾形×ハローキティ」「宇佐美×けろけろけろっぴ」「門倉×ぐでたま」「ヴァシリ×リトルフォレストフェロォ」「房太郎×コロコロクリリン」らカフェビジュアルに描かれているキャラクターに「アシ(リ)パ×マイメロディ」「土方×クロミ」も加えた、フード4品、デザート3品、ドリンク4品が用意される。
また、今回のカフェの応援に駆け付けたサンリオの「はぴだんぶい」と『ゴールデンカムイ』の鶴見、二階堂、宇佐美、月島、鯉登、菊田のコラボによるスペシャルメニューとして、開催期間中の13時~17時の間のみ「デザートタワー」も注文できる。
さらに併設のグッズショップでは、カフェオリジナル商品としてカフェビジュアルの等身キャラクターをあしらったグッズのほか、サンリオ描き起こしイラストのグッズ、応援に駆け付けてくれたメンバーのオリジナルグッズなどを取り揃える。
これらカフェオリジナル商品は、パルコ公式通販サイト「ONLINE PARCO」でも6月16日より予約販売が行われ、「ONLINE PARCO」限定受注商品として「B2タペストリー」も登場する。7月1日より開始される「ゴールデンカムイ×サンリオキャラクターズ POP UP SHOP」の札幌会場でも、一部商品を除いてカフェオリジナル商品が販売される予定だ。
TVアニメ『ゴールデンカムイ』とサンリオキャラクターズによるコラボカフェの第2弾「GOLDEN KAMUY × Sanrio characters ×THE GUEST cafe&diner」は、「THE GUEST cafe&diner」の心斎橋パルコ店、池袋パルコ店、名古屋パルコ店にて順次開催される。詳細は情報ページまで。
「GOLDEN KAMUY × Sanrio characters ×THE GUEST cafe&diner」
<開催情報>
THE GUEST cafe&diner
■心斎橋パルコ店
大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋パルコ6F
会期:2023年6月16日(金)~8月6日(日)
営業時間:10:00~20:00(フードL.O. 19:00、ドリンクL.O. 19:30)
■池袋パルコ店
東京都豊島区南池袋1丁目28-2 池袋パルコ本館7F
会期:2023年6月29日(木)~9月3日(日)
営業時間:11:00~21:30(フードL.O. 20:30、ドリンクL.O. 21:00)
■名古屋パルコ店
愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ西館8F
会期:2023年7月7日(金)~8月21日(月)
営業時間:11:00~21:00(フードL.O. 20:00、ドリンクL.O. 20:30)
オリジナルグッズは、パルコ公式通販サイト「 ONLINE PARCO 」にて予約販売いたします。
【ご予約受付期間】2023年6月16日(金)AM11:00~9月3日(日)PM23:59
※一部取り扱いのない商品がございます。予めご了承ください。
※お届けは10月上旬より順次発送予定。在庫状況、製造状況によりお届けは前後する場合がございます。
※別途送料が発生いたします。詳しくは通販サイトでご確認ください。
● 『ゴールデンカムイ×サンリオキャラクターズ POP UP SHOP』札幌会場情報
会場:札幌 PARCO 7F 0%SAPPORO
会期:2023 年 7 月 1 日(土)~7 月 17 日(月)
営業時間:10:00~20:00(7 月 1 日(土)は混雑緩和のためオンライン整理券の配布を予定しております)
※こちらではカフェの開催はございません。カフェオリジナルグッズの一部取り扱いがないものがございます、予めご了承ください。
(C)SN/S,GK (C)’23 SANRIO(L) S/D・G
アニメ!アニメ! 仲瀬 コウタロウ
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fde83c5ffd34dcfe1706718aec37cbef41342a5

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密林で子ども4人が40日 生存支えた“ウイトト族の知識”(動画)

2023-06-12 | 先住民族関連
テレ朝[2023/06/11 17:57]

