先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

木造や仮面77点 天理でパプア先住民展

2013-07-05 | 先住民族関連
(2013年7月4日 読売新聞)
 インドネシア・パプア州(西部ニューギニア)の先住民の精神世界をテーマにした企画展「精霊との出会い―インドネシア、パプア州先住民 神がみのかたち―」(読売新聞社など後援)が3日、天理市守目堂町の天理参考館で始まった。高さ5・5メートルの木柱像や儀礼用の仮面など77点を公開している。9月2日まで。
 展示しているのは、埼玉県鶴ヶ島市が市民から譲り受け、2009年に同館に寄贈したコレクションの一部。開幕式典には天理市の南佳策市長や鶴ヶ島市の藤縄善朗市長ら約60人が出席し、藤縄市長が「パプア州の人々の心を展示から感じ取ってほしい」とあいさつした。
 会場では、先祖の霊や精霊の姿が幾重にも折り重なって刻まれている3体の木柱像「ビスポール」(高さ2・2メートル~5・5メートル)や、死者の霊魂との和解の儀式で用いる、木の皮の繊維を編み込んだ「精霊仮面」、成人式の儀式のために彫られる「霊魂の舟」などが目を引いている。
 桜井市の大学3年藤村裕美さん(20)は「どんな儀式が行われていたのだろうかと興味が湧きました」と見入っていた。
 入館料は高校生以上400円、小中学生200円。休館日は火曜(30日、8月27日除く)、8月14~17日。企画展にあわせた講演会が7月20日午後1時30分から開かれる。問い合わせは天理参考館(0743・63・8414)。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20130703-OYT8T01244.htm

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ伝統の植物栽培 新ひだか・チセ隣接地、秋に収穫

2013-07-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (07/04 16:00)
 【新ひだか】町静内真歌にある道アイヌ協会新ひだか支部のチセ(アイヌ民族の伝統家屋)の隣接地に畑が整備され、アイヌ民族が古くから食料や薬として活用してきた植物の試験栽培が始まった。八列トウキビやヒエなどの苗や種子6種類を植栽。一部の作物は秋に収穫、アイヌの伝統行事などに使う。
 アイヌ民族伝統の食材などの栽培は、アイヌ文化の伝承と理解を目的に、アイヌの伝統的生活空間の再生を目指す町の「しずないイオル構想」の一つ。アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)から事業を受託した町が4月から畑を整備し、現在は同支部が管理している。
 畑は約2千平方メートル。同支部会員らが八列トウキビ、ヒエ、センキュウ、オオウバユリ、モチイナキビ、アハ(ヤブマメ)を6月10日から順次植栽した。苗や種子は、会員らが個別に育てていたものや、町内に自生していた個体を集めて植えた。
 現在、同支部会員5人が定期的に水やりや雑草取りなどをして管理し、2日には追肥も行った。管理責任者の大関美栄子副支部長(64)は「どの作物も、子供のころに親が育てているのを見ていた。生育は順調です」と話す。
 八列トウキビやヒエなどの作物は秋に収穫し、伝統行事などで使う予定で、薬草のセンキュウなどは来年以降の収穫となる見通し。来春にはギョウジャニンニクも植栽する。同支部によると、収量などをみながら畑の拡大を検討していくという。(清水泰斗)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/477548.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする