エゼキエル書 22:1-5
また主の言葉がわたしに臨んで言った、 「人の子よ、あなたはさばくのか。血を流すこの町をさばくのか。それならこの町にそのもろもろの憎むべき事を示して、 言え。主なる神はこう言われる、自分のうちに血を流して、その刑罰の時をまねき、偶像を造ってその身を汚す町よ、 あなたはその流した血によって罪を得、その造った偶像によって汚れ、あなたの日を近づかせ、あなたの年の定めの時はきた。それゆえわたしはあなたをもろもろの国民のあざけりとなし、万国の物笑いとする。 あなたに近い者も、遠い者も、汚れと、混乱に満ちているあなたをあざける。」
神様の再三の警告にもかかわらず、エルサレムの人々は偶像礼拝と神様の忌み嫌われる悪を行い続け、聖なる町は罪で汚れ果ててしまいました。そこで神様は、長く忍耐して先延ばしにしてきた裁きの日を近く到来させることに決めました。その神様の裁きを見て近隣諸国の人々はイスラエルをあざけり、物笑いの種とするといわれます。罪と知りながら悪を行い、これくらいのことを行ってもすぐには裁かれないからといって更に悪を積み重ねるうちに、罪の深みにはまり、取り返しの付かない状況に落ち込みます。私たちは最初から罪を離れることが大切です。
http://bible.com/81/ezk.22.1-5.ja1955
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エゼキエル書 22:6-12
「見よ、あなたのうちのイスラエルの君たちは、おのおのその力にしたがって、血を流そうとしている。 父母はあなたのうちで卑しめられ、寄留者はあなたのうちで虐待をうけ、みなしごと、やもめとはあなたのうちで悩まされている。 あなたはわたしの聖なるものを卑しめ、わたしの安息日を汚した。 人をののしって血を流そうとする者は、あなたのうちにおり、人々はあなたのうちで、山の上で食事をし、あなたのうちで、みだらなおこないをし、 あなたのうちで、父の裸を現し、あなたのうちで、汚れのうちにある女を犯す。 またあなたのうちに、その隣の妻と憎むべき事を行う者があり、淫行をもって、その嫁を汚す者があり、自分の父の娘である自分の姉妹を犯す者があり、 また血を流そうとして、あなたのうちで、まいないを取る者がある。あなたは利息と高利とを取り、しえたげによって、あなたの隣り人のものをかすめ、そしてわたしを忘れてしまったと、主なる神は言われる。」
この箇所にはエルサレムの人々が行っていた罪の数々が具体的に記されていますが、これらは皆、モーセの十戒と律法の書に神様の裁きを受けると明記された罪の数々でした。私たち人間は罪の誘惑に弱く、ひとときの快楽や束の間の栄華のために、わかっていながらも罪を犯してしまう実に愚かな者です。最初は小さな情欲の火も、すぐに消さないと大火事となって、手が着けられなくなります。神様の御言葉に聞き従い、どんな小さな罪の根も直ちにつみ取る努力を重ねない限り、罪から離れることはできません。
http://bible.com/81/ezk.22.6-12.ja1955
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エゼキエル書 22:13-16
「それゆえ見よ、あなたが得た不正の利の事、およびあなたのうちにある流血の事に対して、わたしは手を打ちならす。 わたしがあなたを攻める日には、あなたの勇気は、これに耐え得ようか。またあなたの手は強くあり得ようか。主なるわたしはこれを宣言し、これをなす。 わたしはあなたを、もろもろの国民のうちに散らし、国々の間にまき、そしてあなたから汚れを除く。 わたしはあなたによって、もろもろの国民の前に汚される。そしてあなたはわたしが主であることを知る」。
数々の罪と不正と不品行を公然と行ってきたエルサレムの人々を、神様は必ず裁くと宣言されました。それは聖なる都エルサレムから罪を取り除くためであり、イスラエル人が主こそまことの神であることを知るようになるためであると言われました。神様はご自身が聖なる存在であられることを公然と証明するために、イスラエルの悪に目をつむってえこひいきすることなく、エルサレムから悪を一掃されました。神様は常に公明正大なお方です。
http://bible.com/81/ezk.22.13-16.ja1955
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エゼキエル書 22:17-22
