伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2018/06/10

2018-06-10 20:40:15 | 一日一章・聖書通読日記
エゼキエル書 19:1-4
「あなたはイスラエルの君たちのために悲しみの歌をのべて 言え、あなたの母はししのうちにあって、どんな雌じしであったろう。彼女は若いししのうちに伏して子じしを養った。 彼女は子じしの一つを育てたが、それは若いししとなって、獲物をとることを学び、人を食べた。 国々の人は彼に対して叫び声をあげ、落し穴でこれを捕え、かぎでこれをエジプトの地に引いて行った。」

この箇所は今まさにユダ王朝が滅びようとする様を悲しんだエゼキエル書の中の哀歌です。エジプトの地に引かれていった王とはヨシヤ王の子エホアハズを指します。彼はエジプトと戦って戦死したヨシヤ王の跡を継いでユダ王国の王となりましたが、たった3ヶ月で王位を退けられ、エジプトの言いなりになるエホヤキムがユダの王となりました。この時すでにユダ王朝は独立国家としての主権を持たず、エジプトやバビロンなどの属国に成り下がっていたのです。

http://bible.com/81/ezk.19.1-4.ja1955

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エゼキエル書 19:5-9
「雌じしは自分の思いが破れ、その望みを失ったのを見たので、ほかの子じしをとって、これを若い子じしとした。 彼はししのうちに行き来し、若いししとなって、獲物をとることを学び、人を食べた。 彼はその要害を荒し、その町々を滅ぼした。そのほえる声によって、その地とその中に満ちるものとは皆恐れた。 そこで国々の人は彼に対して四方にわなを設け、彼に網を打ちかけ、落し穴で彼を捕えた。 彼らはかぎをもって、これをかごに入れ、これをバビロンの王のもとに連れて行き、これをおりの中に入れて、再びその声をイスラエルの山々に聞えさせないようにした。」

南ユダ王朝の中でバビロンに連行された王はエホヤキンとゼデキヤの2人がいますが、ここでは南ユダ王国が自ら選んだ王であるエホヤキンと考えるのが妥当です。彼は父エホヤキムの跡を継いでユダの王となりましたが、その治世はたった3ヶ月で幕を閉じ、第二期バビロン捕囚として王子たちや国の主だった人々と共に連行され、その後エルサレムの地に戻ることなくバビロンの地で死にます。それは彼がユダの民たちに圧政を強いたためであると主は言われます。エジプトの傀儡政権の後は、バビロンの傀儡政権となり、その後南ユダ王国は滅亡します。

http://bible.com/81/ezk.19.5-9.ja1955

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エゼキエル書 19:10-14
「あなたの母は水のほとりに移し植えられたぶどう畑のぶどうの木のようで、水が多いために実りがよく、枝がはびこった。 その強い幹は君たる者のつえとなった。それは茂みの中に高くそびえ、多くの枝をつけて高く見えた。 しかしこのぶどうの木は憤りによって抜かれ、地に投げうたれ、東風がそれを枯らし、その実はもぎ取られ、その強い幹は枯れて、火に焼き滅ぼされた。 今これは荒野に、かわいた、水のない地に移し植えられ、 火がその幹から出て、その枝と実とを滅ぼしたので、強い幹で、君たる者のつえとなるべきものはそこにない。これが悲しみの言葉、また悲しみの歌となった。」

この箇所に出てくる葡萄の木とは南ユダ王朝を指します。ダビデとソロモンの時代に繁栄を極めたイスラエル王国でしたが、ソロモンが多くの国の女性と政略結婚を行い、偶像礼拝が入り込んだことからイスラエルの栄光は消え去り、もはやダビデ王朝は滅びなければならなかったのです。このことを知ったエゼキエルはこの哀歌を歌ったのです。しかしこの世の国家としてのダビデ王朝は滅びても、永遠の御国におけるダビデ王家の末裔としてイエス様がお生まれになりました。このイエス様を真の王として心に迎えるとき、私たちは永遠に滅びることのない天の御国を受け継ぐ者となることができますから感謝いたします。

http://bible.com/81/ezk.19.10-14.ja1955
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【今日の聖句】 2018/06/10

2018-06-10 06:55:51 | 今日の聖句
ヨハネの手紙一 1:9 新共同訳
「自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。」

自分が罪人であると認めることも難しいですが、罪を公に告白することは更に難しいことです。しかし真実なお方である神様は、罪を告白する勇気ある信仰に応えてくださり、その罪を赦し、すべての不義からきよめてくださいますから感謝いたします。己の罪と真摯に向き合い、自発的な信仰告白をもって罪を解決していただく私たちでありますように。

http://bible.com/1819/1jn.1.9.新共同訳
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