FNN 2020/11/24 00:41

「αism」。
優秀な人材が集まらないと嘆く企業は、多様性の尊重に欠けているのかもしれない。
映画プロデューサー チュック・ベッシャー氏は、「こう見えても、わたしは日本人なんですけども、国籍も日本、生まれも育ちも日本だし、ただ、小さいころ、日本で育っていると、『日本人ではない』と言われて育った記憶が強い。それがやっぱり、多様性って何なんだろう、日本における、多様じゃない日本は何なんだろうと考えるきっかけになった」と話す。
アイヌの家庭に生まれ、口承文芸などを通じ、アイヌ文化を伝える活動をしている萱野りえさんの半生を描いた短編ドキュメンタリー映画「Future is MINE -アイヌ、私の声-」。
目まぐるしい日々の中、限りある時間に焦りを感じたりえさんが、独自の文化を築くアメリカの先住民族「セミノール族」の元を訪ね、自分の進むべき道を模索するという物語。
アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」のノンフィクション部門にノミネートされるなど、注目を集めるこの作品。
制作したのが、プロデューサーを務めたチュック・ベッシャーさん。
映画プロデューサー ベッシャー氏「アイヌの女性のエンパワーメントの旅だった。さらに、日本の多様性といいますか、日本の中に存在する多様性についても考えてほしいと思って作りました」
今回、「日本における多様性の大切さ」を問いかけた背景には、自身のルーツも重なっているという。
ベッシャーさんは兵庫・神戸市生まれ。
ロシアにルーツを持つ両親は、第2次世界大戦後、難民として日本にたどり着いた。
映画プロデューサー ベッシャー氏「日本ってなんだろうとか、僕が日本人じゃないという日本人ってどういう人たちなんだろう。日本は実はとても多様です。その日本のうちなる多様性を認めることは1つ、とても大切なこと」
自身も外資系企業で幹部を務めるなど、ビジネスの最前線でも活躍してきたベッシャーさん。
この多様性は今、働く人にとって非常に重要だという。
映画プロデューサー ベッシャー氏「新しい、いろいろな意見がぶつかり合い出るアイデアは、とても活気のあるものだと思うし、ビジネスは競争が激しいが、(多様性は)競争を創造的に乗り越える原動力にもなる」
さらに、多様性を認めることは組織の“強さ”と“成長”にもつながると指摘する。
映画プロデューサー ベッシャー氏「社員のやる気。自分は自分として認められている。LGBTQであっても、女性であっても、外国籍であっても、会社の中で価値ある存在だと思われており、しかも採用されていて、大切な仕事を任されている。(多様性を認めることで)会社全体が活気づいて、いい方向に向かうのはとても自然な流れだと思います」
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-111032.html

「αism」。
優秀な人材が集まらないと嘆く企業は、多様性の尊重に欠けているのかもしれない。
映画プロデューサー チュック・ベッシャー氏は、「こう見えても、わたしは日本人なんですけども、国籍も日本、生まれも育ちも日本だし、ただ、小さいころ、日本で育っていると、『日本人ではない』と言われて育った記憶が強い。それがやっぱり、多様性って何なんだろう、日本における、多様じゃない日本は何なんだろうと考えるきっかけになった」と話す。
アイヌの家庭に生まれ、口承文芸などを通じ、アイヌ文化を伝える活動をしている萱野りえさんの半生を描いた短編ドキュメンタリー映画「Future is MINE -アイヌ、私の声-」。
目まぐるしい日々の中、限りある時間に焦りを感じたりえさんが、独自の文化を築くアメリカの先住民族「セミノール族」の元を訪ね、自分の進むべき道を模索するという物語。
アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」のノンフィクション部門にノミネートされるなど、注目を集めるこの作品。
制作したのが、プロデューサーを務めたチュック・ベッシャーさん。
映画プロデューサー ベッシャー氏「アイヌの女性のエンパワーメントの旅だった。さらに、日本の多様性といいますか、日本の中に存在する多様性についても考えてほしいと思って作りました」
今回、「日本における多様性の大切さ」を問いかけた背景には、自身のルーツも重なっているという。
ベッシャーさんは兵庫・神戸市生まれ。
ロシアにルーツを持つ両親は、第2次世界大戦後、難民として日本にたどり着いた。
映画プロデューサー ベッシャー氏「日本ってなんだろうとか、僕が日本人じゃないという日本人ってどういう人たちなんだろう。日本は実はとても多様です。その日本のうちなる多様性を認めることは1つ、とても大切なこと」
自身も外資系企業で幹部を務めるなど、ビジネスの最前線でも活躍してきたベッシャーさん。
この多様性は今、働く人にとって非常に重要だという。
映画プロデューサー ベッシャー氏「新しい、いろいろな意見がぶつかり合い出るアイデアは、とても活気のあるものだと思うし、ビジネスは競争が激しいが、(多様性は)競争を創造的に乗り越える原動力にもなる」
さらに、多様性を認めることは組織の“強さ”と“成長”にもつながると指摘する。
映画プロデューサー ベッシャー氏「社員のやる気。自分は自分として認められている。LGBTQであっても、女性であっても、外国籍であっても、会社の中で価値ある存在だと思われており、しかも採用されていて、大切な仕事を任されている。(多様性を認めることで)会社全体が活気づいて、いい方向に向かうのはとても自然な流れだと思います」
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-111032.html