主の言葉がまたわたしに臨んだ、 「人の子よ、イスラエルの家はわたしに対して、かなかすとなった。彼らはすべて炉の中の銀、青銅、すず、鉄、鉛のかなかすとなった。 それゆえ、主なる神はこう言われる、あなたがたは皆かなかすとなったゆえ、見よ、わたしはあなたがたをエルサレムの中に集める。 人が銀、青銅、鉄、鉛、すずなどを炉の中に集め、これに火を吹きかけて溶かすように、わたしは怒りと憤りとをもって、あなたがたを集め入れて溶かす。 すなわち、わたしはあなたがたを集め、わたしの怒りの火を、あなたがたに吹きかける。あなたがたはその中で溶ける。 銀が炉の中で溶けるように、あなたがたもその中で溶ける。そしてあなたがたは主なるわたしが、あなたがたの上に、わたしの怒りを注いだことを知るようになる」。
神様は金属を精錬する過程をたとえて、イスラエルから悪を取り除こうとされることを比喩的に表現されました。純粋な金属を得るためには、いったん溶かして形あるものの形をなくした上で、不純物と分離する必要があります。神様が私たちを練りきよめられるとき、一度すべて溶かして、頑なな心も、強情な思いも、身に染み着いた罪も、澱として取り除かなければ、私たちは純粋な信仰を回復することはできません。
http://bible.com/81/ezk.22.17-22.ja1955
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エゼキエル書 22:23-31
主の言葉がまたわたしに臨んだ、 「人の子よ、これに言え、あなたは怒りの日に清められず、また雨の降らない地である。 その中の君たちは、獲物を裂くほえるししのような者で、彼らは人々を滅ぼし、宝と尊い物とを取り、そのうちに、やもめの数をふやす。 その祭司たちはわが律法を犯し、聖なる物を汚した。彼らは聖なる物と汚れた物とを区別せず、清くない物と清い物との違いを教えず、わが安息日を無視し、こうしてわたしは彼らの間に汚されている。 その中にいる君たちは、獲物を裂くおおかみのようで、血を流し、不正の利を得るために人々を滅ぼす。 その預言者たちは、水しっくいでこれを塗り、偽りの幻を見、彼らに偽りを占い、主が語らないのに『主なる神はこう言われる』と言う。 国の民はしえたげを行い、奪うことをなし、乏しい者と貧しい者とをかすめ、不法に他国人をしえたぐ。 わたしは、国のために石がきを築き、わたしの前にあって、破れ口に立ち、わたしにこれを滅ぼさせないようにする者を、彼らのうちに尋ねたが得られなかった。 それゆえ、わたしはわが怒りを彼らの上に注ぎ、わが憤りの火をもって彼らを滅ぼし、彼らのおこないを、そのこうべに報いたと、主なる神は言われる」。
エルサレムの罪に対する裁きがどうして行われてしまったのか、それはエルサレムが滅ぼされないように信仰の石垣を築き、破れ口に立って執り成す者を探し求めたがいなかったからだと神様は言われました。本来、人々を正しい道に導くべき指導者たちが、事もあろうに自ら率先して罪を行い、人々に悪を行うことを推奨しているようでは、もはや救いようがありません。実際に、ユダの国が滅ぼされることを決定的にしたのが、ユダの国にかつてないほどの偶像礼拝を取り入れた悪王マナセの所業でした。そして主の裁きを免れるために預言したエレミヤの書状を、部下の嘆願も聞き入れずに火ですべて燃やし尽くしたヨシヤの子エホヤキム王の頑なな心も、裁きの日を決定的としたものでした。私たちは、今日神様の御声を聞いたならば、心を頑なにして拒むことなく素直に聞き従い、また破れ口に立って執り成す者とならなければなりません。
http://bible.com/81/ezk.22.23-31.ja1955
また主の言葉がわたしに臨んで言った、 「人の子よ、あなたはさばくのか。血を流すこの町をさばくのか。それならこの町にそのもろもろの憎むべき事を示して、 言え。主なる神はこう言われる、自分のうちに血を流して、その刑罰の時をまねき、偶像を造ってその身を汚す町よ、 あなたはその流した血によって罪を得、その造った偶像によって汚れ、あなたの日を近づかせ、あなたの年の定めの時はきた。それゆえわたしはあなたをもろもろの国民のあざけりとなし、万国の物笑いとする。 あなたに近い者も、遠い者も、汚れと、混乱に満ちているあなたをあざける。」
神様の再三の警告にもかかわらず、エルサレムの人々は偶像礼拝と神様の忌み嫌われる悪を行い続け、聖なる町は罪で汚れ果ててしまいました。そこで神様は、長く忍耐して先延ばしにしてきた裁きの日を近く到来させることに決めました。その神様の裁きを見て近隣諸国の人々はイスラエルをあざけり、物笑いの種とするといわれます。罪と知りながら悪を行い、これくらいのことを行ってもすぐには裁かれないからといって更に悪を積み重ねるうちに、罪の深みにはまり、取り返しの付かない状況に落ち込みます。私たちは最初から罪を離れることが大切です。
http://bible.com/81/ezk.22.1-5.ja1955
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エゼキエル書 22:6-12
