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【COGHCC聖書通読】 2018/06/27

2018-06-27 07:45:02 | 一日一章・聖書通読日記
エゼキエル書 36:1-7
「人の子よ、イスラエルの山々に預言して言え。イスラエルの山々よ、主の言葉を聞け。 主なる神はこう言われる、敵はあなたがたについて言う、『ああ、昔の高き所が、われわれのものとなった』と。 それゆえ、あなたは預言して言え。主なる神はこう言われる、彼らはあなたがたを荒し、四方からあなたがたを打ち滅ぼしたので、あなたがたは他の国民の所有となり、また民の悪いうわさとなった。 それゆえ、イスラエルの山々よ、主なる神の言葉を聞け。主なる神は、山と、丘と、くぼ地と、谷と、滅びた荒れ跡と、人の捨てた町々、すなわちその周囲にある諸国民の残った者にかすめられ、あざけられるようになったものに、こう言われる。主なる神はこう言われる、わたしはねたみの炎をもって、他の国民とエドム全国とに対して言う、彼らは心ゆくまで喜び、心に誇ってわが地を自分の所有とし、これを奪い、かすめた者である。 それゆえ、あなたはイスラエルの地の事を預言し、山と、丘と、くぼ地と、谷とに言え。主なる神はこう言われる、見よ、あなたがたは諸国民のはずかしめを受けたので、わたしはねたみと怒りとをもって語る。 それゆえ、主なる神はこう言われる、わたしは誓って言う、あなたがたの周囲の諸国民は必ずはずかしめを受ける。」

エゼキエルがこの預言を語ったときは、既に南ユダ王国はバビロンによって滅ぼされ、エルサレムは完全に廃墟と化した後のことです。生き残ったイスラエル人のほとんどはバビロンに捕囚となって強制移住させられ、残された土地の管理を委ねられた総督ゲダリヤは暗殺され、首謀者たちは残った民を引き連れてエジプトに逃れて行きました。住む人のいなくなったイスラエルの土地に、周辺諸国の人々が「これは自分たちの所有地となった」と言って住み着きました。ユダの国を征服したバビロンはもちろん、その地に住んでも良いなどとはと誰からも認められていないのに、略奪と既成事実化を一方的に進めたのです。それ故神様は、イスラエルの土地を略奪したエドム人をはじめとする周辺諸国の人々に対し、誰からも許可を得ていないのにイスラエルの所有地をかすめ奪った罪の故に、あなたがたは必ず辱めを受けると預言されました。事実、エドム人は後の時代にペルシャによって征服され、政策的にユダヤ人と同化させられてしまいました。今はエドムという国も民族もありません。神様が定められたイスラエルの所有を侵害する者は、必ずこのように辱めを受けることになります。

http://bible.com/81/ezk.36.1-7.ja1955

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エゼキエル書 36:8-12
「しかしイスラエルの山々よ、あなたがたは枝を出し、わが民イスラエルのために実を結ぶ。この事の成るのは近い。 見よ、わたしはあなたがたに臨み、あなたがたを顧みる。あなたがたは耕され、種をまかれる。 わたしはあなたがたの上に人をふやす。これはことごとくイスラエルの家の者となり、町々には人が住み、荒れ跡は建て直される。 わたしはあなたがたの上に人と獣とをふやす。彼らはふえて、子を生む。わたしはあなたがたの上に、昔のように人を住ませ、初めの時よりも、まさる恵みをあなたがたに施す。その時あなたがたは、わたしが主であることを悟る。 わたしはわが民イスラエルの人々をあなたがたの上に歩ませる。彼らはあなたがたを所有し、あなたがたはその嗣業となり、あなたがたは重ねて彼らに子のない嘆きをさせない。」