 飛行機が墜落し、アマゾンの密林でおよそ40日後に救助された子ども4人が病院に運ばれました。過酷な環境を生き抜けた背景には森で生きる部族の知識がありました。
■密林で40日 子ども4人病院に
 ベッドに横たわる子どもや、ぬいぐるみを抱える子ども。医師らと会話する様子もうかがえます。コロンビアの首都ボゴタ市内の病院で治療を受けているのは40日間、行方不明になっていた4人のきょうだいです。
 コロンビアのペトロ大統領や軍関係者も面会に駆け付けました。コロンビア政府によると、子どもたちの命に別状はないということです。
 救出された子どもたちの祖父:「今のところは安静にしていなければいけません。私たちにとっては『ともかく生存している』ということ、そして、我々家族を見てうれしそうにしていました」
■密林で救助活動 子ども発見は奇跡
 事故から奇跡の生還を果たした子どもたち。救助活動に参加したという、きょうだいと同じ民族のウイトト族の男性に話を聞くことができました。
 救助活動したウイトト族の男性:「救出のために20日間かけてアマゾンの密林に入って行かなければならなかった。(発見当時)子どもたちの容体は非常に危険な状態で完全に栄養失調状態でした。見ていて本当に悲しくなるような状態でした」
 ただ、今回の墜落事故では子どもたちの母親や操縦士など大人3人の死亡が確認されています。子どもたちの父親は。
 救助活動したウイトト族の男性:「(母親らの死は)本当に悲しいことです。父親は私たちと一緒にいました。父親は一緒に喜びの瞬間を分かち合いました。私たちの救出活動で子どもたちが発見されたことをとても感謝して心から喜んでいました」
■生存支えた“ウイトト族の知識”
 地元メディアによると、行方不明になったのは1歳から13歳のきょうだいで、先住民の「ウイトト族」。男性はすでにジャングルで生きる知識があったと話します。
 救助活動したウイトト族の男性:「(Q.何歳ごろまでにジャングルで生きる知識を身につける)そのような知識は家で教わるのです、3~5歳ごろからです。10歳ごろにはもう完全にそういう知識を身に付けています。私たちの文化や経験は決して失われることはない。世代から世代へと代々、受け継がれていくのです」
 13歳の長女が生存に大きな役割を果たしたとの声も上がっています。
 コロンビア、ベラスケス国防相:「長女の勇気とともにリーダーシップを認識すべきです。なぜなら、幼いきょうだい3人は長女の支えとジャングルの知識によって救われたからです」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000302897.html

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コロンビア南部アマゾンのジャングルで生存の4きょうだい イモの粉と果物で命つなぐ

2023-06-12 | 先住民族関連
日刊スポーツ2023/06/11
コロンビア南部のアマゾンのジャングルで発生した小型飛行機の事故後、約40日を経て救助された13歳から1歳の4人きょうだいが、飛行機に積んであったキャッサバ粉「ファリーニャ」とジャングルの果実で飢えをしのいでいたことが分かった。11日までに現地メディアなどが報じた。
飛行機事故は5月1日に発生。5月16日には、飛行機に同乗していた母親(33)と大人2人の計3人の死亡が確認されていた。子どもたちは6月9日、軍の捜索で発見されていた。
きょうだいが搬送された病院の外で取材に応じたきょうだいの親族の男性は「飛行機が事故を起こした後、子どもたちは積み荷にあったファリーニャを持ち出し、これを食べていた」と証言した。
ファリーニャは、イモの一種のキャッサバをすりおろすなどして乾燥させた粉末で、アマゾン流域でよく食される食材の一つ。ブラジル料理でもマンジョーカ(キャッサバ)をすりおろし乾燥させたファリーニャとして親しまれ、ニンニクやベーコンなどと炒め合わせた「ファロッファ」などは、豆などの煮込みフェイジョアーダやブラジルの焼き肉「シュハスコ」の際にふりかけのようにして食べられる。アマゾン流域では、栄養価の高い果物「アサイー」とファリーニャを混ぜて食べる伝統食も伝わる。
きょうだいは「ウイトト族」と呼ばれる先住民族。左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)から逃れた父親に合流するために、飛行機で移動していた。ファリーニャは父親と合流後に家族の食料とするための積み荷だったとみられる。きょうだいの親族の男性は「ファリーニャが尽きたあとは、種や果物を食べ始めた」と説明。ジャングルには食用できる果物がちょうど実っていたという。
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/コロンビア南部アマゾンのジャングルで生存の4きょうだい-イモの粉と果物で命つなぐ/ar-AA1coKCO

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警察から催涙弾を投げつけられ、生まれた土地を追われるマサイ族の悲哀

