伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2020/09/30

2020-09-30 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 39:1-12

「あなたは岩間のやぎが子を産むときを知っているか。あなたは雌じかが子を産むのを見たことがあるか。 これらの妊娠の月を数えることができるか。これらが産む時を知っているか。 これらは身をかがめて子を産み、そのはらみ子を産みいだす。 その子は強くなって、野に育ち、出て行って、その親のもとに帰らない。 だれが野ろばを放って、自由にしたか。だれが野ろばのつなぎを解いたか。 わたしは荒野をその家として与え、荒れ地をそのすみかとして与えた。 これは町の騒ぎをいやしめ、御者の呼ぶ声を聞きいれず、 山を牧場としてはせまわり、もろもろの青物を尋ね求める。 野牛は快くあなたに仕え、あなたの飼葉おけのかたわらにとどまるだろうか。 あなたは野牛に手綱をつけてうねを歩かせることができるか、これはあなたに従って谷を耕すであろうか。 その力が強いからとて、あなたはこれに頼むであろうか。またあなたの仕事をこれに任せるであろうか。 あなたはこれにたよって、あなたの穀物を打ち場に運び帰らせるであろうか。」

神はヨブに、38節ではこの世のはじめや死後の世界、森羅万象や自然法則などスケールの大きな、人間にはとても想像できないことを尋ねましたが、 39節ではより人間にとって身近な家畜の野生の生態を知っているかと尋ねられました。しかし身近に接しているはずのこれらの動物でさえ、人間にはわからないことだらけで、飼い慣らすことも相当骨の折れることです。しかし神は、これらの野生動物さえも意のままに用いることのできる偉大なお方です。

https://www.bible.com/bible/81/job.39.1-12.ja1955

*****

ヨブ記 39:13-30

「だちょうは威勢よくその翼をふるう。しかしこれにはきれいな羽と羽毛があるか。 これはその卵を土の中に捨て置き、これを砂のなかで暖め、 足でつぶされることも、野の獣に踏まれることも忘れている。 これはその子に無情であって、あたかも自分の子でないようにし、その苦労のむなしくなるをも恐れない。 これは神がこれに知恵を授けず、悟りを与えなかったゆえである。 これがその身を起して走る時には、馬をも、その乗り手をもあざける。 あなたは馬にその力を与えることができるか。力をもってその首を装うことができるか。 あなたはこれをいなごのように、とばせることができるか。その鼻あらしの威力は恐ろしい。 これは谷であがき、その力に誇り、みずから出ていって武器に向かう。 これは恐れをあざ笑って、驚くことなく、つるぎをさけて退くことがない。 矢筒はその上に鳴り、やりと投げやりと、あいきらめく。 これはたけりつ、狂いつ、地をひとのみにし、ラッパの音が鳴り渡っても、立ちどまることがない。 これはラッパの鳴るごとにハアハアと言い、遠くから戦いをかぎつけ、隊長の大声およびときの声を聞き知る。 たかが舞いあがり、その翼をのべて南に向かうのは、あなたの知恵によるのか、 わしがかけのぼり、その巣を高い所につくるのは、あなたの命令によるのか。 これは岩の上にすみかを構え、岩のとがり、または険しい所におり、 そこから獲物をうかがう。その目の及ぶところは遠い。 そのひなもまた血を吸う。おおよそ殺された者のある所には、これもそこにいる」。

次いで神はヨブに、ダチョウ、馬、鷹の生態について尋ねます。これらの動物類の特徴は、相手を傷つける力につながる他よりも優れた能力を持ち、力による支配を意味する動物です。神はダチョウには思慮を与えなかったと言われ、馬には己の力を誇り敵を恐れず好戦的であると言われ、鷹には巣を高い場所に作り上から獲物を見下ろすと言われました。これらはどれも、神をも恐れず驕り高ぶった人間の姿を重ね合わせておられるのではないでしょうか。天地万物を統べ治められる神に向かい反逆的な態度を取り続ける人間の愚かさを憂うだけでなく、神を畏れると言いながらヨブのように自分の正しさを神の御前に主張して不平不満をぶつけていないか、自己点検する必要があるのではないでしょうか。

https://www.bible.com/bible/81/job.39.13-30.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/30

2020-09-30 05:05:30 | 今日の聖句
ペトロの手紙二 1:3 新共同訳

主イエスは、御自分の持つ神の力によって、命と信心とにかかわるすべてのものを、わたしたちに与えてくださいました。それは、わたしたちを御自身の栄光と力ある業とで召し出してくださった方を認識させることによるのです。

永遠のいのちと信仰は、決して私たちの努力や行いによって獲得するものではなく、私たちを神の民として召し出してくださった主イエスの権威によってのみ得ることができるものです。主イエスの栄光と十字架の御業に秘められた奥義を正しく知り、キリストの徳の高さに至らしめていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/2pe.1.3.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/09/29

2020-09-29 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 38:1-15

この時、主はつむじ風の中からヨブに答えられた、 「無知の言葉をもって、神の計りごとを暗くするこの者はだれか。 あなたは腰に帯して、男らしくせよ。わたしはあなたに尋ねる、わたしに答えよ。 わたしが地の基をすえた時、どこにいたか。もしあなたが知っているなら言え。 あなたがもし知っているなら、だれがその度量を定めたか。だれが測りなわを地の上に張ったか。 その土台は何の上に置かれたか。その隅の石はだれがすえたか。 かの時には明けの星は相共に歌い、神の子たちはみな喜び呼ばわった。 海の水が流れいで、胎内からわき出たとき、だれが戸をもって、これを閉じこめたか。 あの時、わたしは雲をもって衣とし、黒雲をもってむつきとし、 これがために境を定め、関および戸を設けて、 言った、『ここまで来てもよい、越えてはならぬ、おまえの高波はここにとどまるのだ』と。 あなたは生れた日からこのかた朝に命じ、夜明けにその所を知らせ、 これに地の縁をとらえさせ、悪人をその上から振り落させたことがあるか。 地は印せられた土のように変り、衣のようにいろどられる。 悪人はその光を奪われ、その高くあげた腕は折られる。」

エリフの反論を聞かれた主は、つむじ風の中からヨブに向かって言葉を掛けられました。風は聖霊の象徴、私たちの心に直接語りかけられる神の御姿です。自分は正しいのに何故次から次へと辛い目に遭うのか答えてほしいというヨブの訴えに対し、神は、無知の言葉を以て神の計りごと、すなわち神のご計画を無にする者は誰かと問い掛けられました。更に、神が天地を創造されたとき、地の表と海の境を定められたとき、昼と夜とを分けられたとき、お前はどこにいたのか、それらの御業を見たのかと、ヨブに男らしく正々堂々と答えよと問い詰められました。私たちは神の御業をすべて見ることなど到底できません。それなのに一部の事象だけを見て神に向かってつぶやく、実に愚かな、器の小さい存在です。今はその意味は分からなくとも、神のなさることに間違いはないと、確信を持って神の御旨に聞き従う私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/81/job.38.1-15.ja1955

*****

ヨブ記 38:16-30

「あなたは海の源に行ったことがあるか。淵の底を歩いたことがあるか。 死の門はあなたのために開かれたか。あなたは暗黒の門を見たことがあるか。 あなたは地の広さを見きわめたか。もしこれをことごとく知っているならば言え。 光のある所に至る道はいずれか。暗やみのある所はどこか。 あなたはこれをその境に導くことができるか。その家路を知っているか。 あなたは知っているだろう、あなたはかの時すでに生れており、またあなたの日数も多いのだから。 あなたは雪の倉にはいったことがあるか。ひょうの倉を見たことがあるか。 これらは悩みの時のため、いくさと戦いの日のため、わたしがたくわえて置いたものだ。 光の広がる道はどこか。東風の地に吹き渡る道はどこか。 だれが大雨のために水路を切り開き、いかずちの光のために道を開き、 人なき地にも、人なき荒野にも雨を降らせ、 荒れすたれた地をあき足らせ、これに若草をはえさせるか。 雨に父があるか。露の玉はだれが生んだか。 氷はだれの胎から出たか。空の霜はだれが生んだか。 水は固まって石のようになり、淵のおもては凍る。」

神は更に続けて、海の源、縁の底、死の門、地の境、光に至る道、暗闇のあるところ、その家路を知っているか、とヨブに尋ねました。これらはすべて天の御国と陰府の世界、すなわちこの世と死後の世界との境界線を意味しています。引き続き神は地上の様々な自然現象について問いかけられます。神は、人には到底知り得ない、この世も、死後の世界をも、すべてご支配されるお方です。

https://www.bible.com/bible/81/job.38.16-30.ja1955

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ヨブ記 38:31-41

「あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか。オリオンの綱を解くことができるか。 あなたは十二宮をその時にしたがって引き出すことができるか。北斗とその子星を導くことができるか。 あなたは天の法則を知っているか、そのおきてを地に施すことができるか。 あなたは声を雲にあげ、多くの水にあなたをおおわせることができるか。 あなたはいなずまをつかわして行かせ、『われわれはここにいる』と、あなたに言わせることができるか。 雲に知恵を置き、霧に悟りを与えたのはだれか。 だれが知恵をもって雲を数えることができるか。だれが天の皮袋を傾けて、 ちりを一つに流れ合わさせ、土くれを固まらせることができるか。 あなたはししのために食物を狩り、子じしの食欲を満たすことができるか。 彼らがほら穴に伏し、林のなかに待ち伏せする時、あなたはこの事をなすことができるか。 からすの子が神に向かって呼ばわり、食物がなくて、さまようとき、からすにえさを与える者はだれか。」

引き続き神は空にきらめく星々、天体について、宇宙について、その自然法則のすべてを説明できるかとヨブに問い掛けました。当時よりはるかに自然科学が発展した現在においても、まだまだ未知なる法則が、新発見が山のように残っています。次に神は、獅子やカラスに食物を与えるのは誰かとヨブに尋ねます。人は自分の食欲を満たすだけでも精一杯で、世界中のすべての生き物のために食糧を調達することなど、到底できないことです。しかし神は、一羽の雀でさえもそのいのちを繋がれるお方です。私たち人間のちっぽけさと、神の壮大なスケールとの対比が、この問い掛けの中に凝縮されています。私たちはもっと謙虚に、人の分をわきまえ知らなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/job.38.31-41.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/29

2020-09-29 05:10:00 | 今日の聖句
ローマの信徒への手紙 10:9 新共同訳

口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。

口先だけの信仰も、心の中だけの信仰も、どちらも不十分です。まことの神に心から聞き従う信仰を、自らの口で公言してはばからない、自他共に認める信仰を身に付けて、神の御心に適う者となる私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/rom.10.9.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/09/28

2020-09-28 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 37:1-13

「これがためにわが心もまたわななき、その所からとび離れる。 聞け、神の声のとどろきを、またその口から出るささやきを。 彼はこれを天が下に放ち、その光を地のすみずみまで至らせられる。 その後、声とどろき、彼はそのいかめしい声をもって鳴り渡られる。その声の聞える時、彼はいなずまを引きとめられない。 神はその驚くべき声をもって鳴り渡り、われわれの悟りえない大いなる事を行われる。 彼は雪に向かって『地に降れ』と命じ、夕立および雨に向かって『強く降れ』と命じられる。 彼はすべての人の手を封じられる。これはすべての人にみわざを知らせるためである。 その時、獣は穴に入り、そのほらにとどまる。 つむじ風はそのへやから、寒さは北風から来る。 神のいぶきによって氷が張り、広々とした水は凍る。 彼は濃い雲に水気を負わせ、雲はそのいなずまを散らす。 これは彼の導きによってめぐる。彼の命じるところをことごとく世界のおもてに行うためである。 神がこれらをこさせるのは、懲らしめのため、あるいはその地のため、あるいはいつくしみのためである。」

エリフの神学は、神のなさることは人には悟り得ないということです。私たち人間には、神がどうして御業を行われるのか、あるいは行われないのか、その理由を知る由もないということです。神は御心のままに天地万物を操り、森羅万象の移り変わりも神の御旨一つで如何様にも変わりゆくものです。神が雷鳴のような轟きをもって語られるという描写は、圧倒的な神の威厳を表現したものです。それは人を懲らしめるため、全地に神の最善を行うため、あるいは神の慈しみの故と、その理由も様々だとエリフは受け止めました。それでは、私たち人間は神の御心を知らなくても良いのかというと、そんなことはありません。なぜなら神は私たちを通して、私たちを用いて、御心を成し遂げられるお方だからです。私たちの日々の歩みが神に喜ばれるものとなることができるよう、何事も御心を求め続ける者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/job.37.1-13.ja1955

*****

ヨブ記 37:14-24

「ヨブよ、これを聞け、立って神のくすしきみわざを考えよ。 あなたは知っているか、神がいかにこれらに命じて、その雲の光を輝かされるかを。 あなたは知っているか、雲のつりあいと、知識の全き者のくすしきみわざを。 南風によって地が穏やかになる時、あなたの着物が熱くなることを。 あなたは鋳た鏡のように堅い大空を、彼のように張ることができるか。 われわれが彼に言うべき事をわれわれに教えよ、われわれは暗くて、言葉をつらねることはできない。 わたしは語ることがあると彼に告げることができようか、人は滅ぼされることを望むであろうか。 光が空に輝いているとき、風過ぎて空を清めると、人々はその光を見ることができない。 北から黄金のような輝きがでてくる。神には恐るべき威光がある。 全能者は-われわれはこれを見いだすことができない。彼は力と公義とにすぐれ、正義に満ちて、これを曲げることはない。 それゆえ、人々は彼を恐れる。彼はみずから賢いと思う者を顧みられない」。

エリフは自然現象の仕組みや原理を引き合いに出して、どのようにして神がこれらを起こされるのか、その理由がわかるか?とヨブに問い質します。そして、私たち人間にはわからない、知る必要のない、神の摂理、霊の世界があることを、ヨブに悟らせようとしました。これは己の義を主張しながら、自分の受けている苦難の理由を教えてほしいと神に迫ったヨブの姿勢を非難したものです。しかしエリフもまた正論を述べながらヨブを罪ありと断罪したことは、他の3人の友人たちの態度と変わりありません。このエリフの反論がきっかけとなって、次の章から神の介入が始まります。

https://www.bible.com/bible/81/job.37.14-24.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/28

2020-09-28 06:15:00 | 今日の聖句
詩編 85:3 新共同訳‬‬

御自分の民の罪を赦し
彼らの咎をすべて覆ってくださいました。 〔セラ

義なる神は罪を見過ごすことはなさいませんが、同時に愛なる神は悔い改めて神に立ち返る者の罪を赦し、その咎を覆い隠してきよめてくださるお方です。主の御言葉に聞き従って神の民とされ、キリストの十字架の購いにより罪きよめられて神との関係を回復させていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/psa.85.3.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/09/27

2020-09-27 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 36:1-12

エリフは重ねて言った、 「しばらく待て、わたしはあなたに示すことがある。なお神のために言うべき事がある。 わたしは遠くからわが知識を取り、わが造り主に正義を帰する。 まことにわたしの言葉は偽らない。知識の全き者があなたと共にいる。 見よ、神は力ある者であるが、何をも卑しめられない、その悟りの力は大きい。 彼は悪しき者を生かしておかれない、苦しむ者のためにさばきを行われる。 彼は正しい者から目を離さず、位にある王たちと共に、とこしえに、彼らをすわらせて、尊くされる。 もし彼らが足かせにつながれ、悩みのなわに捕えられる時は、 彼らの行いと、とがと、その高ぶったふるまいを彼らに示し、 彼らの耳を開いて、教を聞かせ、悪を離れて帰ることを命じられる。 もし彼らが聞いて彼に仕えるならば、彼らはその日を幸福に過ごし、その年を楽しく送るであろう。 しかし彼らが聞かないならば、つるぎによって滅び、知識を得ないで死ぬであろう。」

神が与える災いについて、エリフはヨブや3人の友人たちとはやや異なる見解を持っていました。それは、罪の結果としてもたらされる裁きだけがすべてではなく、私たちの過ちに気付かせ、罪から遠ざかり神に立ち帰るために与える懲らしめであるというものです。これは因果応報の考え方よりも一歩進んだ、神の愛のご性質を含み入れた義の見解です。神は私たちが罪を犯しても回復の道を与えられる、やり直しのチャンスを与えられるお方です。

https://www.bible.com/bible/81/job.36.1-12.ja1955

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ヨブ記 36:13-21

「心に神を信じない者どもは怒りをたくわえ、神に縛られる時も、助けを呼び求めることをしない。 彼らは年若くして死に、その命は恥のうちに終る。 神は苦しむ者をその苦しみによって救い、彼らの耳を逆境によって開かれる。 神はまたあなたを悩みから、束縛のない広い所に誘い出された。そしてあなたの食卓に置かれた物はすべて肥えた物であった。 しかしあなたは悪人のうくべきさばきをおのれに満たし、さばきと公義はあなたを捕えている。 あなたは怒りに誘われて、あざけりに陥らぬように心せよ。あがないしろの大いなるがために、おのれを誤るな。 あなたの叫びはあなたを守って、悩みを免れさせるであろうか、いかに力をつくしても役に立たない。 人々がその所から断たれるその夜を慕ってはならない。 慎んで悪に傾いてはならない。あなたは悩みよりもむしろこれを選んだからだ。」

せっかく神が私たちに与えてくださった罪の悔い改めのチャンスを自ら逃し、神に立ち帰らない者の末路は、永遠の滅びしかありません。ですから罪を悔い改めることのできる今という時を最大限に生かし、裁きを免れるように努めることが私たちに残された最後の道です。ヨブがそうしていたように、自分に災いが及んだのは何故かといって神に向かって怒りを発しているようでは、自ら首を絞めるようなものです。逆境の時には考えよ、との箴言の御言葉の如く、神が警告された戒めの真意を正しく受け止め、自らの正しさを自己主張するばかりではなく、己の中に罪の要素がないか日々悔い改めてきよめを求める私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/81/job.36.13-21.ja1955

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ヨブ記 36:22-33

「見よ、神はその力をもってあがめられる。だれか彼のように教える者があるか。 だれか彼のためにその道を定めた者があるか。だれか『あなたは悪い事をした』と言いうる者があるか。 神のみわざをほめたたえる事を忘れてはならない。これは人々の歌いあがめるところである。 すべての人はこれを仰ぎ見る。人は遠くからこれを見るにすぎない。 見よ、神は大いなる者にいまして、われわれは彼を知らない。その年の数も計り知ることができない。 彼は水のしたたりを引きあげ、その霧をしたたらせて雨とされる。 空はこれを降らせて、人の上に豊かに注ぐ。 だれか雲の広がるわけと、その幕屋のとどろくわけとを悟ることができようか。 見よ、彼はその光をおのれのまわりにひろげ、また海の底をおおわれる。 彼はこれらをもって民をさばき、食物を豊かに賜い、 いなずまをもってもろ手を包み、これに命じて敵を打たせられる。 そのとどろきは、悪にむかって怒りに燃える彼を現す。」

神をほめたたえることを忘れてはならない、とのエリフの戒めは、すべてのクリスチャンが謹んで受けるべき教訓です。人知をはるかに超越したお方であられる神のなされることには、私たちの理解が到底及ばない摩訶不思議なことがいくらでもあります。それらすべてを知る必要はありません。理解してから神を信じるという人がいますが、神のすべてを理解できるまで待っていたら切りがありません。最も大切なこと、神が私たちを愛してくださっていること、しかし罪を憎まれるお方であること、そして生まれながらの罪を赦すために御子イエスこの世にを送って救いの道を備えてくださったこと、キリストの十字架の購いを信じて罪を悔い改めること、最低限これらのことだけ理解すれば十分です。

https://www.bible.com/bible/81/job.36.22-33.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/27

2020-09-27 06:36:36 | 今日の聖句
ローマの信徒への手紙 6:23 新共同訳

罪が支払う報酬は死です。しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです。

人の心に根深く残る罪を放置したままでは、死をもって償う以外に道はありません。しかし憐れみ深い神は私たちを永遠の滅びから免れさせようと、主イエスの十字架の購いにより罪をすべて赦し、永遠のいのちを賜りましたから感謝いたします。代価なしに受けることのできる救いの御手に寄りすがり、罪を悔い改めて神に立ち返る私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/rom.6.23.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/09/26

2020-09-26 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 35:1-8

エリフはまた答えて言った、 「あなたはこれを正しいと思うのか、あなたは『神の前に自分は正しい』と言うのか。 あなたは言う、『これはわたしになんの益があるか、罪を犯したのとくらべてなんのまさるところがあるか』と。 わたしはあなたおよび、あなたと共にいるあなたの友人たちに答えよう。 天を仰ぎ見よ、あなたの上なる高き空を望み見よ。 あなたが罪を犯しても、彼になんのさしさわりがあるか。あなたのとがが多くても、彼に何をなし得ようか。 またあなたは正しくても、彼に何を与え得ようか。彼はあなたの手から何を受けられるであろうか。 あなたの悪はただあなたのような人にかかわり、あなたの義はただ人の子にかかわるのみだ。」

ヨブは自分の正しさを神に主張することは罪ではない、神の御前に正しく歩んできた生き様を自ら立証するものだから、何ら罪には当たらないと考えていたようです。しかしエリフは、自分の正しさを神に訴えることが、神にとって何の益になるのか?とヨブに問い質しました。ヨブは自分目線で人の義を考えましたが、エリフは神の視点で人の義を考えていたのです。独りよがりの信仰ほど、救いようのないものはありません。私たちが身に付けるべき信仰は、主はどのように思われるだろうかと、常に神の視点に立って義を追い求めることです。

https://www.bible.com/bible/81/job.35.1-8.ja1955

*****

ヨブ記 35:9-16

「しえたげの多いために叫び、力ある者の腕のゆえに呼ばわる人々がある。 しかし、ひとりとして言う者はない、『わが造り主なる神はどこにおられるか、彼は夜の間に歌を与え、 地の獣よりも多く、われわれを教え、空の鳥よりも、われわれを賢くされる方である』と。 彼らが叫んでも答えられないのは、悪しき者の高ぶりによる。 まことに神はむなしい叫びを聞かれない。また全能者はこれを顧みられない。 あなたが彼を見ないと言う時はなおさらだ。さばきは神の前にある。あなたは彼を待つべきである。 今彼が怒りをもって罰せず、罪とがを深く心にとめられないゆえに ヨブは口を開いてむなしい事を述べ、無知の言葉をしげくする」。

自分の苦しみや窮状を神に訴える人は多いです。むしろ、ほとんどの人の祈りは神への願い事で埋め尽くされている、と言っても過言ではないかもしれません。それと比べて、純粋な心で神をほめたたえ、私たちを他の動物たちや鳥たちよりも神に近しい存在として造られた恵みに感謝することを、どれだけの人が日常的に実践しているでしょうか?確かに神は私たちの祈り願いを聞き届けられます。しかし、神が最も私たちに期待されている祈りは、神を喜ばせる祈り、神の素晴らしさと栄光をほめたたえる祈り、日毎の糧に感謝する祈り、今日を生きることができる喜びを言い表す祈りではないでしょうか。私たちが次から次へと神に訴えてばかりでは、いかに神が寛容だからといっても辟易としてしまうのではないでしょうか。神が私たちに寛大に接してくださるからといって、いつまでも忍耐させてばかりではなりません。神に喜ばれる祈り、神がほっとするような祈りを捧げる者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/job.35.9-16.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/26

2020-09-26 06:36:36 | 今日の聖句
ローマの信徒への手紙 3:23-24

人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、 ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。

幼子が誰から教えられなくとも悪を行うことを覚えるように、人は皆、生まれながらの罪人です。しかし神はご自身の栄光を人が受けることができるように、罪の購いとして愛する御子イエスを十字架につけられました。この大いなる神の恵みに感謝し、十字架の御業を信じて罪を悔い改める私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/rom.3.23-24.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/09/25

2020-09-25 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 34:1-12

エリフはまた答えて言った、 「あなたがた知恵ある人々よ、わたしの言葉を聞け、あなたがた知識ある人々よ、わたしに耳を傾けよ。 口が食物を味わうように、耳は言葉をわきまえるからだ。 われわれは正しい事を選び、われわれの間に良い事の何であるかを明らかにしよう。 ヨブは言った、『わたしは正しい、神はわたしの公義を奪われた。 わたしは正しいにもかかわらず、偽る者とされた。わたしにはとががないけれども、わたしの矢傷はいえない』と。 だれかヨブのような人があろう。彼はあざけりを水のように飲み、 悪をなす者どもと交わり、悪人と共に歩む。 彼は言った、『人は神と親しんでも、なんの益もない』と。 それであなたがた理解ある人々よ、わたしに聞け、神は断じて悪を行うことなく、全能者は断じて不義を行うことはない。 神は人のわざにしたがってその身に報い、おのおのの道にしたがって、その身に振りかからせられる。 まことに神は悪しき事を行われない。全能者はさばきをまげられない。」

エリフは更に、ヨブが自らの正しさを主張するために語った言葉を引用して、それが過ちであることを立証するための弁論を試みます。ただ、エリフの年の若さの故か、説明の言葉がわかりにくい面があります。まず手始めにヨブが、自分は正しいのに神は自分を正しくない者として扱い、神と共に歩んでも何の益もないではないか、と言った言葉に対し、しかし神は決して悪を行われないと反論しました。私たちが勘違いしやすいこと、いや、サタンが私たちの心に囁きかける常套手段が、神は自分に悪を行うと疑わせること、まさにこれです。神は最善以外を決してなさらないお方です。神のなさることは必ず私たちの益になるのです。これを取り違えることが、神の御心をわからなくさせる原因の一つです。

https://www.bible.com/bible/81/job.34.1-12.ja1955

*****

ヨブ記 34:13-21

「だれかこの地を彼にゆだねた者があるか。だれか全世界を彼に負わせた者があるか。 神がもしその霊をご自分に取りもどし、その息をご自分に取りあつめられるならば、 すべての肉は共に滅び、人はちりに帰るであろう。 もし、あなたに悟りがあるならば、これを聞け、わたしの言うところに耳を傾けよ。 公義を憎む者は世を治めることができようか。正しく力ある者を、あなたは非難するであろうか。 王たる者に向かって『よこしまな者』と言い、つかさたる者に向かって、『悪しき者』と言うことができるであろうか。 神は君たる者をもかたより見られることなく、富める者を貧しき者にまさって顧みられることはない。彼らは皆み手のわざだからである。 彼らはまたたく間に死に、民は夜の間に振われて、消えうせ、力ある者も人手によらずに除かれる。 神の目が人の道の上にあって、そのすべての歩みを見られるからだ。」

神のもう一つのご性質、それは誰に対しても平等かつ公平で、人を偏り見られないお方だと言うことです。それは弱者を不当に扱うことがないだけでなく、この世の王や君主たちのように力ある者に対しても、不当に扱われないということです。正しい者は正しいとし、悪しき者は悪とする、神の目は実に公明正大で、人の歩む道を色眼鏡なしで正しく見られます。

https://www.bible.com/bible/81/job.34.13-21.ja1955

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ヨブ記 34:22-28

「悪を行う者には身を隠すべき暗やみもなく、暗黒もない。 人がさばきのために神の前に出るとき、神は人のために時を定めておかれない。 彼は力ある者をも調べることなく打ち滅ぼし、他の人々を立てて、これに替えられる。 このように、神は彼らのわざを知り、夜の間に彼らをくつがえされるので、彼らはやがて滅びる。 彼は人々の見る所で、彼らをその悪のために撃たれる。 これは彼らがそむいて彼に従わず、その道を全く顧みないからだ。 こうして彼らは貧しき者の叫びを彼のもとにいたらせ、悩める者の叫びを彼に聞かせる。」

人の目を避けて誰に知られないように隠れて悪を行ったとしても、神の目には悪は決して闇に隠されることなく、すべてが白日の下に晒され暴かれます。そして神は決して悪を放置されないお方で、必ず罪を裁かれます。たとえ悪人が大いに栄えるようなことがあっても、主が定められた裁きの日には、一夜の内にも一気に形勢逆転して滅ぼされます。神に聞き従わず、義の道を顧みない者の末路は、実に悲惨なものです。このようにして神は弱き者、虐げられている者の叫びに答えられます。

https://www.bible.com/bible/81/job.34.22-28.ja1955

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ヨブ記 34:29-37

「彼が黙っておられるとき、だれが非難することができようか。彼が顔を隠されるとき、だれが彼を見ることができようか。一国の上にも、一人の上にも同様だ。 これは神を信じない者が世を治めることがなく、民をわなにかける事のないようにするためである。 だれが神に向かって言ったか、『わたしは罪を犯さないのに、懲らしめられた。 わたしの見ないものをわたしに教えられたい。もしわたしが悪い事をしたなら、重ねてこれをしない』と。 あなたが拒むゆえに、彼はあなたの好むように報いをされるであろうか。あなたみずから選ぶがよい、わたしはしない。あなたの知るところを言いなさい。 悟りある人々はわたしに言うだろう、わたしに聞くところの知恵ある人は言うだろう、 『ヨブの言うところは知識がなく、その言葉は悟りがない』と。 どうかヨブが終りまで試みられるように、彼は悪人のように答えるからである。 彼は自分の罪に、とがを加え、われわれの中にあって手をうち、神に逆らって、その言葉をしげくする」。

神が沈黙して何も答えられないことを非難する者は、詰まるところ自分が神に成り代わろうとしているのです。というのも、人の本分は創造主なる神に聞き従うべきことであるのに、神が自分の意のままにならないことに苛立ち、怒りの矛先を神に向けていることに他ならない、まさに主客転倒も甚だしいことなのです。ヨブがあくまでも己の正しさを主張し、それなのにどうして災いに遭わなければならないのかと神に申し立てたことは、まさにこの罪に当たるのだというのがエリフの指摘です。私たちも時折、行き場のない怒りを神に向かってぶつけていないか、自らを省み、悔い改める必要がないでしょうか。

https://www.bible.com/bible/81/job.34.29-37.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/25

2020-09-25 05:35:00 | 今日の聖句
テモテへの手紙二 3:16-17 新共同訳

聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。 こうして、神に仕える人は、どのような善い業をも行うことができるように、十分に整えられるのです。

聖書の真の著者は神様であり、聖霊の導きによって記された誤りなき神の御言葉です。聖書に親しみ、御言葉を通して神の義と戒めを身に付け、御心に適う僕として整えていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/2ti.3.16-17.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/09/24

2020-09-24 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 33:1-12

「だから、ヨブよ、今わたしの言うことを聞け、わたしのすべての言葉に耳を傾けよ。 見よ、わたしは口を開き、口の中の舌は物言う。 わたしの言葉はわが心の正しきを語り、わたしのくちびるは真実をもってその知識を語る。 神の霊はわたしを造り、全能者の息はわたしを生かす。 あなたがもしできるなら、わたしに答えよ、わたしの前に言葉を整えて、立て。 見よ、神に対しては、わたしもあなたと同様であり、わたしもまた土から取って造られた者だ。 見よ、わたしの威厳はあなたを恐れさせない、わたしの勢いはあなたを圧しない。 確かに、あなたはわたしの聞くところで言った、わたしはあなたの言葉の声を聞いた。 あなたは言う、『わたしはいさぎよく、とがはない。わたしは清く、不義はない。 見よ、彼はわたしを攻める口実を見つけ、わたしを自分の敵とみなし、 わたしの足をかせにはめ、わたしのすべての行いに目をとめられる』と。 見よ、わたしはあなたに答える、あなたはこの事において正しくない。神は人よりも大いなる者だ。」

エリフはヨブと3人の友人たちの議論を傍らでずっと聞いていました。それは自分が若輩者だからと言う理由で口を挟むことを慎んでいました。しかし3人の友人たちがヨブの過ち、すなわち自分の正しさを主張したことに反論できなかったため、それは神の御前に間違った態度であると指摘したのです。このときエリフはもはや歳の差を気にしていません。神に対しては年齢も地位も関係なく、等しい存在だと大胆に語ったのです。自分が神の霊によって造られた者だと自認し、神の霊が宿っていると確信するならば、神の御前に人間同士の上下関係はありません。

https://www.bible.com/bible/81/job.33.1-12.ja1955

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ヨブ記 33:13-22

「あなたが『彼はわたしの言葉に少しも答えられない』といって、彼に向かって言い争うのは、どういうわけであるか。 神は一つの方法によって語られ、また二つの方法によって語られるのだが、人はそれを悟らないのだ。 人々が熟睡するとき、または床にまどろむとき、夢あるいは夜の幻のうちで、 彼は人々の耳を開き、警告をもって彼らを恐れさせ、 こうして人にその悪しきわざを離れさせ、高ぶりを人から除き、 その魂を守って、墓に至らせず、その命を守って、つるぎに滅びないようにされる。 人はまたその床の上で痛みによって懲らされ、その骨に戦いが絶えることなく、 その命は、食物をいとい、その食欲は、おいしい食物をきらう。 その肉はやせ落ちて見えず、その骨は見えなかったものまでもあらわになり、 その魂は墓に近づき、その命は滅ぼす者に近づく。」

エリフの指摘したヨブの過ちは、神が自分の問いかけに答えられないと苛立ったことにも及びます。私たちもまた、なかなか祈りが答えられないと感じるとき、神に向かって憤りを感じたり、神はどこにおられるのかと疑ったりしますが、それは神を自分の意のままに動かそうとする罪に他なりません。神の答えは一つの方法、人間にわかる形で答えられるとは限りません。神の答えに私たちが気付いていないことの方がきっと多いのです。ある時は夢の中で、ある時は懲らしめによって、場合によっては肉体の棘や死に瀕することもあるでしょう。私たちの思い通りの答えを釜に期待してはなりません。神の答えは、その時その時の今をありのままに受け入れること、ただそれだけです。

https://www.bible.com/bible/81/job.33.13-22.ja1955

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ヨブ記 33:23-33

「もしそこに彼のためにひとりの天使があり、千のうちのひとりであって、仲保となり、人にその正しい道を示すならば、 神は彼をあわれんで言われる、『彼を救って、墓に下ることを免れさせよ、わたしはすでにあがないしろを得た。 彼の肉を幼な子の肉よりもみずみずしくならせ、彼を若い時の元気に帰らせよ』と。 その時、彼が神に祈るならば、神は彼を顧み、喜びをもって、み前にいたらせ、その救を人に告げ知らせられる。 彼は人々の前に歌って言う、『わたしは罪を犯し、正しい事を曲げた。しかしわたしに報復がなかった。 彼はわたしの魂をあがなって、墓に下らせられなかった。わたしの命は光を見ることができる』と。 見よ、神はこれらすべての事をふたたび、みたび人に行い、 その魂を墓から引き返し、彼に命の光を見させられる。 ヨブよ、耳を傾けてわたしに聞け、黙せよ、わたしは語ろう。 あなたがもし言うべきことがあるなら、わたしに答えよ、語れ、わたしはあなたを正しい者にしようと望むからだ。 もし語ることがないなら、わたしに聞け、黙せよ、わたしはあなたに知恵を教えよう」。

エリフの言葉は、神と人との関係を取り持つ仲裁者に言及します。彼が私たちを神の御前に執り成してくださるとき、罪を購い、死を免れさせ、肉体の健康を回復されます。そして私たちを罪の悔い改めに導きます。その時もはや神に対する不平不満は消え去り、私たちの心に神への感謝が生まれます。このエリフの語った知恵の言葉は、因果応報の考え方のみならず、律法の掟に縛られた旧約時代の神概念からは到達できません。このときエリフは、人の罪を赦す救い主の御姿を垣間見たのかもしれません。私たちは、人が心から悔い改めるならば、主イエスの十字架の購いによりべての罪が赦されると知っていますから感謝いたします。

https://www.bible.com/bible/81/job.33.23-33.ja1955
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【今日の聖句】 2020/09/24

2020-09-24 05:30:00 | 今日の聖句
ルカによる福音書 6:36 新共同訳

「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」

天の父なる神は、御言葉に聞き従わず、恩を徒で返すような罪深い私たちを寛大な心で受け入れ、大いなる愛の心で接してくださる、実に憐れみ深いお方です。神に倣う者として愛と憐れみ深い心で隣人と接し、見返りを求めず、受けるよりは与える方がさいわいとの御言葉を実践する私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/luk.6.36.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/09/23

2020-09-23 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 32:1-5

このようにヨブが自分の正しいことを主張したので、これら三人の者はヨブに答えるのをやめた。 その時ラム族のブズびとバラケルの子エリフは怒りを起した。すなわちヨブが神よりも自分の正しいことを主張するので、彼はヨブに向かって怒りを起した。 またヨブの三人の友がヨブを罪ありとしながら、答える言葉がなかったので、エリフは彼らにむかっても怒りを起した。 エリフは彼らが皆、自分よりも年長者であったので、ヨブに物言うことをひかえて待っていたが、 ここにエリフは三人の口に答える言葉のないのを見て怒りを起した。

自分の身の潔白を主張するヨブの言葉に3人の友人たちはすっかり返す言葉を失い、答えること自体をやめてしまいました。すると、これまでヨブと友人たちとの対話を端で聞いていたエリフが、己の主張を曲げないヨブの態度と、それを諫めない友人たちに向かい、怒りを発しました。エリフは彼らより年少者だったため、これまで発言を控えていましたが、誰もヨブに答えないことに業を煮やしたのです。年輩者を立てる謙虚な姿勢は徳の一つですが、たとい年が若くとも発言すべき時には発言する勇気を持つことが肝要です。

https://www.bible.com/bible/81/job.32.1-5.ja1955

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ヨブ記 32:6-12

ブズびとバラケルの子エリフは答えて言った、「わたしは年若く、あなたがたは年老いている。それゆえ、わたしははばかって、わたしの意見を述べることをあえてしなかった。 わたしは思った、『日を重ねた者が語るべきだ、年を積んだ者が知恵を教えるべきだ』と。 しかし人のうちには霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。 老いた者、必ずしも知恵があるのではなく、年とった者、必ずしも道理をわきまえるのではない。 ゆえにわたしは言う、『わたしに聞け、わたしもまたわが意見を述べよう』。 見よ、わたしはあなたがたの言葉に期待し、その知恵ある言葉に耳を傾け、あなたがたが言うべき言葉を捜し出すのを待っていた。 わたしはあなたがたに心をとめたが、あなたがたのうちにヨブを言いふせる者はひとりもなく、また彼の言葉に答える者はひとりもなかった。」

エリフは今まで、年輩者のヨブと3人の友人たちの応答に沈黙を保っていましたが、ヨブがあまりにも己の義を主張するため、ついに怒りを発し、自分の見解を述べ始めました。雄弁は銀、沈黙は金と言われますが、過ちに気付きながら指摘せずに沈黙を通すことは、人のためにも神の栄光のためにもなりません。

https://www.bible.com/bible/81/job.32.6-12.ja1955

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ヨブ記 32:13-22

「おそらくあなたがたは言うだろう、『われわれは知恵を見いだした、彼に勝つことのできるのは神だけで、人にはできない』と。 彼はその言葉をわたしに向けて言わなかった。わたしはあなたがたの言葉をもって彼に答えることはしない。 彼らは驚いて、もはや答えることをせず、彼らには、もはや言うべき言葉がない。 彼らは物言わず、立ちとどまって、もはや答えるところがないので、わたしはこれ以上待つ必要があろうか。 わたしもまたわたしの分を答え、わたしの意見を述べよう。 わたしには言葉が満ち、わたしのうちの霊がわたしに迫るからだ。 見よ、わたしの心は口を開かないぶどう酒のように、新しいぶどう酒の皮袋のように、今にも張りさけようとしている。 わたしは語って、気を晴らし、くちびるを開いて答えよう。 わたしはだれをもかたより見ることなく、また何人にもへつらうことをしない。 わたしはへつらうことを知らないからだ。もしへつらうならば、わたしの造り主は直ちにわたしを滅ぼされるであろう。」

人が災いに遭うのは何か罪を犯したせいだと一貫して言い続けてきたヨブの友人たちは、自分たちの主張が的外れであったことに気付いたのか、ヨブの言葉が激しくなったことにひるんだのか、人よりも神の方が正しいと言うだけで、ヨブとの対話を続けることができなくなってしまいました。そのためヨブの態度に疑問を抱いたエリフが、ついに口火を切ったのです。たとい相手が自分より年輩者であったとしても、媚びを売ったり、へつらったり、忖度することなく、正しい言葉を述べることは、神の目に適うことです。

https://www.bible.com/bible/81/job.32.13-22.ja1955
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