伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2017/03/31

2017-03-31 08:03:20 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志下 28:1-4
「アハズは王となった時二十歳で、十六年の間エルサレムで世を治めたが、その父ダビデとは違って、主の良しと見られることを行わず、 イスラエルの王たちの道に歩み、またもろもろのバアルのために鋳た像を造り、 ベンヒンノムの谷で香をたき、その子らを火に焼いて供え物とするなど、主がイスラエルの人々の前から追い払われた異邦人の憎むべき行いにならい、 また高き所の上、丘の上、すべての青木の下で犠牲をささげ、香をたいた。」

ユダの3大悪王にも数えられるアハズはまことの神様に聞き従わず、サマリヤの偶像礼拝を取り入れたばかりでなく、なんとイスラエルが追い払ったカナンの先住民族が行っていた自分の子を火で焼いて犠牲とするなどの忌まわしき悪行を真似て、また森羅万象を神として礼拝するなど、ユダの国を大罪で満たしました。

ベンヒンノムの谷とはエルサレムの南側に位置する谷でゴミを焼く場所であったようですが、燃え尽きぬ火の様子から、ゲヘナすなわち罪人が死後に火で焼かれる地獄を象徴する場所とされています。まさにアハズはユダの国を、神様が支配する天の御国の象徴から、罪が裁かれる地獄のような場所に変えてしまったのです。

まことの神様に聞き従わず、自分の欲望の赴くままに生きる人は、自ら堕落して祝福から呪いへと移されてしまいます。神様の恵みを知る私たちは、このような愚かな人生の選択を決してしてはなりません。

http://bible.com/81/2ch.28.1-4.ja1955

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歴代志下 28:5-6
「それゆえ、その神、主は彼をスリヤの王の手に渡されたので、スリヤびとは彼を撃ち破り、その民を多く捕虜として、ダマスコに引いて行った。彼はまたイスラエルの王の手にも渡されたので、イスラエルの王も彼を撃ち破って大いに殺した。 すなわちレマリヤの子ペカはユダで一日のうちに十二万人を殺した。皆勇士であった。これは彼らがその先祖の神、主を捨てたためである。」

アハズの愚かな政治の結果、ユダの国は急速に繁栄と平和を失い、スリヤに大敗を喫して多くの人々が捕虜として連れて行かれ、また同族であるはずの北イスラエル王国にも打ち負かされて、精鋭部隊の勇士たちが12万人も戦死してしまいました。ウジヤ王の時代にユダの兵士たちが約30万人でしたから、その約1/3の戦力を失ってしまったのです。

この大敗北の原因を、聖書は「彼らがその先祖の神、主を捨てたからである」と結論づけています。この世の原則は、主をまことの神様として畏れ御言葉に聞き従う者は祝福を受け、主を捨て罪を犯す者は滅ばされるという極めて単純明快なものです。それなのになぜ私たち人間はまことの神様を畏れず、御言葉に聞き従わないで、罪を犯しても平気でいられるのでしょうか。今すぐ罪を悔い改め、まことの神様に立ち帰って、永遠の滅びから救いへと方向転換させていただけるよう、この福音をすべての人々に語り継がなければなりません。

http://bible.com/81/2ch.28.5-6.ja1955

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歴代志下 28:8-11
『イスラエルの人々はついにその兄弟のうちから婦人ならびに男子、女子など二十万人を捕虜にし、また多くのぶんどり物をとり、そのぶんどり物をサマリヤに持って行った。 その時そこに名をオデデという主の預言者があって、サマリヤに帰って来た軍勢の前に進み出て言った、「見よ、あなたがたの先祖の神、主はユダを怒って、これをあなたがたの手に渡されたが、あなたがたは天に達するほどの怒りをもってこれを殺した。 そればかりでなく、あなたがたは今、ユダとエルサレムの人々を従わせて、自分の男女の奴隷にしようと思っている。しかしあなたがた自身もまた、あなたがたの神、主に罪を犯しているではないか。 いまわたしに聞き、あなたがたがその兄弟のうちから捕えて来た捕虜を放ち帰らせなさい。主の激しい怒りがあなたがたの上に臨んでいるからです」。』

北イスラエル王国の兵士たちは勝利の戦利品としてユダの国の人々20万人を捕虜としてサマリヤに連行し、奴隷としようとしました。しかしここに主の預言者オデデが現れ、同族のユダヤ人を奴隷とすることは主の律法に反することであり、自ら罪を犯してユダと同様に主の怒りに触れると警告しました。

私たちはことに主の民を虐げたりしてはなりません。残念なことに、今日の教会の中にはクリスチャンを食い物にし、自分の利益のために利用して使い捨てにするような偽クリスチャンもいます。私たちは神様を知らない世俗的な人々に勝るとも劣らないような、愚かな罪を犯しては決してなりません。

http://bible.com/81/2ch.28.8-11.ja1955

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歴代志下 28:14-15
「そこで兵卒どもがその捕虜とぶんどり物をつかさたちと全会衆の前に捨てておいたので、 前に名をあげた人々が立って捕虜を受け取り、ぶんどり物のうちから衣服をとって、裸の者に着せ、また、くつをはかせ、食い飲みさせ、油を注ぎなどし、その弱い者を皆ろばに乗せ、こうして彼らをしゅろの町エリコに連れて行って、その兄弟たちに渡し、そしてサマリヤに帰って来た。」

預言者オデデの言葉を聞いたイスラエルの戦士たちは、捕虜たちをサマリヤに連れ帰らず、戦利品と共にその場に放置したため、エフライムの人々は彼らに服を着せ、食料を与え、弱っている者をロバに載せてオアシスのあるエリコに連れて行き、同族たちの手に引き渡しました。「受けるよりは与える方がさいわいである」との御言葉の如く、神様の恵みと慈しみを知る私たちは、彼らのように憐れみ深い心をもって、親身になって人々を助ける者となるべきです。

http://bible.com/81/2ch.28.14-15.ja1955

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歴代志下 28:16, 19-21
「その時アハズ王は人をアッスリヤの王につかわして助けを求めさせた。

これはイスラエルの王アハズのゆえに、主がユダを低くされたのであって、彼がユダのうちにみだらなことを行い、主に向かって大いに罪を犯したからである。 アッスリヤの王テルガデ・ピルネセルは彼の所に来たが、彼に力を添えないで、かえって彼を悩ました。 アハズは主の宮と王の家、およびつかさたちの家の物を取ってアッスリヤの王に与えたが、それはアハズの助けにはならなかった。」

スリヤとサマリヤに大敗を喫したアハズ王は、それでも主の前に悔い改めることをせず、人の知恵に頼り、大国アッスリヤの王に主の宮と王宮の財宝を取って貢ぎ物を捧げて、助けを求めました。しかし聖書は、そのような処世術は何の助けにもならなかったと結論づけています。アッスリヤはユダを助けるどころか、かえって悩ます者となってしまいました。私たちが真に助けを求めるべきは、この世の権力者ではなく、天地万物を統べ治められるまことの神なる主、ただお一人です。

http://bible.com/81/2ch.28.16,19-21.ja1955

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歴代志下 28:22-25, 27
『このアハズ王はその悩みの時にあたって、ますます主に罪を犯した。 すなわち、彼は自分を撃ったダマスコの神々に、犠牲をささげて言った、「スリヤの王たちの神々はその王たちを助けるから、わたしもそれに犠牲をささげよう。そうすれば彼らはわたしを助けるであろう」と。しかし、彼らはかえってアハズとイスラエル全国とを倒す者となった。 アハズは神の宮の器物を集めて、神の宮の器物を切り破り、主の宮の戸を閉じ、エルサレムのすべてのすみずみに祭壇を造り、 ユダのすべての町々に高き所を造って、他の神々に香をたきなどして、先祖の神、主の怒りを引き起した。

アハズはその先祖たちと共に眠ったので、エルサレムの町にこれを葬った。しかし、イスラエルの王たちの墓には持って行かなかった。その子ヒゼキヤが彼に代って王となった。』

アッスリヤの王がユダの国を助けてくれず、かえって自分たちを苦しめるだけと知っても、アハズは罪を悔い改めて主に立ち帰ることをせず、むしろ主の宮を閉鎖してアッスリヤの神々を礼拝することをユダの国中に推奨し、異教の祭壇を作り、偶像の神を拝んで香を焚いたため、更に主の怒りを引き起こしました。そしてアハズの死後、ユダの人々は彼を王族の墓には葬らず、ユダの王としては認めませんでした。私たちは死後、人々からどのような評価が下されるでしょうか。神様から捨てられるだけでなく、人々からも捨てられた悪王アハズの不信仰と愚行を、私たちは決して真似てはなりません。

http://bible.com/81/2ch.28.22-25,27.ja1955
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【今日の聖句】 2017/03/31

2017-03-31 06:45:35 | 今日の聖句
詩篇 18:2
「主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが寄り頼む岩、わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。」

主は私にとってどんなお方でしょうか。この詩篇の作者のように、わが神、わが救いと、決して揺るぐことのない確かなお方、たとい全世界が敵しても必ず守ってくださる避け所と全幅の信頼を置き、言葉に尽くせぬ感謝と頌栄をもって主をほめたたえる私たちでありますように。

http://bible.com/81/psa.18.2.ja1955
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【COGHCC聖書通読】 2017/03/30

2017-03-30 07:52:52 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志下 27:1-2
「ヨタムは王となった時二十五歳で、十六年の間エルサレムで世を治めた。その母はザドクの娘で名をエルシャといった。 ヨタムはその父ウジヤがしたように主の良しと見られることをした。しかし主の宮には、はいらなかった。民はなお悪を行った。」

ヨタムは、主の祭壇に自ら香を焚こうとして神様から撃たれ、重い皮膚病を患って王位から退けられた父ウジヤの存命中に即位しました。彼の治世は16年と決して長期政権ではありませんでしたが、彼は父ウジヤが高慢になる前と同様、神様の御心に適う良い政治を行いました。ヨタムという名は、「主」を意味する「ヤー」と、「完全な、潔白な」を意味する「ターム」からなり、「主は完全なお方」という意味になります。この完全なお方なる主に、全き信仰をもって生涯信頼し、仕え続けたのがヨタム王です。

しかし彼は、主の宮には入らなかったとあります。おそらく父ウジヤが主の宮に入って神様に撃たれ、重い皮膚病に患ってしまったことが、よほど恐ろしかったのでしょうか。神様の御心に適うことは行っても、神様を礼拝しないアンバランスさが、ユダの国に悪影響を及ぼしました。すなわち王は熱心に主に仕えても、国民は主から離れ、悪を行っていたのです。私たちもまた神様のためにと善行や奉仕に励んでも、礼拝を守り主との交わりを大切にしないと、ヨタムと同じになります。あるいは指導者、教会でいえば牧師だけが主に仕え、その他の人々、教会でいえば信徒たちの心が神様から離れてしまっていては、教会は決して健全な姿を保つことは出来ません。私たちは教会を挙げて、家族を挙げて、全員が心から神様を礼拝し、一丸となって主に仕える熱心な信仰を保つことが重要です。

http://bible.com/81/2ch.27.1-2.ja1955

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歴代志下 27:3-6
「彼は主の宮の上の門を建て、オペルの石がきを多く築き増し、 またユダの山地に数個の町を建て、林の間に城とやぐらを築いた。 彼はアンモンびとの王と戦ってこれに勝った。その年アンモンの人々は銀百タラント、小麦一万コル、大麦一万コルを彼に贈った。アンモンの人々は第二年にも第三年にも同じように彼に納めた。 ヨタムはその神、主の前にその行いを堅くしたので力ある者となった。」

ヨタムは主の宮のために門を建造し、国境の石垣を増築し、山地を開拓し、守備が手薄となる林に城と櫓を築いて、国防を堅固にしました。そしてアンモン人と戦って勝利を収め、貢ぎ物を献上するようになりました。これらの功績を聖書は「ヨタムはその神、主の前にその行いを堅くしたので力ある者となった。」と、ヨタムが神様に堅実に従った結果、神様が力を増し加えたと結論づけています。

歴代志は、後の時代にバビロン捕囚から帰還した人々が、自らの国の歴史を振り返り、当時の信仰とその結果から教訓を学ぶために編纂された書物です。ヨタム王の特徴は、死ぬまで主に忠実に従い続けた全き信仰にあります。その結果、神様はヨタムの治世を完全に守り祝福してくださったのです。私たちもまたヨタムの全き信仰に学び、死に至るまで忠実に主に従い続ける者とならせていただきたいと願います。

http://bible.com/81/2ch.27.3-6.ja1955

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歴代志下 27:7-9
「ヨタムのその他の行為、そのすべての戦いおよびその行いなどは、イスラエルとユダの列王の書にしるされている。 彼は王となった時、二十五歳で、十六年の間エルサレムで世を治めた。 ヨタムはその先祖と共に眠ったので、ダビデの町に葬られ、その子アハズが彼に代って王となった。」

ヨタム王の生涯は41年と決して長寿ではありませんでしたが、彼はこれまでの数代の王とは異なり最期まで反逆に遭ったり病に倒れることなく、天寿を全うしてダビデ王家の墓に葬られました。主に完全に従う者の生涯は、最期まで守られます。

しかしもう一つ大切なことは、この完全な信仰を、後の世代に、周囲の人々にも受け継ぐことです。ユダの国民は、王の完全な信仰とは裏腹に、その心は神様から遠く離れ、悪を行っていました。そして王位を受け継いだその子アハズは、ユダの3大悪王にも数えられるほど神様に聞き従わず、国中を偶像礼拝と罪で満ちあふれさせる悪政を行いました。私たちは全き信仰を自分たちだけのものとして留めることなく、後の世代に、周囲の人々に、広く宣べ伝えて受け継がなければなりません。

http://bible.com/81/2ch.27.7-9.ja1955
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【今日の聖句】 2017/03/30

2017-03-30 06:50:23 | 今日の聖句
ヘブル人への手紙 6:10
「神は不義なかたではないから、あなたがたの働きや、あなたがたがかつて聖徒に仕え、今もなお仕えて、御名のために示してくれた愛を、お忘れになることはない。」

神様は私たちの忠義や愛の業を忘れ去ってしまうような不義なお方では決してありません。いのちの書にその名が記されているさいわいに感謝し、やがて天にて永遠の救いと栄光の約束を受けるその日まで、怠ることなく、忍耐をもって信仰に励み続ける私たちでありますように。

http://bible.com/81/heb.6.10.ja1955
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【COGHCC聖書通読】 2017/03/29

2017-03-29 08:00:15 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志下 26:1, 3-5
「そこでユダの民は皆ウジヤをとって王となし、その父アマジヤに代らせた。時に十六歳であった。

ウジヤは王となった時十六歳で、エルサレムで五十二年の間世を治めた。その母はエルサレムの者で名をエコリヤといった。 ウジヤは父アマジヤがしたように、すべて主の良しと見られることを行った。 彼は神を恐れることを自分に教えたゼカリヤの世にある日の間、神を求めることに努めた。彼が主を求めた間、神は彼を栄えさせられた。」

神を捨て偶像に仕えるようになったアマジヤ王はユダの民から捨てられ、代わりにその子ウジヤを王として立てました。彼もまた父アマジヤと同様、霊的な指導者ゼカリヤの存命中は神様を求め、主の目に適う良い政治を行い、神様もまたウジヤが主に聞き従った間は祝福を豊かに注がれました。しかし本来は、神様を求めること、神様の祝福を受けることは、期間限定であってはなりません。永遠の祝福を受けるためには、霊的指導者を介してではなく、自ら神様と一対一で交わる親しい関係を確立しなければなりません。

http://bible.com/81/2ch.26.1,3-5.ja1955

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歴代志下 26:2, 7-9
「彼はエラテを建てて、これをふたたびユダのものにした。これはかの王がその先祖たちと共に眠った後であった。

神は彼を助けてペリシテびとと、グルバアルに住むアラビヤびとおよびメウニびとを攻め撃たせられた。 アンモンびとはウジヤにみつぎを納めた。ウジヤは非常に強くなったので、その名はエジプトの入口までも広まった。 ウジヤはまたエルサレムの隅の門、谷の門および城壁の曲りかどにやぐらを建てて、これを堅固にした。」

神様はウジヤ王と共に歩み、彼を助けて近隣諸国に対して勝利を与えられ、領土を奪い返し、壊された城壁を回復し、貢ぎ物を収めるようになるほどに彼の名声は広まりました。神様と共に歩む日々には祝福と栄誉が共にあります。

http://bible.com/81/2ch.26.2,7-9.ja1955

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歴代志下 26:11-14
「ウジヤはまたよく戦う一軍団を持っていた。彼らは書記エイエルと、つかさマアセヤによって調べた数に従って組々に分れ、皆王の軍長のひとりハナニヤの指揮下にあった。 その氏族の長である大勇士の数は合わせて二千六百人であった。 その指揮下にある軍勢は三十万七千五百人で、皆大いなる力をもって戦い、王を助けて敵に当った。 ウジヤはその全軍のために盾、やり、かぶと、よろい、弓および石投げの石を備えた。」

ウジヤはまた国防にも力を注ぎました。しかし彼の指揮下にある軍勢は、大勇士は2,600人と記されているものの、全軍の兵士は307,500人と、彼の父アマジヤの治世の頃とそれほど変わっていません。ウジヤがユダの国力を再興することができたのは、ひとえに神様が共にいてくださったからです。自分の力は急には変わりません。変えられるのは主の祝福であることを肝に銘じ、神様の恵みに心から感謝する心を忘れてはなりません。

http://bible.com/81/2ch.26.11-14.ja1955

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歴代志下 26:10, 15
「彼はまた荒野にやぐらを建て、また多くの水ためを掘った。彼は平野にも平地にもたくさんの家畜をもっていたからである。彼はまた農事を好んだので、山々および肥えた畑には農夫とぶどうをつくる者をもっていた。

彼はまたエルサレムで技術者の考案した機械を造って、これをやぐらおよび城壁のすみずみにすえ、これをもって矢および大石を射出した。こうして彼の名声は遠くまで広まった。彼が驚くほど神の助けを得て強くなったからである。」

ウジヤ王は領土拡大と軍事増強だけでなく、国内の産業も豊かにすることに注力しました。水源地と畑を作って農業を振興し、高度な技術を発展させて機械化を進め、更に国防能力を高めました。その卓越した政治手腕の故に彼の名声はますます広がりましたが、それはすべて神様の助けを得て強くなったからだと聖書は理由づけています。栄光の神様と共に歩む者には名誉も共にあります。

http://bible.com/81/2ch.26.10,15.ja1955

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歴代志下 26:16-18
『ところが彼は強くなるに及んで、その心に高ぶり、ついに自分を滅ぼすに至った。すなわち彼はその神、主にむかって罪を犯し、主の宮にはいって香の祭壇の上に香をたこうとした。 その時、祭司アザリヤは主の祭司である勇士八十人を率いて、彼のあとに従ってはいり、 ウジヤ王を引き止めて言った、「ウジヤよ、主に香をたくことはあなたのなすべきことではなく、ただアロンの子孫で、香をたくために清められた祭司たちのすることです。すぐ聖所から出なさい。あなたは罪を犯しました。あなたは主なる神から栄えを得ることはできません」。』

神様の豊かな祝福を受け、向かうところ敵なしの絶頂期に私たちが気をつけなければならない敵は、自分自身の心です。国力は増強し、名声も広がるに連れ、ウジヤ王は高慢になり、神様に向かって罪を犯してしまいました。アロンの子孫である祭司しか入ることの許されない主の宮の中(おそらく至聖所の中まで)に入り、自ら主に香を焚こうとしたのです。これは自ら神と等しき者になろうとする罪です。私たちは自分に委ねられた領分を守り、神様の御前に越権行為をしては決してなりません。

http://bible.com/81/2ch.26.16-18.ja1955

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歴代志下 26:19-21
「するとウジヤは怒りを発し、香炉を手にとって香をたこうとしたが、彼が祭司に向かって怒りを発している間に、重い皮膚病がその額に起った。時に彼は主の宮で祭司たちの前、香の祭壇のかたわらにいた。 祭司の長アザリヤおよびすべての祭司たちが彼を見ると、彼の額に重い皮膚病が生じていたので、急いで彼をそこから追い出した。彼自身もまた主に撃たれたことを知って、急いで出て行った。 ウジヤ王は、死ぬ日まで重い皮膚病にかかっていたので、離れ殿に住んだ。主の宮から断たれたからである。その子ヨタムが王の家をつかさどり、国の民を治めた。」

祭司アザリヤは主の宮を守る護衛の祭司たちを連れて王の罪を引き留めようとしましたが、高慢になったウジヤ王は聞く耳を持たず、怒りを発して祭司にしか許されていない聖なる香炉を手に取ったとき、神様はウジヤ王を撃たれ、重い皮膚病にかかってしまいました。その結果、ウジヤ王は主の宮からも、王宮からも追放され、死ぬまで一生、隔離されて生涯を閉じる結末となりました。

これは単に病気のために人々から隔離されたというだけではなく、神様からも断絶されたことを意味する重い裁きです。高慢の罪のもたらす結果を私たちは肝に銘じ、神様を畏れ、神聖を侵すことなく主の御前に常に謙虚な心を保ち続けさせていただきたいと願います。

http://bible.com/81/2ch.26.19-21.ja1955
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【今日の聖句】 2017/03/29

2017-03-29 06:55:34 | 今日の聖句
ヨハネの第一の手紙 1:7
「しかし、神が光の中にいますように、わたしたちも光の中を歩くならば、わたしたちは互に交わりをもち、そして、御子イエスの血が、すべての罪からわたしたちをきよめるのである。」

光の中を歩むとは影の存在を認める生き方、すなわち神の義に照らされて明らかにされた罪を告白する人生です。しかし御子イエスの尊い血潮には、告白した罪をすべてきよめる力がありますから感謝いたします。義なる神様と共に光の中を歩み、親しく交わりを持たせていただく恵みに与る私たちでありますように。

http://bible.com/81/1jn.1.7.ja1955
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【COGHCC聖書通読】 2017/03/28

2017-03-28 07:57:04 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志下 25:1-4
「アマジヤは王となった時二十五歳で、二十九年の間エルサレムで世を治めた。その母はエルサレムの者で、名をエホアダンといった。 アマジヤは主の良しと見られることを行ったが、全き心をもってではなかった。 彼は、国が彼の手のうちに強くなったとき、父ヨアシ王を殺害した家来たちを殺した。 しかしその子供たちは殺さなかった。これはモーセの律法の書にしるされている所に従ったのであって、そこに主は命じて、「父は子のゆえに殺されるべきではない。子は父のゆえに殺されるべきではない。おのおの自分の罪のゆえに殺されるべきである」と言われている。」

ヨアシの子アマジヤは神様の御心に適う善いことを行いはしましたが、彼の問題は「全き心をもってではなかった」という一言に尽きます。すなわち彼は、心の底から神様を信じ受け入れ、主に喜ばれることを自分の喜びとしたのではなく、律法に書いてあるからこれを行うという形骸化した信仰、言われたことしか行わない受け身の信仰、神様を求めることに何の喜びも感じないいのちのない信仰です。

御言葉を守り行うことは良いことではありますが、御言葉を守ること自体が目的となって、神様に喜ばれるかどうかに何の関心も持たなくなってしまっては本末転倒です。目に見える善い行いや奉仕のために生きるのではなく、目には見えない神様を求めることそのものに喜びを感じる生きた信仰を持つことそのものが神様に最も喜ばれる人生です。

http://bible.com/81/2ch.25.1-4.ja1955

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歴代志下 25:6-11
『彼はまた銀百タラントをもってイスラエルから大勇士十万人を雇った。 その時、神の人が彼の所に来て言った、「王よ、イスラエルの軍勢をあなたと共に行かせてはいけません。主はイスラエルびと、すなわちエフライムのすべての人々とは共におられないからです。 もしあなたがこのような方法で戦いに強くなろうと思うならば、神はあなたを敵の前に倒されるでしょう。神には助ける力があり、また倒す力があるからです」。 アマジヤは神の人に言った、「それではわたしがイスラエルの軍隊に与えた百タラントをどうしましょうか」。神の人は答えた、「主はそれよりも多いものをあなたにお与えになることができます」。 そこでアマジヤはエフライムから来て自分に加わった軍隊を分離して帰らせたので、彼らはユダに対して激しい怒りを発し、火のように怒って自分の所に帰った。 しかしアマジヤは勇気を出し、その民を率いて塩の谷へ行き、セイルびと一万人を撃ち殺した。』

アマジヤは国の戦力を増強するために北イスラエル王国から大勇士たちを雇いましたが、神様は預言者をヨアシのもとに送り、偶像礼拝の罪に陥っているイスラエルとは行動を共にしてはならない、このような人間的な知恵で強くなろうとしてはならない、なぜなら人を勝利に導くのも敗北に至らしめるのも神様であるからだと警告されました。

せっかく大金を支払って傭兵を雇ったのにと神様に不満をぶつけるヨアシに、預言者は、神様は支払った額以上の祝福を与えることができるお方であると答えました。目先の金を惜しむケチな心の持ち主は、神様の祝福を失う大損を被ることになります。私たちは人間的な知恵や処世術に頼ったり、この世の財産に目がくらんで人生の選択を見誤ってはなりません。

http://bible.com/81/2ch.25.6-11.ja1955

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歴代志下 25:14-16
『アマジヤはエドムびとを殺して帰った時、セイルびとの神々を携えてきて、これを安置して自分の神とし、これを礼拝し、これにささげ物をなした。 それゆえ、主はアマジヤに向かって怒りを発し、預言者を彼につかわして言わせられた、「かの民の神々は自分の民をあなたの手から救うことができなかったのに、あなたはどうしてそれを求めたのか」。 彼がこう王に語ると、王は彼に、「われわれはあなたを王の顧問にしたのですか。やめなさい。あなたはどうして殺されようとするのですか」と言ったので、預言者はやめて言った、「あなたはこの事を行って、わたしのいさめを聞きいれないゆえ、神はあなたを滅ぼそうと定められたことをわたしは知っています」。』

少ない兵力でも神様の助けによってセイル人との戦いに大勝利を収めて帰国したアマジヤでしたが、愚かなことに自分が打ち負かしたセイル人の神々を自分の神として礼拝するようになりました。自分よりも弱い者に頼るとは何と馬鹿馬鹿しいことでしょうか。しかし人は、目には見えない力ある神様よりも、目に見える何の力もない偶像に頼ってしまいやすいものです。

その原因は、神様との関係がしっかりと確立していない信仰の弱さにあります。今一度自らの信仰状態を点検し、神様が共にいてくださることを喜びと感じているか、真心から主を慕い求めているか、何があっても神様に従い通せるか、改めて見つめ直す機会が必要です。

神様はアマジヤにもその機会を設けるために預言者を遣わしましたが、彼は愚かにもこの忠告を聞き入れず、かえって預言者を殺すと脅迫しました。この高慢な心、悔い改めない罪によってアマジヤは神様から見捨てられ、滅びに定められてしまいました。私たちは罪を指摘されたとき、直ちに悔い改める謙虚な心を持ち合わせなければなりません。

http://bible.com/81/2ch.25.14-16.ja1955

*****

歴代志下 25:20-24
「しかしアマジヤは聞きいれなかった。これは神から出たのであって、彼らがエドムの神々を求めたので神は彼らを敵の手に渡されるためである。 そこでイスラエルの王ヨアシは上って来て、ユダのベテシメシでユダの王アマジヤと顔を合わせたが、 ユダはイスラエルに撃ち破られ、おのおのその天幕に逃げ帰った。 その時イスラエルの王ヨアシはエホアハズの子ヨアシの子であるユダの王アマジヤをベテシメシで捕えて、エルサレムに引いて行き、エルサレムの城壁をエフライム門から、隅の門まで四百キュビトほどをこわし、 また神の宮のうちで、オベデエドムが守っていたすべての金銀およびもろもろの器物ならびに王の家の財宝を奪い、また人質をとって、サマリヤに帰った。」

神様を捨て、高慢になってセイル人との戦いに自分の力で勝利したと勘違いしたアマジヤは、愚かにも同族でありかつて援軍を要請した北イスラエル王国に戦いを挑みました。しかしこれは神様がアマジヤの罪を裁くために仕向けたことでした。アマジヤは大敗北を喫し、イスラエルに捕らえられ、エルサレムの城壁は壊され、財宝と人質まで取られてしまいました。神様の恵みを忘れ、主を捨て偶像礼拝の罪を犯す者は、このような憂き目に遭うことになります。アマジヤの失敗から賢く学び、主を畏れ、御言葉に聞き従うことを心からの喜びとする私たちでありますように。

http://bible.com/81/2ch.25.20-24.ja1955
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【今日の聖句】 2017/03/28

2017-03-28 06:50:10 | 今日の聖句
ヨハネによる福音書 16:33
「これらのことをあなたがたに話したのは、わたしにあって平安を得るためである。あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」。

この世に生きる限り、人は誰しも不安があり、恐れがあり、悩みがあります。しかし死の絶望にさえも勝利された主イエスに寄り頼む者は、どん底の状況からも立ち上がる勇気が与えられます。主イエスの御言葉によって不安から平安へ、悩みから喜びへ、絶望から希望へと変えていただく私たちでありますように。

http://bible.com/81/jhn.16.33.ja1955
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【COGHCC聖書通読】 2017/03/27

2017-03-27 08:25:18 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志下 24:1-3
「ヨアシは位についた時七歳で、エルサレムで四十年の間、世を治めた。彼の母はベエルシバから出た者で名をヂビアといった。 ヨアシは祭司エホヤダの世にある日の間は常に主の良しと見られることを行った。 エホヤダは彼のためにふたりの妻をめとり、彼に男子と女子が生れた。」

アハジヤの子ヨアシが南ユダ王国の王として就任したとき、彼はまだ7歳だったため、彼を養育した祭司エホヤダが後見人となって王の務めを助けました。ヨアシ王は、アハジヤの存命中は主の御前に正しく歩み、御心に適う政治を行いました。

私たちもまた信仰の幼な子である内は、信頼できる指導者の助けが必要です。天地の造り主なるまことの神を畏れ従う良い指導者につき、神様の御心に適う信仰生活を送ることができるよう、導きと背後の助けを乞い求め、また従順な心で指導に聞き従う私たちでありますように。

http://bible.com/81/2ch.24.1-3.ja1955

*****

歴代志下 24:4, 7-10, 12-13
「この後ヨアシは主の宮を修繕しようと志して、

かの悪い女アタリヤの子らが神の宮に侵入して主の宮のもろもろの奉納物をとり、バアルのために用いたからである。 そこで王は命じて一個の箱を造らせ、これを主の宮の門の外に置き、 ユダとエルサレムにふれて、神のしもべモーセが荒野でイスラエルに課した税金を主のために持ってこさせた。 すべてのつかさたちおよびすべての民は皆喜んでその税金を持って来て、その箱に投げ入れたので、ついに箱はいっぱいになった。

王とエホヤダはこれを主の宮の工事をなす者に渡し、石工および木工を雇って、主の宮を修繕させ、また鉄工および青銅工を雇って、主の宮を修復させた。 工人たちは働いたので、修復の工事は彼らの手によってはかどり、神の宮を、もとの状態に復し、これを堅固にした。」

若いときは主に熱心だったヨアシ王は、祖母アタリヤとその子たちが主の宮を荒らし、主を礼拝するために用いる聖なる奉納物さえもバアル礼拝のために勝手に持ち出したため、主の宮を修繕することを志し、モーセの律法に基づきユダとエルサレムの民に税を課しました。民とつかさたちは主の宮のために心から喜んで税金を捧げたため、献金箱はすぐにいっぱいに満たされました。ヨアシとエホヤダがこの献金を宮大工たちに預けると、彼らは誠実に、勤勉に働いたため、修繕工事は捗り、主の宮は元の状態に戻り、堅固なものとなりました。

私たちもまた主の宮のために、今日で言うと会堂献金にあたる捧げものを惜しみなく心から喜んで捧げましょう。また、会堂を維持するための奉仕にも精一杯取り組み、栄光の主の御名に相応しい礼拝堂をますます堅固に建て上げる私たちでありますように。

http://bible.com/81/2ch.24.4,7-10,12-13.ja1955

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歴代志下 24:15-16
「しかしエホヤダは年老い、日が満ちて死んだ。その死んだ時は百三十歳であった。 人々は彼をダビデの町で王たちの中に葬った。彼はイスラエルにおいて神とその宮とに良い事を行ったからである。 エホヤダの死んだ後、ユダのつかさたちが来て、うやうやしく王に敬意を表した。王は彼らに聞き従った。 彼らはその先祖の神、主の宮を捨てて、アシラ像および偶像に仕えたので、そのとがのために、怒りがユダとエルサレムに臨んだ。」

南ユダ王国の王家の正統性を回復し、アハブの血筋がもたらした偶像礼拝の罪を断ち切ることに尽力した祭司エホヤダは天寿を全うし、130歳まで生きて天に凱旋しました。ユダの民はエホヤダが神様と主の宮のために成し遂げた数々の功績を称え、彼を王族の中に葬りました。私たちもまた神様のために、教会のために尽力した信仰の諸先輩たちを覚え、その功績を称えて敬意を払う者でありたいと願います。

http://bible.com/81/2ch.24.15-16.ja1955

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歴代志下 24:17-18
「エホヤダの死んだ後、ユダのつかさたちが来て、うやうやしく王に敬意を表した。王は彼らに聞き従った。 彼らはその先祖の神、主の宮を捨てて、アシラ像および偶像に仕えたので、そのとがのために、怒りがユダとエルサレムに臨んだ。」

若き日には熱心に主に仕えたヨアシ王でしたが、霊的な指導者であった祭司エホヤダの死後は、その信仰は見る影もなくなり、王に媚びへつらう悪しき者たちの声に慢心し、その要望に聞き従って主を捨て、ユダにアシラへの偶像礼拝の罪を犯させて主の怒りを引き起こしました。この罪の最大の原因は、ヨアシの信仰が神様との一対一の関係が確立してなく、祭司エホヤダに依存していた未熟な信仰であったためです。

信仰は、霊的な指導者に依存するものではなく、神様との一対一の関係を確立することです。霊的指導者に依存する信仰は、神様を信じているのではなく、人を信じる偶像礼拝と同じです。私たちは祈りと御言葉により神様と直接交わることのできる恵みが与えられているのですから、日々のデボーションのときを大切にし、しっかりと成熟した信仰に到る者でありたいと願います。

http://bible.com/81/2ch.24.17-18.ja1955

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歴代志下 24:19-22
『主は彼らをご自分に引き返そうとして、預言者たちをつかわし、彼らにむかってあかしをさせられたが、耳を傾けなかった。 そこで神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤに臨んだので、彼は民の前に立ち上がって言った、「神はこう仰せられる、『あなたがたが主の戒めを犯して、災を招くのはどういうわけであるか。あなたがたが主を捨てたために、主もあなたがたを捨てられたのである』」。 しかし人々は彼を害しようと計り、王の命によって、石をもって彼を主の宮の庭で撃ち殺した。 このようにヨアシ王はゼカリヤの父エホヤダが自分に施した恵みを思わず、その子を殺した。ゼカリヤは死ぬ時、「どうぞ主がこれをみそなわして罰せられるように」と言った。』

ヨアシ王の偶像礼拝を見かねた神様は、預言者たちを遣わして信仰を正そうとしましたが、ヨアシ王は聞く耳を持ちませんでした。そして最後の切り札のように祭司エホヤダの子ゼカリヤを遣わしましたが、ヨアシ王はなんとゼカリヤの指導にも聞き従わないどころか、自分を悪女アタリヤの剣から救い出して養育してくれたエホヤダの恩さえも忘れて、自分の意に添わないゼカリヤさえも殺害してしまいました。

私たちはこのヨアシの愚かな行為を批判できるでしょうか。否、これは私たちを罪から救うために神様がこの世に送ってくださったイエス様を、十字架につけて殺してしまった私たちと何一つ変わらない罪です。私たちはイスラエルの歴史から賢く学び、神様から与えられた御言葉の耳に痛い忠告に素直に聞き従い、罪を悔い改めて主に立ち帰る謙虚な信仰者でありたいと願います。

http://bible.com/81/2ch.24.19-22.ja1955

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歴代志下 24:23-25
「年の終りになって、スリヤの軍勢はヨアシにむかって攻め上り、ユダとエルサレムに来て、民のつかさたちをことごとく民のうちから滅ぼし、そのぶんどり物を皆ダマスコの王に送った。 この時スリヤの軍勢は少数で来たのであるが、主は大軍を彼らの手に渡された。これは彼らがその先祖の神、主を捨てたためである。このように彼らはヨアシを罰した。 スリヤ軍はヨアシに大傷を負わせて捨て去ったが、ヨアシの家来たちは祭司エホヤダの子の血のために、党を結んで彼にそむき、彼を床の上に殺して、死なせた。人々は彼をダビデの町に葬ったが、王の墓には葬らなかった。」

神様を捨てアシラの偶像礼拝に染まり、その罪を正そうとしたゼカリヤさえも殺してしまったヨアシ王に、神様は厳しい裁きを下します。エルサレムはスリヤの少数の軍勢の手にいとも簡単に落ち、ヨアシ王が若き日に作らせた主の宮と王の宝物庫から戦利品として皆ダマスコの王のもとに送ってしまいました。その際、ヨアシ王は大怪我を負いましたが、家来たちは敬愛する祭司エホヤダのためにヨアシを殺害し、ユダの民たちも彼を王家の墓にさえ葬りませんでした。

神様を捨て、自分をちやほやしてくれる偽善者の声に高慢になり、義人の忠告にも耳を傾けず、恩を徒で返すような愚か者は、決して神様の厳しい裁きを免れることはできません。ヨアシのようにはじめは良くてもだんだんと堕落して悲惨な人生の結末を迎えることのないよう、常に心をきよく保ち、信仰が劣化しないように細心の注意を払う私たちでありますように。

http://bible.com/81/2ch.24.23-25.ja1955
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【今日の聖句】 2017/03/27

2017-03-27 06:45:31 | 今日の聖句
詩篇 116:1-2
「わたしは主を愛する。主はわが声と、わが願いとを聞かれたからである。 主はわたしに耳を傾けられたので、わたしは生きるかぎり主を呼びまつるであろう。」

天地万物を統べ治められる主が私たちの声に耳を傾け、願いを聞いていただけるとは、何とさいわいなことでしょうか。慈しみと憐れみに富む主を心から愛し、他の何者をも神とせず、生ける限りその聖なる御名を呼び求める私たちでありますように。

http://bible.com/81/psa.116.1-2.ja1955
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【COGHCC聖書通読】 2017/03/26

2017-03-26 08:18:18 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志下 23:1-3, 11
『第七年になって、エホヤダは勇気をだしてエロハムの子アザリヤ、ヨハナンの子イシマエル、オベデの子アザリヤ、アダヤの子マアセヤ、ジクリの子エリシャパテなどの百人の長たちを招いて契約を結ばせた。 そこで彼らはユダを行きめぐって、ユダのすべての町からレビびとを集め、またイスラエルの氏族の長たちを集めて、エルサレムに来た。 そしてその会衆は皆神の宮で王と契約を結んだ。その時エホヤダは彼らに言った、「主がダビデの子孫のことについて言われたように、王の子が位につくべきです。

こうして王の子を連れ出して、これに冠をいただかせ、あかしの書を渡して王となし、エホヤダおよびその子たちが彼に油を注いだ。そして「王万歳」と言った。』

アタリヤの虐殺と謀反のときにはまだ生まれたばかりの赤子だったアハジヤの子ヨアシが物心つくまで成長したとき、祭司エホヤダは勇気を出して、百人隊長と相結び、ユダのすべてのレビ人たちとイスラエルの氏族の長たちをエルサレムに召集して、ダビデの血を継ぐヨアシをユダの王とする契約を交わしました。そして祭司たちに命じて神の宮を守らせ、主の御前で油を注いで王の就任式を行いました。

罪の支配するこの世において、正しいこと、主の御心に適うことを行うことは、勇気が必要であり、ときには命の危険を冒してでも行動を起こさなければなりません。しかし私たちにはこの世にすでに勝利されたイエス様が共にいてくださいますから、何者をも恐れることなく主の御言葉に聞き従う者に、神様は大いなる祝福と平安を賜りますから感謝いたします。

http://bible.com/81/2ch.23.1-3,11.ja1955

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歴代志下 23:12-15
『アタリヤは民の走りながら王をほめる声を聞いたので、主の宮に入り、民の所へ行って、 見ると、王は入口で柱のかたわらに立ち、王のかたわらには将軍たちとラッパ手が立っており、また国の民は皆喜んでラッパを吹き、歌をうたう者は楽器をもってさんびしていたので、アタリヤは衣を裂いて「反逆だ、反逆だ」と叫んだ。 その時エホヤダは軍勢を統率する百人の長たちを呼び出し、「列の間から彼女を連れ出せ、彼女に従う者をつるぎで殺せ」と言った。祭司が彼女を主の宮で殺してはならないと言ったからである。 そこで人々は彼女に手をかけ、王の家の馬の門の入口まで連れて行き、その所で彼女を殺した。』

ユダの民たちがこぞって正当な王位継承者であるヨアシがユダの王に就任したことを喜ぶ姿を目の当たりにして、アタリヤは「反逆だ」と叫びましたが、その声は誰の心にも響きませんでした。血で血を洗うおぞましい謀反によって王の位を私物化したアタリヤは、結局は誰からも支持されることなく、主の宮からつまみ出されて、自らの犯した罪と同じく無惨な死を迎える結末となりました。

罪の結果は死です。また人は皆、自分の行動に責任をとらなければなりません。私たちの日々の言動が主の御心に適うものであるか、自らの行動基準が神の義となっているか、常に吟味し、アタリヤのように一時的な栄華と自己満足に陥ることなく、神と人々の目に喜ばれる義を行い、永遠の平安と祝福を追い求める私たちでありますように。

http://bible.com/81/2ch.23.12-15.ja1955

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歴代志下 23:16-19
「エホヤダは自分とすべての民と王との間に、彼らは皆、主の民となるとの契約を結んだ。 そこですべての民はバアルの家に行って、それをこわし、その祭壇とその像とを打ち砕き、バアルの祭司マッタンを祭壇の前で殺した。 エホヤダはまた主の宮の守衛を、祭司とレビびとの指揮のもとに置いた。このレビびとは昔ダビデがモーセの律法にしるされているように、喜びと歌とをもって主に燔祭をささげるために、主の宮に配置したものであって、今そのダビデの例にならったものである。 彼はまた主の宮のもろもろの門に門衛を置き、汚れた者は何によって汚れた者でも、はいらせないようにした。」

祭司エホヤダは正統な王の就任式を行い政治の刷新を図ると同時に、ユダの民に主の民となる契約を交わさせ、アタリヤによってもたらされたバアルの祭壇と偶像を打ち壊し、バアルの祭司マッタンをその祭壇の前で滅ぼして、バアル信仰を一掃しました。更にエホヤダは主の宮の護衛を強化し、人々が喜びと感謝をもって主に燔祭を捧げることができるよう、礼拝と信仰の刷新を果たしました。

私たちもまた心の中から神様以外に慕い求める偶像を取り除き、心から喜んで主を礼拝し仕えることのできるよう、常にフレッシュな信仰を保ち続けるために必要な行動を起こさなければなりません。

http://bible.com/81/2ch.23.16-19.ja1955

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歴代志下 23:20-21
「こうしてエホヤダは百人の長たち、貴族たち、民のつかさたちおよび国のすべての民を率いて、主の宮から王を連れ下り、上の門から王の家に進み、王を国の位につかせた。 国の民は皆喜んだ。町はアタリヤがつるぎで殺された後、穏やかであった。」

主の忌み嫌われるおぞましい偶像礼拝をもたらしたアハブの家系に属するアタリヤが滅ぼされ、ダビデの血筋を受け継ぐヨアシが王の位に就いたことにより、ユダの国民は皆喜び、町には平和が訪れました。

罪に心が支配されているうちは、平安はありません。ダビデの子としてお生まれになったイエス様を、わが主、わが王として心の玉座にお迎えし、恵みと喜びとまことの平安に満ちた人生を送らせていただく私たちでありますように。

http://bible.com/81/2ch.23.20-21.ja1955
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【今日の聖句】 2017/03/26

2017-03-26 07:17:01 | 今日の聖句
ヨハネによる福音書 6:35
「イエスは彼らに言われた、「わたしが命のパンである。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決してかわくことがない。」

食事なしにこの世の命を長らえさせることができないように、イエス様なしに永遠の命に至ることはできません。魂の飢え渇きを満たす主イエス様の御言葉を信じ、心の糧として日々求め続ける私たちでありますように。

http://bible.com/81/jhn.6.35.ja1955
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【COGHCC聖書通読】 2017/03/25

2017-03-25 08:00:06 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志下 22:2-4
「アハジヤは王となった時四十二歳で、エルサレムで一年の間世を治めた。その母はオムリの娘で名をアタリヤといった。 アハジヤもまたアハブの家の道に歩んだ。その母が彼の相談相手となって悪を行わせたからである。 彼はまたアハブの家がしたように主の目の前に悪を行った。すなわちその父が死んだ後、アハブの家の者がその相談役となったので、彼はついに自分を滅ぼすに至った。」

ヨラムの末子アハジヤ(21章ではエホアハズ)は、父の病死後、他にダビデの家系の者がいなかったためにユダの王となりました。しかしアハジヤは主の御言葉に聞き従わず、アハブ家の血を引く母アタリヤを相談役としたために、主の御前に悪を行い、北イスラエル王国と同じ罪を犯したため、主の怒りに触れて自らの身を滅ぼすことになってしまいました。そのためアハジヤの治世はたった1年と、極めて短命の政権で終わりを告げることとなりました。私たちの人生において、誰の声に聞き従うかが重要です。

http://bible.com/81/2ch.22.2-4.ja1955

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歴代志下 22:7-9
『アハジヤがヨラムを見舞に行ったことによって滅びに至ったのは神によって定められたことである。すなわち彼がそこに着いた時、ヨラムと一緒に出て、ニムシの子エヒウを迎えた。エヒウは主がアハブの家を断ち滅ぼすために油を注がれた者である。 エヒウはアハブの家を罰するにあたって、ユダのつかさたち、およびアハジヤの兄弟たちの子らがアハジヤに仕えているのを見たので、彼らをも殺した。 アハジヤはサマリヤに隠れていたが、エヒウが彼を捜し求めたので、人々は彼を捕え、エヒウのもとに引いてきて、彼を殺した。ただし「彼は心をつくして主を求めたヨシャパテの子である」と人々は言ったのでこれを葬った。こうしてアハジヤの家には国を統べ治めうる者がなくなった。』

アハジヤは北イスラエルの王ヨラムと共にスリヤと戦いに出かけましたが、そのときヨラムは敵の攻撃によって深手を負い、自国に戻って療養生活を送っていたため、アハジヤはヨラムを見舞いに行きました。しかしこれは主がアハブの血を引く者を一掃するために計画されていたことでした。親しくしていたヨラムの見舞いだからと安心しきっていたアハジヤは、護衛兵も付けず少数の供の者を連れて出かけて行きました。すると主がアハブ家を絶つために油注がれたニムシの子エヒウが彼を迎え、北イスラエルの王ヨラムと、南ユダの王アハジヤと、供の者として同行していたアハブ家の血筋を引く王族をも一気に滅ぼすチャンスと、手に掛けて皆殺しにしました。

こうして南ユダ王国に罪をもたらしたアハブの家系の王位後継者は絶ち滅ぼされました。しかしユダの民は、心を尽くして主に仕えた善王ヨシャパテの血を引く者としてアハジヤを丁重に葬りました。アハブの家系によってもたらされた罪が自らの身を滅ぼすこととなりましたが、死してもなお民に慕われたヨシャパテの信仰と善い行いが、ユダの王族の救いとなりました。ここに、主に心から仕える者には恵みを施して千代に及び、主に聞き従い者にはその悪に報いて3〜4代に及ぶ、と言われた主の憐れみ深さと厳粛さを見ることができます。

http://bible.com/81/2ch.22.7-9.ja1955

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歴代志下 22:10-12
「アハジヤの母アタリヤは自分の子の死んだのを見て、立ってユダの家の王子をことごとく滅ぼしたが、 王の娘エホシバはアハジヤの子ヨアシを王の子たちの殺される者のうちから盗み取り、彼とそのうばを寝室においた。こうしてエホシバがヨアシをアタリヤから隠したので、アタリヤはヨアシを殺さなかった。エホシバはヨラム王の娘、またアハジヤの妹で、祭司エホヤダの妻である。 こうしてヨアシは神の宮に隠れて彼らと共におること六年、その間アタリヤが国を治めた。」

エヒウの信仰刷新によって絶ち滅ぼされたアハブの家系の者は、まだ一人だけ南ユダ王国に残っていました。それがアハジヤの母アタリヤです。自ら手にした王母の権力を手放したくなかった彼女は、なんと正統な王位継承者である王子たちを皆殺しにして、自らが女帝として君臨するという暴挙に出ました。本来は王の末子の母として王母となる資格もなかったのに、たった一人だけアハジヤが生き残ったために棚ぼた式に王母となることができた幸運に感謝するどころか、一度手にした権力を手放したくないために、恐ろしい罪を犯してしまいました。私たちは恵みに感謝する心を忘れると、このようなとんでもない罪を犯してしまいますから、注意しなければなりません。

しかし先代のヨラム王の娘、アハジヤの妹、祭司アタリヤの妻であったエホシバの機転により、末子ヨラムとその乳母を自分の寝室に隠したため、アタリヤの虐殺から難を逃れることができました。ここに神様がダビデと交わした契約、すなわちダビデの家系を守られ、末代まで神の国イスラエルの王位を継ぐという約束の確かさを見ることができますから感謝いたします。

http://bible.com/81/2ch.22.10-12.ja1955
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【今日の聖句】 2017/03/25

2017-03-25 06:55:26 | 今日の聖句
詩篇 59:16
「しかし、わたしはあなたのみ力をうたい、朝には声をあげてみいつくしみを歌います。あなたはわたしの悩みの日にわが高きやぐらとなり、わたしの避け所となられたからです。」

義人を愛される主は、御言葉に従う者を高い防護壁で取り囲み、安全な避け所となって、矢のように降り注ぐ悪しき者の攻撃から私たちを守ってくださいます。故なく理不尽な仕打ちに遭う悩みの日々にも、絶望に打ちひしがれることなく、主の鉄壁の守りの内にあるさいわいをほめ歌う私たちでありますように。

http://bible.com/81/psa.59.16.ja1955
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【COGHCC聖書通読】 2017/03/24

2017-03-24 08:00:02 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志下 21:1-3
「ヨシャパテは先祖たちと共に眠り、先祖たちと共にダビデの町に葬られ、その子ヨラムが代って王となった。 ヨシャパテの子であるその兄弟たちはアザリヤ、エヒエル、ゼカリヤ、アザリヤ、ミカエルおよびシパテヤで、皆ユダの王ヨシャパテの子たちであった。 その父は彼らに金、銀、宝物の賜物を多く与え、またユダの要害の町々を与えたが、ヨラムは長子なので、国はヨラムに与えた。」

ヨシャパテは生前のうちに自分の子どもたち一人一人に金、銀、財宝を多く与え、またユダ国内の要害の町々を与えました。長子の特権が重んじられていた当時の常識からしたら、これは異例ともいうべき気前の良さです。

天の父なる神様もまた、私たちに永遠の命を賜るばかりか、多くの賜物と祝福を豊かに与えてくださる、気前の良い、恵み深く憐れみに富むお方です。

http://bible.com/81/2ch.21.1-3.ja1955

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歴代志下 21:4-7
「ヨラムはその父の位に登って強くなった時、その兄弟たちをことごとくつるぎにかけて殺し、またユダのつかさたち数人を殺した。 ヨラムは位についた時三十二歳で、エルサレムで八年の間世を治めた。 彼はアハブの家がしたようにイスラエルの王たちの道に歩んだ。アハブの娘を妻としたからである。このように彼は主の目の前に悪をおこなったが、 主はさきにダビデと結ばれた契約のゆえに、また彼とその子孫とにながく、ともしびを与えると約束されたことによって、ダビデの家を滅ぼすことを好まれなかった。」

南ユダ王国を受け継いだヨラムは、王の権力を確立すると自分の兄弟たちを皆殺しにし、また自分の気に入らないユダのつかさたちも葬り去りました。まるで最近の近隣の国のような狂気の沙汰です。聖書はその原因を、ヨラムが北イスラエルの悪王アハブの娘を妻としたからであると結論づけています。それほど結婚は重要な意味を持つものです。これは罪に対して寛容すぎた父ヨシャパテが、主の再三の警告にもかかわらず悪王アハブと懇意にしていたことがもたらした悲劇です。ヨラムは悪妻に感化されてアハブのような政治を行い、主の前に悪を行い、兄弟殺しの大罪を犯し、神の国としての正統を保っていたユダをめちゃくちゃにしてしまいました。

それでも主は彼の父祖ダビデとの契約を決して忘れることなく、ダビデの信仰の故にその家系を滅ぼすことはなさいませんでした。消えかけた灯心を折ることのない主の憐れみ深さを思います。私たちはこのダビデの信仰を受け継ぐ天の御国の国民です。本来の私たちはいつ主に滅ぼされても反論できなおような罪人ですが、主の憐れみの故に罪赦され、生かされている恵みに心から感謝したいと思います。

http://bible.com/81/2ch.21.4-7.ja1955

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歴代志下 21:8-10
「ヨラムの世にエドムがそむいて、ユダの支配を脱し、みずから王を立てたので、 ヨラムはその将校たち、およびすべての戦車を従えて渡って行き、夜のうちに立ち上がって、自分を包囲しているエドムびととその戦車の隊長たちを撃った。 エドムはこのようにそむいてユダの支配を脱し、今日に至っている。そのころリブナもまたそむいてユダの支配を脱した。ヨラムが先祖たちの神、主を捨てたからである。」

罪の結果は裁きをもたらします。主を捨て、神様の忌み嫌われる北イスラエル王国の政治を真似し、兄弟殺しの罪まで犯して神の国ユダを独裁国家にしてしまったヨラムの罪を、主は属国の反逆をもって懲らしめられました。せっかく父ヨシャパテの素晴らしい信仰により手にした祝福を、神をも恐れぬ愚かさと自らの独占欲の強さの故に奪い去られてしまったのです。

私たちの中に、主を畏れぬ傲慢さ、我の強さがないでしょうか。もしそのような心が自分にもあることに気付いたならば直ちに悔い改め、せっかく受けた祝福を手放すことのないように、細心の注意を払わなければなりません。

http://bible.com/81/2ch.21.8-10.ja1955

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歴代志下 21:11-15
「彼はまたユダの山地に高き所を造って、エルサレムの民に姦淫を行わせ、ユダを惑わした。 その時預言者エリヤから次のような一通の手紙がヨラムのもとに来た、「あなたの先祖ダビデの神、主はこう仰せられる、『あなたは父ヨシャパテの道に歩まず、またユダの王アサの道に歩まないで、 イスラエルの王たちの道に歩み、ユダとエルサレムの民に、かのアハブの家がイスラエルに姦淫を行わせたように、姦淫を行わせ、またあなたの父の家の者で、あなたにまさっているあなたの兄弟たちを殺したゆえ、 主は大いなる災をもってあなたの民と子供と妻たちと、すべての所有を撃たれる。 あなたはまた内臓の病気にかかって大病になり、それが日に日に重くなって、ついに内臓が出るようになる』」。

ヨラムの悪行は兄弟殺しや政治だけに止まりませんでした。正統な信仰を保っていた南ユダ王国に、北イスラエル王国の偶像礼拝の罪まで犯させたのです。そこでアハブと対決した預言者エリヤは、ヨラムに罪の裁きを宣告する手紙を送りました。その内容は、兄弟殺しの罪の裁きとして家族を絶たれること、悪政の裁きとして父から受け継いだ嗣業の財産を取られること、主に逆らい偶像礼拝を犯させた裁きとして悪性の内臓の病気を患って死ぬことでした。

悪い行いの結果は祝福を奪い取られることですが、罪の結果は最も重く、無惨な死をもたらします。私たちはヨラムの愚かな人生を反面教師として賢く学び、決して彼の真似をしてはなりません。

http://bible.com/81/2ch.21.11-15.ja1955

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歴代志下 21:16-20
「その時、主はヨラムに対してエチオピヤびとの近くに住んでいるペリシテびととアラビヤびとの霊を振り起されたので、 彼らはユダに攻め上って、これを侵し、王の家にある貨財をことごとく奪い去り、またヨラムの子供と妻たちをも奪い去ったので、末の子エホアハズのほかには、ひとりも残った者がなかった。 このもろもろの事の後、主は彼を撃って内臓にいえがたい病気を起させられた。 時がたって、二年の終りになり、その内臓が病気のために出て、重い病苦によって死んだ。民は彼の先祖のために香をたいたように、彼のために香をたかなかった。 ヨラムはその位についた時三十二歳で、八年の間エルサレムで世を治め、ついに死んだ。ひとりも彼を惜しむ者がなかった。人々は彼をダビデの町に葬ったが、王たちの墓にではなかった。」

預言者エリヤの送った手紙の言葉通り、ペリシテ人とアラビヤ人がユダに攻め込んでヨラムの家から金銀財宝をすべて奪い去り、また彼の家族も一人残らず連れ去られてしまいました。それでも悔い改めなかったヨラムは、更にその後、重い内臓の病気にかかり、内蔵が飛び出るほどに悪化して苦しみの末に死にました。彼の死後も、ユダの民は一人として彼を王として尊敬せず、王の死を嘆いて香を焚くこともせず、また彼を王の墓地には葬りませんでした。ここまでユダの国中から忌み嫌われた王は、ヨラムの前にはありませんでした。

私たちはどのような人生の最期を迎えることになるでしょうか。ヨラムのように人から忌み嫌われる人生か、ダビデやヨシャパテのように人々から尊敬され嘆き悲しまれる人生か、そのすべては生前にどのような生き方をしていたかに掛かっています。まことの神である主を畏れ、御言葉に聞き従い、戒めを守って善を行い、死後も人々から慕われるような、愛と憐れみと恵みに満ちた人生を送る者でありたいと願います。

http://bible.com/81/2ch.21.16-20.ja1955
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