2023-06-12 | 先住民族関連
クーリエ2023.6.11

Photo by Ivan Gonzalez / SOPA Images / LightRocket / Getty Images
ブルームバーグ・ビジネスウィーク(米国)
Text by Paul Tullis
マサイ族とタンザニア政府、そして「オッテルロー・ビジネス・コーポレーション」社(以下、オッテルロー社)のあいだでは長年、対立がくすぶってきた。2022年6月の衝突は、その対立の顕在化であり、これまでで最も激しいものとなった。国連によると、このオッテルロー社は、UAEの王族がこの地にきて狩猟するときの段取りを組む会社だという。
目撃者の証言や国連人権委員会、欧州議会によると、タンザニア当局は、10年以上前からマサイ族を土地から退去させ、オロロソクワン村周辺のボーマに火を放っているほか、牛の差し押さえ、恣意的な身柄拘束、拷問や暴行などをしているという。
タンザニアの2019年の観光収入は66億ドル(約9190億円)。同国のGDPの11%に相当する。観光客はライオンを見るためにこの国を訪れる。そのライオンの獲物はヌーである。そのヌーが食べるのは草であり、その同じ草をマサイ族の家畜も食べる。マサイ族にとって家畜は、主要なカロリー源であると同時に主要な収入源でもある。このような緊張関係が背景にあるので、政府はマサイ族を彼らの土地から追い出そうとしているのだ。
政府は、こうした対策の目的は動物保護であり、住民の強制立ち退きは一切していないと主張している。だが、国連やEUの職員、NGO関係者、地元住民が口を揃えて言うのは、タンザニア政府がUAEの王族の狩猟用の土地を確保するためにオロロソクワン村から住民を追い出しているということだ。
セレンゲティ国立公園は、生物多様性が豊かなユネスコ世界遺産だ。ここを訪れる観光客数は年間で数十万人。毎年の「大移動」のときには100万頭を超えるヌーやシマウマが、肉食獣に狙われながら、食べ物と水を求めて大群で移動する。このヌーとシマウマの大移動は、ケニアとタンザニアの野生動物保護区を自由に出入りするので、この地域も通っていくことがある。
1959年、セレンゲティ国立公園は英国の植民地行政のもと、ケニアとの国境線まで拡大された。この決定により、マサイ族は国立公園内でボーマを建設したり、牛を放牧したりするのが禁止された。ただし、マサイ族がこの地と歴史的な結びつきがあることが認められ、国立公園の一部を取り出して、そこがンゴロンゴロ保全地域とされた。
この地域では、野生動物の生息環境を損ねないことを条件に人間の居住が認められたのだ。国連によると、現在、このンゴロンゴロ保全地域とその北に位置するロリオンド地区(オロロソクワン村もこの地区にある)から8万2000人のマサイ族が追放される恐れがあるという。
残り: 8917文字 / 全文 : 10009文字
この記事は会員限定です。
https://courrier.jp/news/archives/328662/

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「共存」を目指して…日本人アーティストDRAGON76が米同時テロ跡地に壁画完成 「ありがとう」様々な人たちの共感呼ぶ

2023-06-12 | 先住民族関連
FNNプライムオンライン2023年6月11日 12時40分

アメリカ・ニューヨークを拠点に活躍する日本人ストリートアーティスト、Dragon76さん(本名・藤田智さん)が6月8日、世界貿易センター(WTC)の駅ビルの一角で、目をひく壁画を完成させた。ここは世界のアーティストが壁画を手がける有名スポットだ。制作過程を取材した。
「ペア作品」は幻に…しかし“大チャンス”到来
「いいニュースと悪いニュースがあるって言われました」
Dragonさんにとって思い入れのある作品が5月のある日、灰色の壁になっていた。2018年にWTCから依頼を受け、近くの公園で制作した壁画だった。馬で旅をする男性が空を見上げながら故郷に思いをはせる姿が描かれていた。
渡米して2年目、日本が恋しかった頃に手がけた作品で、管理しているWTC側から連絡を受けた時は「うわぁ、もう消えるんや」とさみしさを感じたという。もともとは「男性版」と「女性版」の2つの作品で「ペア」にする構想だった。
その願いはかなわなかったが、同時に飛び込んできた「いいニュース」は、表通りから見える大きな壁面で制作する新たなチャンスだった。新しい世界貿易センタービルが真横にそびえ立つ絶好のロケーションだ。
夫婦二人三脚で地道な作業 “落書き”も重要な工程
壁画は5~6年残ればかなり長い方だという。Dragonさんも、別のアーティストの壁画の上に作品を描く。ストリートアートの運命だ。
5月の晴れた日。普段描く壁画とは異なり、今回はシャッター状の壁面で凹凸があるため、たまったホコリを拭き取る地道な作業から始まった。作品が長持ちするよう、白いスプレーで下地作りも丁寧に行う。
表面が凹凸している分、スプレーペイントも2~3倍必要になってくる。妻の綾子さんも手伝い、夫婦二人三脚だ。
綾子さんがリフトを一番高いところまであげて、せっせとスプレー缶を動かす。一見、落書きのようにみえるが、これは大きな壁画を描く際に目印になる重要な作業のひとつだ。ランダムのようで、規則的。目印は文字でも絵でも何でもいい。コミカルな「おにぎり」の絵や「わーとれ(WTCの意)」の文字などが並んでいく。「“女子女子”しているでしょ」とDragonさんは目を細める。
「美しい」「ありがとう」様々な人たちが共感
5月21日、モチーフの女性の左目から描き始めたDragonさん。女性の顔が半分もできあがらないうちに、人々の目はくぎ付けだ。始めたばかりだが、多くの人が足を止めて声をかける。「It’s beautiful!(美しい!)」「Fantastic!(すばらしい!)」
作業開始から5日後、一気に華やかさが増した。
「私のルーツの人物をやっと誰かが描いてくれた!ありがとう!」
そう叫んで立ち去ったのは、アメリカ先住民系の女性だった。また、通りがかった中国系の女性は「漢字で『愛』と書かれている……すごく美しい」と話し、写真に収めた。
さまざまな人が共感する作品作りには、Dragonさんのテクニックがある。
「あんまり人種を限定しないように、どの人種にも取れるように」
確かに、羽根の頭飾りでアメリカ先住民には見えるが、見ようによってはアジア系にもアフリカ系にも見える。未来を描いているようで、過去を象徴する要素もちりばめられている。
「こう好きとか、こう思ったとか、すごくいい言葉をかけてもらえるので、その度にちょっと手は止まったりするんですけれど、すごく嬉しい。すごく幸せというか。毎日描いてて、こんな楽しいものはないんで……それをかみしめてやっています」
「一体感が生まれるような絵を」
6月7日、カナダの山火事による煙でニューヨーク市の大気の指数が1960年代以降最悪を記録し、火星のようなオレンジ色の空の元で制作を余儀なくされた。
今回の制作では途中でリフトも故障し、最後までハードル続きだったという。そんな苦難を乗り越え8日、最後に署名をして作品を完成させた。
「ニューヨークは色んな人種や国籍、アイデンティティーを持った人が集まってくる場所なので、色んな色を使って、色んな文化がミックスしたような絵を描きたかった。何か、一つになれるような、一体感が生まれるような絵になればいいなと」
ポジティブなオーラを発する作品に引きつけられ、日本を含め、制作の依頼が相次いでいる。街中で思いがけずDragonさんの作品に出会う機会が今後、増えそうだ。
(FNNニューヨーク支局 弓削いく子)
ストリートアーティストDragon76が語るMURAL(壁画)への思い 制作現場に密着https://www.youtube.com/watch?v=MdWJsPGGghc

https://news.livedoor.com/article/detail/24405934/

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世界の先住民族の現状学ぶ 阿寒湖温泉でワークショップ【釧路市】

2023-06-12 | 先住民族関連
釧路新聞2023.06.11
 世界の先住民族と観光について学ぶワークショップが10日、阿寒湖温泉内の生活館「ウヌカラチセ」(釧路市阿寒町緑町)で行われた。釧路明輝高校3年の廣野大地さんがニュージーランド研修の体験記を話したほか、先住民族や観光の関係などについて学ぶ研究者5人がアフリカなど世界の先住民族に関わる現状を語った。先住民族フィールドワーク研究会の主催。(鉾之原頌吾)廣野さんはアイヌ民俗文化財団主催のニュージーランド研修に参加。2月20~26日の4泊6日でマオリ族関連施設などを巡った。ワークショップには約40人が参加し、世界の先住民族が抱える問題や異文化交流の難しさなどについて理解を深めた。
 祖母がアイヌ民族で、自身にもアイヌの血が流れる廣野さんは、マオリ族が通う学校などを訪問し「子供たちが新しく学んだマオリ語を、大人に教える場面などを見て衝撃を受けた」と報告。「伝統の継承の仕方はさまざまだと感じた。形式張らずに、自分の好きな形でアイヌの文化を継承できるのではないかと感じた」と振り返り、今後の活動への意思を示した。
 研究者らによる発表はオンラインやスライドで実施。東洋大学の中村香子教授は、ケニアのマサイ系民族が観光や商業利用されている現状を挙げ「民族の人々にとって、自身の文化を客観視する機会になっているが、伝統衣装などへの知的財産の保護も必要になってくる」と話した。
 国立公園と観光について話した、芸術文化観光専門職大学の西崎伸子教授は、世界の国立公園では保護を最優先にし、狩猟採集をなりわいとしてきた先住民族に意思決定が与えられていないと指摘。「阿寒摩周国立公園も利活用の一つにアイヌの文化が含まれている。アイヌの方々への配慮ある運営がなされるか、注視していきたい」と語った。

D64・先住民ワークショップ
https://hokkaido-nl.jp/article/29638

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ニュージーランドの先住民政策、なぜ多様性国家を目指すのか?

2023-06-12 | アイヌ民族関連
ウェッジ6/11(日) 6:02配信
2023.2.4~4.28 83日間 総費用75万円(航空券24万円含む)
総人口の30%が自分のアイデンティティーを先住民族と認識している?

プカキ湖から初冠雪したマウント・クックを望む。 この先のサービスエリアで名物サーモンの刺身(わさび、割り箸付き)を賞味
 南半球では晩夏にあたる2月初旬。現地の人々が「この時期は1日のうちに四季がある」と、言っているように真夏のカンカン照り、曇り、強風、氷雨、そして再びギラギラ太陽とめまぐるしく天気が変わる。
 2月10日。クライストチャーチ近郊のサムナーで氷雨の中、雨宿りを求めて一軒家のドアをノックした。ドアが開くと、可愛らしい女性が顔を出した。彼女は大学院で先住民族の言語・文化を研究していた。放浪ジジイがアメリカ先住民のナバホ族の居留地での見聞を披露するとダイニングルームでコーヒーでも飲まないかとの“地獄に仏”のオファー。
 政府の公的数字ではニュージーランド(NZ)の先住民マオリ人は総人口約510万人の17%程度だが、最近メディアが実施した聞き取り調査では回答者の30%近くが自分のアイデンティティーをマオリ人であると認識しているという。政府の統計数字は先住民族への補助金など行政上の取り扱いの観点からマオリ人の定義を厳密にしているので30%が実相を反映しているようだ。
 米国ではナバホ族の居留地のように建国以来一貫してアメリカ先住民を閉じ込める(containment)政策を継続、先住民は最下層の暮らしを余儀なくされている。黒人を解放したリンカーンも先住民封じ込め政策を堅持したし、1964年に成立した公民権法の下でも主眼は黒人であり先住民は置き去りにされた。ナバホで調査活動をしていたアメリカ・メキシコ先住民文化研究者から聞いた話を交えてアメリカ先住民の状況を説明。
 大学院女子によるとNZ政府はマオリ語を保護しマオリ人の生活を向上させる政策を採っているという。
先住民保護政策には白人層の反発も
 3月9日。クリントンという町で救命救急士のK氏の自宅に泊めてもらった。夕食後に緊急招集がかかりK氏は現場に急行。食後にK氏夫人とお茶を飲みながら歓談。
 夫人によるとマオリ人は元来北島に多く居住していた。南島にはマオリ人は少なく、現在南島に居住しているマオリ人の大半は南島が白人植民者により開発されるに従って仕事を求めて北島から移住してきた人々の子孫。それゆえ南島には元々マオリ人のコミュニティーが少なく、マオリ語を話せないマオリ人が大半を占めている。
 夫人によるとマオリ人の低所得者には政府から補助金が支給されており、さらにはマオリ人学生に対しては奨学金支給の優先枠があるという。こうした優遇策(affirmative action)は白人系など非マオリ人に対する逆差別であるという不満が少なからずあるという。しかしマオリ人保護政策に対して声高に疑問を表明すれば人種差別主義者(racist)の烙印を押されてしまうので沈黙(keep silent)しているという。
アメリカ先住民から聞くインディアンの現実とマオリ人への想い
 3月27日。アンバレー・ビーチのキャンプ場で愉快な御仁に遭遇。車のバッテリーにつないだ湯沸かし器で淹れた紅茶を飲みながら談笑。ベアーは60歳、先月早期退職して車に家財道具一式積んで放浪中。容貌から推測してマオリ人かと聞いたら呵呵大笑。「俺はアメリカ・インディアンだ。親爺がアメリカ先住民(Native American)で母親がドイツ系だよ。マオリ人は遠いファミリーかな」。
 ベアーの父親は1930年代にカリフォルニアとネバダの州境にあるシェラネバダのモノティー族という少数部族の居留地で育った。米国政府は先住民家族に補助金を支給する一方で部族が運営する自治体にも人数に応じて補助金を支給するが少数部族は資金不足で居留地のインフラ整備もままならない。