イスラエルの領地を侵し、後の世にユダヤ人の同化させられてしまったエドム人ですが、しかしそれはむしろ彼らにとっては祝福となったのです。なぜならこの世はすべてイスラエルによって祝福されるからです。神様のなさることは人間の頭には時に理解不能ですが、後の日にはそれが大いなる祝福の基となることは、世界の歴史を見ても明らかなことです。

http://bible.com/81/ezk.36.8-12.ja1955

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エゼキエル書 36:16-20
主の言葉がわたしに臨んだ、 「人の子よ、昔、イスラエルの家が、自分の国に住んだとき、彼らはおのれのおこないとわざとをもって、これを汚した。そのおこないは、わたしの前には、汚れにある女の汚れのようであった。 彼らが国に血を流し、またその偶像をもって、国を汚したため、わたしはわが怒りを彼らの上に注ぎ、 彼らを諸国民の中に散らしたので、彼らは国々の中に散った。わたしは彼らのおこないと、わざとにしたがって、彼らをさばいた。 彼らがその行くところの国々へ行ったとき、わが聖なる名を汚した。これは人々が彼らについて『これは主の民であるが、その国から出た者である』と言ったからである。」

イスラエルは神様に選ばれた約束の民です。しかし神様から心離れて、選民思想という自己満足に陥ってしまうならば、もはや聖なる神の民とはほど遠い姿となり果てます。残念ながら多くのユダヤ人たちはまだこの事実に気付いていません。神の民であることを自認し、なおかつこの世に対して聖なる神の祭司としての役目を果たさなければ、神の民たる所以はありません。この神の法則を忘れてしまった南ユダ王国の人々は神様によって裁かれ、神の民でありながら神の国から追い出されたと言われて辱めを受けました。主イエスの十字架を信じ、神の民の一員に加えられた私たちもまた、聖なる神の祭司としての役目を果たさなければ、天の御国に入ることはできません。過去のイスラエルの失敗を反面教師として、神様の御名を汚すことのないよう、自らの信仰と生活態度を顧みる私たちでありますように。

http://bible.com/81/ezk.36.16-20.ja1955

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エゼキエル書 36:21-23
「しかしわたしはイスラエルの家が、その行くところの諸国民の中で汚したわが聖なる名を惜しんだ。 それゆえ、あなたはイスラエルの家に言え。主なる神はこう言われる、イスラエルの家よ、わたしがすることはあなたがたのためではない。それはあなたがたが行った諸国民の中で汚した、わが聖なる名のためである。 わたしは諸国民の中で汚されたもの、すなわち、あなたがたが彼らの中で汚した、わが大いなる名の聖なることを示す。わたしがあなたがたによって、彼らの目の前に、わたしの聖なることを示す時、諸国民はわたしが主であることを悟ると、主なる神は言われる。」

バビロンに滅ぼされ流浪の民となったイスラエル人は辱めを受け、神様の御名を汚すこととなってしまいましたが、神様はその聖なる御名の名誉に掛けて、失墜した権威を取り戻すと約束されました。私たちは過ちを犯しやすい、聖なる御名を汚すような愚かな者ですが、神様は自ら栄光の輝きを回復されるお方です。この神様の御心に従い、聖なる御名に掛けて、その名誉挽回に努めさせていただく私たちでありますように。

http://bible.com/81/ezk.36.21-23.ja1955

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エゼキエル書 36:24-28
「わたしはあなたがたを諸国民の中から導き出し、万国から集めて、あなたがたの国に行かせる。 わたしは清い水をあなたがたに注いで、すべての汚れから清め、またあなたがたを、すべての偶像から清める。 わたしは新しい心をあなたがたに与え、新しい霊をあなたがたの内に授け、あなたがたの肉から、石の心を除いて、肉の心を与える。 わたしはまたわが霊をあなたがたのうちに置いて、わが定めに歩ませ、わがおきてを守ってこれを行わせる。 あなたがたは、わたしがあなたがたの先祖に与えた地に住んで、わが民となり、わたしはあなたがたの神となる。」

神様は一度散らされたイスラエルを世界中から集め、その土地と人々を罪汚れからきよめ、再び神の国を建て上げられます。石のように頑なな私たちの罪の心が取り除かれ、代わりに霊の心が新たにイスラエルに授けられるとき、神の国、真のイスラエルは再び建て上げられます。それは究極的には主イエスの再臨の日に成就しますが、今、世界中から続々とイスラエル人が祖国に帰還しつつある現状を見るときに、その日が近付きつつあることを認めます。私たちは人間の信条や感情論によって近視眼的にこの世の中の動向を見るのではなく、聖書に約束された神様の視点で世界情勢を見るときに、真理に目が開かれ、やがて起こるべきことを見ることができますから感謝いたします。

http://bible.com/81/ezk.36.24-28.ja1955
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