エゼキエル書 39:1-5
「人の子よ、ゴグに向かって預言して言え。主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。 わたしはあなたを引きもどし、あなたを押しやり、北の果から上らせ、イスラエルの山々に導き、 あなたの左の手から弓を打ち落し、右の手から矢を落させる。 あなたとあなたのすべての軍隊およびあなたと共にいる民たちは、イスラエルの山々に倒れる。わたしはあなたを、諸種の猛禽と野獣とに与えて食わせる。 あなたは野の面に倒れる。わたしがこれを言ったからであると、主なる神は言われる。」
ゴグによる北からの脅威は、イスラエルにとって危機的な状況に陥るに等しいことでした。しかし神様はイスラエルを攻めに来たゴグの武器を無効化し、イスラエルの地に次々と倒れると預言されました。私たちは試練や艱難が来るとどうしてこのような目に遭うのかと嘆き疑います。しかしそれらはすべて神様のご計画の内にあり、主の偉大なる御業を目の当たりにして、すべての人がまことの神の存在を知るようになるために起こるのです。主がこれを行うのだと言われたら、その通りになるのです。私たちは自分だけの視点から物事を判断するときに、御心がわからずに動揺し、あるいは自力で何とか解決しようと無駄にもがき苦しみ、ついには過ちを犯してしまう、愚かな存在です。すべてを主に委ねるとき、そのような過ちからから解放され、主ご自身が完全な解決へと導いてくださいますから、私たちはただ主の御言葉に信頼して聞き従うのみです。
http://bible.com/81/ezk.39.1-5.ja1955
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エゼキエル書 39:6-10
「わたしはゴグと、海沿いの国々に安らかに住む者に対して火を送り、彼らにわたしが主であることを悟らせる。 わたしはわが聖なる名を、わが民イスラエルのうちに知らせ、重ねてわが聖なる名を汚させない。諸国民はわたしが主、イスラエルの聖者であることを悟る。 主なる神は言われる、見よ、これは来る、必ず成就する。これはわたしが言った日である。 イスラエルの町々に住む者は出て来て、武器すなわち大盾、小盾、弓、矢、手やり、およびやりなどを燃やし、焼き、七年の間これを火に燃やす。 彼らは野から木を取らず、森から木を切らず、武器で火を燃やし、自分をかすめた者をかすめ、自分の物を奪った者を奪うと、主なる神は言われる。」
イスラエルを攻め立てるゴグと、同盟関係を結んでいた海沿いの国々は、かえって安全だと思っていた祖国が火で焼かれ、大きな被害を受けることになります。そしてイスラエルの人々は彼らが持ち込んだ武器を火で燃やし尽くすために7年を要すると記されています。これは完全数である7年という年月をもって、ゴグの武器を完全に根絶やしにすることを象徴しています。平和を愛される神様は、この世の武器を根絶やしにするためにいったんイスラエルに軍隊を集め、すべての武器を完全に無効化するためにイスラエルを用いようとされます。それが成就するのはいつの日か私たちにはわかりませんが、神様のご計画は必ず成ると信じます。
http://bible.com/81/ezk.39.6-10.ja1955
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エゼキエル書 39:11-16
「その日、わたしはイスラエルのうちに、墓地をゴグに与える。これは旅びとの谷にあって海の東にある。これは旅びとを妨げる。そこにゴグとその民衆を埋めるからである。これをハモン・ゴグの谷と名づける。 イスラエルの家はこれを埋めて、地を清めるために七か月を費す。 国のすべての民はこれを埋め、これによって名を高める。これはわが栄えを現す日であると、主なる神は言われる。 彼らは人々を選んで、絶えず国の中を行きめぐらせ、地のおもてに残っている者を埋めて、これを清めさせる。七か月の終りに彼らは尋ねる。 国を行きめぐる者が行きめぐって、人の骨を見る時、死人を埋める者が、これをハモン・ゴグの谷に埋めるまで、そのかたわらに、標を建てて置く。 (ハモナの町もそこにある。)こうして彼らはその国を清める。」