 居留地に留まれば一生貧困生活から脱出できない運命。それゆえ父親が15歳の時に両親は父親に居留地を離れて米国社会のなかで生きていくことを命じた。ナバホ族のように100万人の人口と広大な居留地と人気観光スポットを抱えていれば補助金をもらって貧しいながらもなんとか暮らしていけるが少数部族の現実はさらに厳しいようだ。
 ベアー自身は米国社会で育ったが常に差別を感じていたという。高校を卒業すると金を稼ぐためにアラスカに渡り漁船に乗った。その後カルフォルニアの病院で働き経験を積んだ。
 そして30年前に差別のない社会を求めてNZに移住。オークランド、クライストチャーチの病院で働いて3回結婚して3回離婚。今は独身なので自由に人生を楽しんでいると心情を吐露。ベアーはマオリ人の友人も多いが、「アメリカ先住民に比べたらマオリ人は幸せだよ」としみじみ語った。
オーストラリアの先住民アボリジニは二級市民なのか
 4月4日。マーフェルズ・ビーチで知り合った老婦人は祖父がマオリ人。引退する前はご主人と一緒にオーストラリアのメルボルンで仕事をしていたが、彼女が見聞したかぎりアボリジニはオーストラリア社会では“二級市民”(second citizen)扱いされていたと断言。
 アボリジニはオーストラリア総人口の4%と少数民族である。ハリウッド映画『クロコダイル・ダンディー』ではアボリジニをユーモラスに描いていたが、現実は異なるらしい。彼女はNZでは政府も社会もマオリに対し公正公平なことを誇りに思うと総括した。
キャンプ場で暮らすマオリの移動労働者たち
 4月6日。南島の北東部の葡萄畑が広がるセドンの小さなキャラバン・パーク(キャンプ場)。料金は安いが全体的にうらぶれた雰囲気。オーナー夫婦は親切なマオリ人。
 停めてある自動車やキャビンカーはどれも古ぼけており、ゲストの大半はマオリ人で長期逗留している。オーナーによるとワイナリー等の季節労働や道路工事などで働いている人たちが多いと。早朝に仕事に出かけるらしく夜明け前に何台も車がゲートを出て行く。
 3週間以上を前払いすると正規料金の半額以下(一日当たりNZ$10=850円)。短くても数週間、ほとんどが数カ月から半年滞在しているという。この田舎町のキャンプ場はマオリ人移動労働者の憩いの場らしい。
マオリ人の貧困問題は教育格差の負の連鎖が原因なのか 
 4月9日。南島北端の町ピクトンのキャンプ場のダイニングキッチン。クライストチャーチ在住の2組の白人系家族と夕食時一緒になった。彼らによるとマオリ人の多くが低所得層であるのは教育に原因があるという。クライストチャーチでもマオリ人が多く住む地域の公立学校は概して水準が低く、義務教育の高校も中退が多い。教育格差の負の連鎖との指摘。
 NZでは高校までは義務教育ゆえ学費は無償であるが、低所得層では学資が必要な大学進学はハードルが高い。優秀なマオリの生徒には給付型の奨学金が支給されるが、まだまだ限られた一部の生徒であるという。
マオリ語は日常言語として21世紀を生き残れるのだろうか 
 4月8日。南島北部の町ブレナム近郊のスプリング・クリークのキャンプ場。散歩していたら老婦人と親しくなった。彼女の父親はマオリ人で母親は英国系。父親はマオリ語を話していたが彼女自身は家庭でも日常会話が英語だったので話せないと。
 NZではマオリ語は公用語に指定されており道路標識、公的な案内などは英語・マオリ語で併記されているという。確かに道中で見かける道路標識は併記されていたことに気づいた。
 老婦人によると現在でもマオリ語はマオリ人の家族内や友人どうしの間で話されており、マオリ人学校ではマオリ語で授業が行われている。さらには政府の支援で設立されたマオリ語TV局では全てのプログラムがマオリ語で放送され英語の字幕が付いているという。
 少数民族の言語は人類史を俯瞰すると多数派の言語に置き換わり死語となってゆくのが逆らい難い潮流だ。アイルランドでは英語が支配的言語となり、アイルランド語を公用語として維持する行政コスト負担軽減のため非公用語とした。現在アイルランド語は死語になりつつある。果たしてNZ政府のマオリ語復活政策は成功するのだろうか。
公立小学校ではマオリ語は必修科目だが
 4月9日。南島北端の町ピクトンのキャンプ場の受付の30代前半の女性はエキゾチックな容貌。祖母がマオリ人とのこと。彼女自身は簡単なマオリ語しか解せないと。
 NZでは1980年代に公立小学校ではマオリ語が必修となり公立中高等学校では選択科目となったという。受付女性は小学校で週に数時間、マオリ語の初歩を学んだ。小学校で全生徒が初歩を学ぶが、中高でマオリ語を選択する生徒は少なくマオリ人生徒でも実用実益のためフランス語や日本語を選択する傾向にあるという。
 他方で政府肝煎りのマオリ語TV放送はマオリ人へのマオリ語普及に効果を挙げていると評価。やはり実益というインセンティブが薄いマオリ語学習は定着が難しいのだろうか。
 ピクトンの隣のネルソン在住の30代の白人系女性は小学校でマオリ語を習ったが簡単な単語や挨拶くらいしか覚えていないという。彼女の小学2年生の子供は週に2時間マオリ語の授業があるが親としては算数や英語の時間を増やしてほしいと本音を漏らした。
NZのキャンプ場で垣間見たLGBT、片親ファミリーの人々
 旅行中気づいたのは男性2人、女性2人で旅行しているカップルが多いことだ。欧州のリゾートでもそうしたカップルは頻繁に見かけたが、NZではよりオープンな雰囲気で2人の時間を楽しんでいるようだ。
 例えばスプリング・クリークのキャンプ場。夕焼けの河畔の小径で手を繋いで散歩していた女性のカップル。食後にキッチンで仲良く皿洗いしていた中年男性のカップル。筆者の隣にテント設営していた40代の男性カップルは夕食後静かにウイスキーを飲みながら語り合っていた。
 日本でも同性婚を法律上認めていないのは憲法違反であるという判決が出され国会でも議論の俎上に載せられているが、法制化への道筋は見えない。まだまだ同性カップルは日陰の存在だ。NZでは10年前に同性婚が法制化された。法制化により社会全体の認知が深まりLGBT当事者も安心して暮らせる環境が醸成されてきたのだろう。
 さらにキャンプ場で極めて頻繁に見かけたのが離婚して片親が子供を連れて休暇を楽しむ姿である。少し立ち話をしているとすぐに離婚したことを明かす。日本では離婚したことを初対面の外国人旅行者に積極的に話すことは考えられないだろうが、NZではなんら躊躇ない。
 離婚もバツイチもその当人の経歴や社会的評価でなんらマイナス要因とはならないという社会通念が確立しているのだ。
NZが多様性国家を目指す切実な理由
 ザ・ストアというキャンプ場で知り合ったNZの元外交官の言葉を思い出した。「NZは建国以来常に労働力が不足していた。労働力確保は現在にいたるまで国家の至上命題なのです。そうした背景から先住民の人々も含めて幅広く多様な人々を社会の一員として受容して国家の建設と運営に参加してもらうことが必要不可欠なのです」との解説。
 人道主義や博愛主義という理想論でなく労働力確保という現実の国家運営の必要性から英国移民中心の白人国家から先住民やアジア系移民を含めた多様性国家に変わってきたという分析である。LGBTの人々や離婚経験者も含めて社会の一員として尊重して受容することも元外交官氏の指摘の延長線上にあるのだ。
 日本の国会での議論を聞いていると多数派の与党は、外国人労働者の定住は認めない、同性婚は認めない、LGBT保護には消極的、などなど多様化社会にブレーキをかけている。“全員参加の活力ある社会”という政府のスローガンが空念仏に聞こえる。
以上 第3回に続く
高野凌
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06419398fd1c79f3007d2f7df2f3d2369622525

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