平野文科相：アイヌ象徴空間、早期着工に意欲 現地視察

毎日新聞　2012年2月5日　北海道朝刊

　平野博文文部科学相は４日、アイヌ文化を紹介する国立博物館などの建設を予定している北海道白老町を訪れ、鳩山由紀夫元首相らとアイヌ民族博物館などを視察した。政府は同町のポロト湖畔に公園や博物館、慰霊施設などから成る「民族共生の象徴空間」を整備する方針で、平野文科相は博物館建設について「スピード感を持って取り組みたい」と早期着工の意向を示した。
　現地視察に先立って札幌市の知事公館で行われた高橋はるみ知事との非公開会談では、道に（１）国立博物館のあり方の検討会への高橋知事らの参加（２）北海道開拓記念館（札幌市厚別区）が収蔵するアイヌ民芸品などの貸し出し－－を依頼。高橋知事は「積極的に協力したい」と応じた。【片平知宏】
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20120205ddr041010004000c.html

アイヌ民族国立博物館 年度内に検討委 文科相が白老視察

（北海道新聞　02/05 10:34）

　平野博文文部科学相は４日、政府がアイヌ文化振興の拠点「民族共生の象徴となる空間」（共生空間）の整備を予定している胆振管内白老町のポロト湖畔を初視察した。これに先立ち高橋はるみ知事と札幌市内の知事公館で会談し、共生空間の核となる「国立博物館」の整備に向け、３月末までに基本構想の検討委員会を設置する意向を明らかにした。
　政府は当初、検討委を来年度中に設置する予定だった。平野氏は知事との会談後、博物館の整備期間について記者団に「何十年もかけるのではなく、スピード感を持って対応したい」と述べた。＜北海道新聞２月５日朝刊掲載＞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/348573.html