イスラエルと戦って神に撃たれた死者を海の東、すなわち死海の東岸に埋葬するのにも7ヶ月かかると記されています。戦争で戦った敵の遺体を埋葬することは普通は行いませんから、このことによってイスラエルは他の国々から賞賛されるとあります。憐れみ深い神様の民とされた私たちは、敵を愛し迫害する者のために祈れと言われた主イエス様の御言葉に従い、人に対する尊厳の気持ちを決して忘れてはなりません。
http://bible.com/81/ezk.39.11-16.ja1955
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エゼキエル書 39:21-25
「わたしはわが栄光を諸国民に示す。すべての国民はわたしが行ったさばきと、わたしが彼らの上に加えた手とを見る。 この日から後、イスラエルの家はわたしが彼らの神、主であることを悟るようになる。 また諸国民はイスラエルの家が、その悪によって捕え移されたことを悟る。彼らがわたしにそむいたので、わたしはわが顔を彼らに隠し、彼らをその敵の手に渡した。それで彼らは皆つるぎに倒れた。 わたしは彼らの汚れと、とがとに従って、彼らを扱い、わたしの顔を彼らに隠した。 それゆえ、主なる神はこう言われる、いまわたしはヤコブの幸福をもとに返し、イスラエルの全家をあわれみ、わが聖なる名のために、ねたみを起す。」
世の終わりに起こるべきゴグとの戦いが終結することによって、すべての国民が神様が生きて働かれるお方であり、悪に報いて裁きを成し遂げられることを見るようになると言われます。そしてイスラエルがその神、主に背いたために祖国を失い、敵の手に渡されて流浪の民となったことを悟るようになるとも預言されました。このときこそ、イスラエルに真の復興が始まり、元の祝福を取り戻すようになります。それは一神様の憐れみの故であり、主がその聖なる御名に掛けて成し遂げられる一方的な神様の恵みです。私たちは自分の想定をはるかに越えたことが起こると、にわかには信じることも受け入れることもできない者ですが、万軍の主の熱心が成し遂げられる現実を真正面から受け止める心の備えを怠らないように努めたいと願います。
http://bible.com/81/ezk.39.21-25.ja1955
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エゼキエル書 39:26-29
「彼らは、その国に安らかに住み、だれもこれを恐れさせる者がないようになった時、自分の恥と、わたしに向かってなした反逆とを忘れる。 わたしが彼らを諸国民の中から帰らせ、その敵の国から呼び集め、彼らによって、わたしの聖なることを、多くの国民の前に示す時、 彼らは、わたしが彼らの神、主であることを悟る。これはわたしが彼らを諸国民のうちに移し、またこれをその国に呼び集めたからである。わたしはそのひとりをも、国々のうちに残すことをしない。 わたしは、わが霊をイスラエルの家に注ぐ時、重ねてわが顔を彼らに隠さないと、主なる神は言われる」。
世の終わりにイスラエルの人々が祖国に住むようになり平和が訪れたとき、長い年月、母国を持たない流浪の民として生きてきた過去の憂き目も、神様に逆らった歴史も忘れるようになると主は言われます。そして全世界に散らされた状況から再びイスラエルの地に帰還するようになるとき、この奇跡的な回復を成し遂げられた主を、わが神と悟るようになると預言されました。今から70年前のイスラエル建国はその第一歩であり、続々とイスラエルへと帰還者が終結している現状は、全世界の人々に神様の生きて働かれることをまざまざと見せつける証拠です。そして最終的に主はその霊をイスラエルの上に注ぎ、彼らはまことの神、主に立ち帰るようになり、神様もまた御顔をイスラエルに向けられます。その日が近付きつつある今という時を見る目を、信仰によって開かせていただく私たちでありますように。
http://bible.com/81/ezk.39.26-29.ja1955
「人の子よ、ゴグに向かって預言して言え。主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。 わたしはあなたを引きもどし、あなたを押しやり、北の果から上らせ、イスラエルの山々に導き、 あなたの左の手から弓を打ち落し、右の手から矢を落させる。 あなたとあなたのすべての軍隊およびあなたと共にいる民たちは、イスラエルの山々に倒れる。わたしはあなたを、諸種の猛禽と野獣とに与えて食わせる。 あなたは野の面に倒れる。わたしがこれを言ったからであると、主なる神は言われる。」
ゴグによる北からの脅威は、イスラエルにとって危機的な状況に陥るに等しいことでした。しかし神様はイスラエルを攻めに来たゴグの武器を無効化し、イスラエルの地に次々と倒れると預言されました。私たちは試練や艱難が来るとどうしてこのような目に遭うのかと嘆き疑います。しかしそれらはすべて神様のご計画の内にあり、主の偉大なる御業を目の当たりにして、すべての人がまことの神の存在を知るようになるために起こるのです。主がこれを行うのだと言われたら、その通りになるのです。私たちは自分だけの視点から物事を判断するときに、御心がわからずに動揺し、あるいは自力で何とか解決しようと無駄にもがき苦しみ、ついには過ちを犯してしまう、愚かな存在です。すべてを主に委ねるとき、そのような過ちからから解放され、主ご自身が完全な解決へと導いてくださいますから、私たちはただ主の御言葉に信頼して聞き従うのみです。
http://bible.com/81/ezk.39.1-5.ja1955
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エゼキエル書 39:6-10
「わたしはゴグと、海沿いの国々に安らかに住む者に対して火を送り、彼らにわたしが主であることを悟らせる。 わたしはわが聖なる名を、わが民イスラエルのうちに知らせ、重ねてわが聖なる名を汚させない。諸国民はわたしが主、イスラエルの聖者であることを悟る。 主なる神は言われる、見よ、これは来る、必ず成就する。これはわたしが言った日である。 イスラエルの町々に住む者は出て来て、武器すなわち大盾、小盾、弓、矢、手やり、およびやりなどを燃やし、焼き、七年の間これを火に燃やす。 彼らは野から木を取らず、森から木を切らず、武器で火を燃やし、自分をかすめた者をかすめ、自分の物を奪った者を奪うと、主なる神は言われる。」
イスラエルを攻め立てるゴグと、同盟関係を結んでいた海沿いの国々は、かえって安全だと思っていた祖国が火で焼かれ、大きな被害を受けることになります。そしてイスラエルの人々は彼らが持ち込んだ武器を火で燃やし尽くすために7年を要すると記されています。これは完全数である7年という年月をもって、ゴグの武器を完全に根絶やしにすることを象徴しています。平和を愛される神様は、この世の武器を根絶やしにするためにいったんイスラエルに軍隊を集め、すべての武器を完全に無効化するためにイスラエルを用いようとされます。それが成就するのはいつの日か私たちにはわかりませんが、神様のご計画は必ず成ると信じます。
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エゼキエル書 39:11-16
「その日、わたしはイスラエルのうちに、墓地をゴグに与える。これは旅びとの谷にあって海の東にある。これは旅びとを妨げる。そこにゴグとその民衆を埋めるからである。これをハモン・ゴグの谷と名づける。 イスラエルの家はこれを埋めて、地を清めるために七か月を費す。 国のすべての民はこれを埋め、これによって名を高める。これはわが栄えを現す日であると、主なる神は言われる。 彼らは人々を選んで、絶えず国の中を行きめぐらせ、地のおもてに残っている者を埋めて、これを清めさせる。七か月の終りに彼らは尋ねる。 国を行きめぐる者が行きめぐって、人の骨を見る時、死人を埋める者が、これをハモン・ゴグの谷に埋めるまで、そのかたわらに、標を建てて置く。 (ハモナの町もそこにある。)こうして彼らはその国を清める。」
イスラエルと戦って神に撃たれた死者を海の東、すなわち死海の東岸に埋葬するのにも7ヶ月かかると記されています。戦争で戦った敵の遺体を埋葬することは普通は行いませんから、このことによってイスラエルは他の国々から賞賛されるとあります。憐れみ深い神様の民とされた私たちは、敵を愛し迫害する者のために祈れと言われた主イエス様の御言葉に従い、人に対する尊厳の気持ちを決して忘れてはなりません。
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エゼキエル書 39:21-25
「わたしはわが栄光を諸国民に示す。すべての国民はわたしが行ったさばきと、わたしが彼らの上に加えた手とを見る。 この日から後、イスラエルの家はわたしが彼らの神、主であることを悟るようになる。 また諸国民はイスラエルの家が、その悪によって捕え移されたことを悟る。彼らがわたしにそむいたので、わたしはわが顔を彼らに隠し、彼らをその敵の手に渡した。それで彼らは皆つるぎに倒れた。 わたしは彼らの汚れと、とがとに従って、彼らを扱い、わたしの顔を彼らに隠した。 それゆえ、主なる神はこう言われる、いまわたしはヤコブの幸福をもとに返し、イスラエルの全家をあわれみ、わが聖なる名のために、ねたみを起す。」
世の終わりに起こるべきゴグとの戦いが終結することによって、すべての国民が神様が生きて働かれるお方であり、悪に報いて裁きを成し遂げられることを見るようになると言われます。そしてイスラエルがその神、主に背いたために祖国を失い、敵の手に渡されて流浪の民となったことを悟るようになるとも預言されました。このときこそ、イスラエルに真の復興が始まり、元の祝福を取り戻すようになります。それは一神様の憐れみの故であり、主がその聖なる御名に掛けて成し遂げられる一方的な神様の恵みです。私たちは自分の想定をはるかに越えたことが起こると、にわかには信じることも受け入れることもできない者ですが、万軍の主の熱心が成し遂げられる現実を真正面から受け止める心の備えを怠らないように努めたいと願います。
http://bible.com/81/ezk.39.21-25.ja1955
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エゼキエル書 39:26-29
「彼らは、その国に安らかに住み、だれもこれを恐れさせる者がないようになった時、自分の恥と、わたしに向かってなした反逆とを忘れる。 わたしが彼らを諸国民の中から帰らせ、その敵の国から呼び集め、彼らによって、わたしの聖なることを、多くの国民の前に示す時、 彼らは、わたしが彼らの神、主であることを悟る。これはわたしが彼らを諸国民のうちに移し、またこれをその国に呼び集めたからである。わたしはそのひとりをも、国々のうちに残すことをしない。 わたしは、わが霊をイスラエルの家に注ぐ時、重ねてわが顔を彼らに隠さないと、主なる神は言われる」。
世の終わりにイスラエルの人々が祖国に住むようになり平和が訪れたとき、長い年月、母国を持たない流浪の民として生きてきた過去の憂き目も、神様に逆らった歴史も忘れるようになると主は言われます。そして全世界に散らされた状況から再びイスラエルの地に帰還するようになるとき、この奇跡的な回復を成し遂げられた主を、わが神と悟るようになると預言されました。今から70年前のイスラエル建国はその第一歩であり、続々とイスラエルへと帰還者が終結している現状は、全世界の人々に神様の生きて働かれることをまざまざと見せつける証拠です。そして最終的に主はその霊をイスラエルの上に注ぎ、彼らはまことの神、主に立ち帰るようになり、神様もまた御顔をイスラエルに向けられます。その日が近付きつつある今という時を見る目を、信仰によって開かせていただく私たちでありますように。
http://bible.com/81/ezk.39.26-29.ja1955