伊藤ファミリーBLOG

「緑のgoo!」のテンプレートに変えてみました!
(注:コメントスパム・TBスパムは予告なく削除させていただきます)

【COGHCC聖書通読】 2018/06/16

2018-06-16 11:48:55 | 一日一章・聖書通読日記
エゼキエル書 25:1-7

主の言葉がわたしに臨んだ、 「人の子よ、あなたの顔をアンモンの人々に向け、これに向かって預言し、 アンモンの人々に言え。主なる神の言葉を聞け。主なる神はこう言われる、あなたはわが聖所の汚された時、またイスラエルの地の荒された時、またユダの家が捕え移された時、ああ、それはよい気味であると言った。 それゆえ、わたしはあなたを、東の人々に渡して彼らの所有とする。彼らはあなたのうちに陣営を設け、あなたのうちに住居を造り、あなたのくだものを食べ、あなたの乳を飲む。 わたしはラバを、らくだを飼う所とし、アンモンびとの町々を、羊の伏す所とする。そしてあなたがたは、わたしが主であることを知るようになる。 主なる神はこう言われる、あなたはイスラエルの地に向かって手をうち、足を踏み、心に悪意を満たして喜んだ。 それゆえ、見よ、わたしはわが手をあなたに向けて伸べ、あなたを、もろもろの国民に渡して略奪にあわせ、あなたを、もろもろの民の中から断ち、諸国の中から滅ぼし絶やす。そしてあなたは、わたしが主であることを知るようになる。」

神様を裏切り続け偶像礼拝をやめなかったイスラエルに対する裁きの預言の後、神様はエゼキエルにユダの4つの近隣諸国について預言を授けました。それらに共通することは、イスラエルを祝福する者は祝福され、イスラエルを呪う者は呪われるという聖書の原則がここにも適用されたということです。最初はアンモン人に対する預言です。彼らはエルサレム滅亡を手を打ち鳴らして喜び、悪意をもって歓迎しました。それ故神様はアンモンをユダと同様バビロンによって滅ぼし、財産を略奪し、その町は放牧地となると告げられました。その預言の通りアンモンはエルサレム陥落から5年後にバビロンによって滅ぼされ、その遺跡周辺は今なお遊牧民の放牧地になっています。人の不幸をあざ笑い、いい気味だと言って悪意を抱く者は、アンモン人のように滅ぼされてしまいます。私たちは何事も神様からの教訓とし、人の悲しみを憐れみの心をもって受け止めなければなりません。

http://bible.com/81/ezk.25.1-7.ja1955

*****

エゼキエル書 25:8-11
「主なる神はわたしにこう言われる、モアブは言った、見よ、ユダの家は、他のすべての国民と同様であると。 それゆえ、わたしはモアブの境界の町々、すなわち国の栄えであるベテエシモテ、バアルメオン、キリアタイムの横腹を開き、 これをアンモンの人々と共に、東方の人々に与えて、その所有とし、モアブの人々をもろもろの国民の中に記憶させない。 わたしはモアブの上にさばきを行う。そのとき、彼らはわたしが主であることを知る。」

次に神様はモアブの国について預言されました。彼らはイスラエルを神の民とみなさず、他の国々と同様に強い国に滅ぼされたのだといって何の教訓も得ようとしませんでした。しかしエルサレムが滅ぼされた他の国々とは異なり、聖なる神の民でありながら神様の御名を汚す行為を働いたユダの罪を根絶やしにするための神様の懲らしめでした。イスラエルを神の民と認めず、背後にある神様の御手に目を向けようとしない者は、せっかく神様が与えようとしている教訓を得ることができず、滅びに向かう道から方向転換できずに救われる機会を失ってしまいます。私たちは歴史の背後に働かれる神様の御業を信仰をもって受け止め、賢く学ばなければなりません。

http://bible.com/81/ezk.25.8-11.ja1955

*****

エゼキエル書 25:12-14

「主なる神はこう言われる、エドムは恨みをふくんでユダの家に敵対し、これに恨みを返して、はなはだしく罪を犯した。 それゆえ、主なる神はこう言われる、わたしはエドムの上に手を伸べて、その中から人と獣とを断ち、これを荒れ地とする。テマンからデダンまで人々はつるぎに倒れる。 わたしはわが民イスラエルの手をもって、エドムにわがあだを報いる。彼らがわが怒り、わが憤りに従ってエドムに行う時、エドムの人々は、わたしがあだを返すことを知るようになると、主なる神は言われる。」

次にエドム人に対する神様の預言です。アンモン人、モアブ人はイスラエルの不幸を喜び侮るだけでしたが、エドム人は積年の恨みを果たそうと復讐まで働きました。元々エドム人は、イスラエル12部族の父祖ヤコブの兄エサウの子孫ですから、イスラエルとは近しい関係にある人々です。にもかかわらずエドム人はイスラエルに対し恨みを抱き、復讐するほどまで憎みました。それ故神様はエドムを国ごと滅ぼすばかりか、民族としても絶ち滅ぼすと告げられました。人に対して激しい憎悪を抱いて恨み、憎しみ、自ら報復する者は、エドムのように神様から絶ち滅ぼされてしまいます。私たちは悪をもって悪に報いず、善をもって悪に対抗する者とならなければなりません。

http://bible.com/81/ezk.25.12-14.ja1955

*****

エゼキエル書 25:15-17

「主なる神はこう言われる、ペリシテびとは恨みをふくんで行動し、心に悪意をもってあだを返し、深い敵意をもって、滅ぼすことをした。 それゆえ、主なる神はこう言われる、見よ、わたしは手をペリシテびとの上に伸べ、ケレテびとを断ち、海べの残りの者を滅ぼす。 わたしは怒りに満ちた懲罰をもって、大いなる復讐を彼らになす。わたしが彼らにあだを返す時、彼らはわたしが主であることを知るようになる」。

次いでペリシテ人に対する神様の預言が告げられます。ペリシテ人は元々地中海のクレタ島からパレスチナ地方に侵攻した海洋民族で、昔からイスラエル人に激しく敵対し、苦しめ続けた人々です。ダビデと戦った巨人ゴリアテもペリシテ人でした。彼らもまたエルサレム陥落を喜び、悪意をもって仇を返し、深い敵意を抱いてここぞとばかりに復讐しました。このような彼らの根深い敵対心に対し、神様は自ら復讐し、彼らの出身地であるクレタや海沿いの街々を含めて断ち滅ぼすと告げられました。その預言の通り、ペリシテ人はアレキサンダー大王によって滅ぼされ、歴史から消え去ってしまいました。彼らの末路から私たちが得るべき教訓は、復讐するは我にありとの神様の御言葉の意味するところを正しく受け止め、心の底から人を恨み続け、執拗に復讐してはならないということです。自ら復讐する者は、神様ご自身から徹底的な報復を受けることになります。復讐の応報は、何も生み出すことがないばかりか、自ら身を滅ぼすのみです。

http://bible.com/81/ezk.25.15-17.ja1955
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【今日の聖句】 2018/06/16

2018-06-16 07:55:22 | 今日の聖句
ローマの信徒への手紙 11:33‬ ‭新共同訳

「ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。」

神様のなさることは本当に不思議で、私たち人間の目には失敗のように思えることも、すべてが相働いて万事が益となるように、実に巧妙に計画されています。人知をはるかに越えた神様の深い知恵と知識にすべてを委ね、御心に適うこの世となるように祈り願う私たちでありますように。

http://bible.com/1819/rom.11.33.新共同訳
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする