ヨハネの黙示録 9:1-6
第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。 彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。 その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
第五の角笛が吹き鳴らされたとき、一つの星が天から地に落ちたとあります。星は天の御使を表していますから、地に落ちた星とは堕天使すなわちサタンです。サタンははじめ神に仕えるナンバー2の有力な御使でしたが、自らが神になり代わろうとしたため、地の底に落とされました。そのサタンに、底知れぬところ、すなわち悪の巣窟である黄泉を開く鍵が与えられ、そこから出た煙で地表は暗くなりました。この世が罪に満ちているのも、サタンの支配下にあるからです。そして煙の中からいなごが現れ、さそりのような針で人に危害を与えます。いなごは災いの象徴、さそりは人を苦しめる害毒です。しかし彼らが襲うのは神の印が押されていない人々ですか、神を信じている私たちには危害を加えることはありません。その苦痛は耐え難く、死を望んでも死ぬことのできないものだと記されています。死にきれない苦痛ほど苦しいものはありません。私たちの心を蝕む罪とはそのような恐ろしいものなのです。
https://www.bible.com/bible/81/rev.9.1-6.ja1955
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ヨハネの黙示録 9:7-12
これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、 また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。 また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。 その上、さそりのような尾と針とを持っている。その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。 第一のわざわいは、過ぎ去った。見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
ヨハネはここで、神の印を押されていない人々に危害を与えるいなごについて、詳しく記述しています。それは出陣の準備が整えられた軍馬のように勇壮で、金の冠を戴いた人の顔のようで、長い髪をなびかせ、獅子のような歯があり、鉄の胸当を着け、戦車の地響きのような音を出す羽を持ち、さそりのような針があるという、まさに異形の生き物でした。一見、魅惑的でありながら、その内実は恐ろしい害毒に満ちたものです。彼らは底知れぬところの使、すなわちサタンの使者であり、アバドンまたはアポルオンという名は「破壊」を意味する単語です。第五の角笛がもたらす災いは破壊です。
https://www.bible.com/bible/81/rev.9.7-12.ja1955
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ヨハネの黙示録 9:13-16
第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、 ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。 すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。 騎兵隊の数は二億であった。わたしはその数を聞いた。
第六の角笛が吹き鳴らされると、ユーフラテス川のほとりにつながれている4人の御使が解放されました。ユーフラテス川とは罪の象徴バビロンを流れる川で、アダムを罪に陥れた蛇の住む場所とされています。そのユーフラテス川につながれていた4つの悪霊が、地に住む人々の1/3を殺害するために解放されました。その騎兵隊の数は2億という大軍勢で、その年、その月のために備えられていたと記されています。私たちは彼らに害を加えられることのないよう、そのときに備えておかなければなりません。
https://www.bible.com/bible/81/rev.9.13-16.ja1955
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ヨハネの黙示録 9:17-21
そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが、出ていた。 この三つの災害、すなわち、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一は殺されてしまった。 馬の力はその口と尾とにある。その尾はへびに似ていて、それに頭があり、その頭で人に害を加えるのである。 これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金、銀、銅、石、木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。 また、彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった。
圧倒的な人数の悪の使が出て行くと、その口から放たれる火と煙と硫黄によって、地に住む人々の1/3が殺害されます。しかし、これほどまでにひどい目に遭わされても、生き残った人々は悔い改めようともせず、自分たちに危害を加えている悪しき霊、偶像の神々を拝むことをやめようとせず、また悪しき行いもやめることをしなかったとあります。罪は麻薬のようなもので、それが自分に害をもたらすものだとわかっていながら、やめることのできない、実に恐ろしいものです。もし私たちが、罪とわかっていながら、悪とわかっていながら、やめることのできない悪しき習慣、不品行、占いやまじないなどを直ちにやめなければ、彼らと同じになってしまいます。これらの悪しき生活習慣を直ちに悔い改め、神に立ち返る私たちでありますように。
https://www.bible.com/bible/81/rev.9.17-21.ja1955
第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。 彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。 その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
第五の角笛が吹き鳴らされたとき、一つの星が天から地に落ちたとあります。星は天の御使を表していますから、地に落ちた星とは堕天使すなわちサタンです。サタンははじめ神に仕えるナンバー2の有力な御使でしたが、自らが神になり代わろうとしたため、地の底に落とされました。そのサタンに、底知れぬところ、すなわち悪の巣窟である黄泉を開く鍵が与えられ、そこから出た煙で地表は暗くなりました。この世が罪に満ちているのも、サタンの支配下にあるからです。そして煙の中からいなごが現れ、さそりのような針で人に危害を与えます。いなごは災いの象徴、さそりは人を苦しめる害毒です。しかし彼らが襲うのは神の印が押されていない人々ですか、神を信じている私たちには危害を加えることはありません。その苦痛は耐え難く、死を望んでも死ぬことのできないものだと記されています。死にきれない苦痛ほど苦しいものはありません。私たちの心を蝕む罪とはそのような恐ろしいものなのです。
https://www.bible.com/bible/81/rev.9.1-6.ja1955
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ヨハネの黙示録 9:7-12
これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、 また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。 また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。 その上、さそりのような尾と針とを持っている。その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。 第一のわざわいは、過ぎ去った。見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
ヨハネはここで、神の印を押されていない人々に危害を与えるいなごについて、詳しく記述しています。それは出陣の準備が整えられた軍馬のように勇壮で、金の冠を戴いた人の顔のようで、長い髪をなびかせ、獅子のような歯があり、鉄の胸当を着け、戦車の地響きのような音を出す羽を持ち、さそりのような針があるという、まさに異形の生き物でした。一見、魅惑的でありながら、その内実は恐ろしい害毒に満ちたものです。彼らは底知れぬところの使、すなわちサタンの使者であり、アバドンまたはアポルオンという名は「破壊」を意味する単語です。第五の角笛がもたらす災いは破壊です。
https://www.bible.com/bible/81/rev.9.7-12.ja1955
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ヨハネの黙示録 9:13-16
第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、 ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。 すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。 騎兵隊の数は二億であった。わたしはその数を聞いた。
第六の角笛が吹き鳴らされると、ユーフラテス川のほとりにつながれている4人の御使が解放されました。ユーフラテス川とは罪の象徴バビロンを流れる川で、アダムを罪に陥れた蛇の住む場所とされています。そのユーフラテス川につながれていた4つの悪霊が、地に住む人々の1/3を殺害するために解放されました。その騎兵隊の数は2億という大軍勢で、その年、その月のために備えられていたと記されています。私たちは彼らに害を加えられることのないよう、そのときに備えておかなければなりません。
https://www.bible.com/bible/81/rev.9.13-16.ja1955
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ヨハネの黙示録 9:17-21
そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが、出ていた。 この三つの災害、すなわち、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一は殺されてしまった。 馬の力はその口と尾とにある。その尾はへびに似ていて、それに頭があり、その頭で人に害を加えるのである。 これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金、銀、銅、石、木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。 また、彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった。
圧倒的な人数の悪の使が出て行くと、その口から放たれる火と煙と硫黄によって、地に住む人々の1/3が殺害されます。しかし、これほどまでにひどい目に遭わされても、生き残った人々は悔い改めようともせず、自分たちに危害を加えている悪しき霊、偶像の神々を拝むことをやめようとせず、また悪しき行いもやめることをしなかったとあります。罪は麻薬のようなもので、それが自分に害をもたらすものだとわかっていながら、やめることのできない、実に恐ろしいものです。もし私たちが、罪とわかっていながら、悪とわかっていながら、やめることのできない悪しき習慣、不品行、占いやまじないなどを直ちにやめなければ、彼らと同じになってしまいます。これらの悪しき生活習慣を直ちに悔い改め、神に立ち返る私たちでありますように。
https://www.bible.com/bible/81/rev.9.17-21.ja1955