「見よ、あなたのうちのイスラエルの君たちは、おのおのその力にしたがって、血を流そうとしている。 父母はあなたのうちで卑しめられ、寄留者はあなたのうちで虐待をうけ、みなしごと、やもめとはあなたのうちで悩まされている。 あなたはわたしの聖なるものを卑しめ、わたしの安息日を汚した。 人をののしって血を流そうとする者は、あなたのうちにおり、人々はあなたのうちで、山の上で食事をし、あなたのうちで、みだらなおこないをし、 あなたのうちで、父の裸を現し、あなたのうちで、汚れのうちにある女を犯す。 またあなたのうちに、その隣の妻と憎むべき事を行う者があり、淫行をもって、その嫁を汚す者があり、自分の父の娘である自分の姉妹を犯す者があり、 また血を流そうとして、あなたのうちで、まいないを取る者がある。あなたは利息と高利とを取り、しえたげによって、あなたの隣り人のものをかすめ、そしてわたしを忘れてしまったと、主なる神は言われる。」
この箇所にはエルサレムの人々が行っていた罪の数々が具体的に記されていますが、これらは皆、モーセの十戒と律法の書に神様の裁きを受けると明記された罪の数々でした。私たち人間は罪の誘惑に弱く、ひとときの快楽や束の間の栄華のために、わかっていながらも罪を犯してしまう実に愚かな者です。最初は小さな情欲の火も、すぐに消さないと大火事となって、手が着けられなくなります。神様の御言葉に聞き従い、どんな小さな罪の根も直ちにつみ取る努力を重ねない限り、罪から離れることはできません。
http://bible.com/81/ezk.22.6-12.ja1955
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エゼキエル書 22:13-16
「それゆえ見よ、あなたが得た不正の利の事、およびあなたのうちにある流血の事に対して、わたしは手を打ちならす。 わたしがあなたを攻める日には、あなたの勇気は、これに耐え得ようか。またあなたの手は強くあり得ようか。主なるわたしはこれを宣言し、これをなす。 わたしはあなたを、もろもろの国民のうちに散らし、国々の間にまき、そしてあなたから汚れを除く。 わたしはあなたによって、もろもろの国民の前に汚される。そしてあなたはわたしが主であることを知る」。
数々の罪と不正と不品行を公然と行ってきたエルサレムの人々を、神様は必ず裁くと宣言されました。それは聖なる都エルサレムから罪を取り除くためであり、イスラエル人が主こそまことの神であることを知るようになるためであると言われました。神様はご自身が聖なる存在であられることを公然と証明するために、イスラエルの悪に目をつむってえこひいきすることなく、エルサレムから悪を一掃されました。神様は常に公明正大なお方です。
http://bible.com/81/ezk.22.13-16.ja1955
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エゼキエル書 22:17-22
主の言葉がまたわたしに臨んだ、 「人の子よ、イスラエルの家はわたしに対して、かなかすとなった。彼らはすべて炉の中の銀、青銅、すず、鉄、鉛のかなかすとなった。 それゆえ、主なる神はこう言われる、あなたがたは皆かなかすとなったゆえ、見よ、わたしはあなたがたをエルサレムの中に集める。 人が銀、青銅、鉄、鉛、すずなどを炉の中に集め、これに火を吹きかけて溶かすように、わたしは怒りと憤りとをもって、あなたがたを集め入れて溶かす。 すなわち、わたしはあなたがたを集め、わたしの怒りの火を、あなたがたに吹きかける。あなたがたはその中で溶ける。 銀が炉の中で溶けるように、あなたがたもその中で溶ける。そしてあなたがたは主なるわたしが、あなたがたの上に、わたしの怒りを注いだことを知るようになる」。
神様は金属を精錬する過程をたとえて、イスラエルから悪を取り除こうとされることを比喩的に表現されました。純粋な金属を得るためには、いったん溶かして形あるものの形をなくした上で、不純物と分離する必要があります。神様が私たちを練りきよめられるとき、一度すべて溶かして、頑なな心も、強情な思いも、身に染み着いた罪も、澱として取り除かなければ、私たちは純粋な信仰を回復することはできません。
http://bible.com/81/ezk.22.17-22.ja1955
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エゼキエル書 22:23-31
主の言葉がまたわたしに臨んだ、 「人の子よ、これに言え、あなたは怒りの日に清められず、また雨の降らない地である。 その中の君たちは、獲物を裂くほえるししのような者で、彼らは人々を滅ぼし、宝と尊い物とを取り、そのうちに、やもめの数をふやす。 その祭司たちはわが律法を犯し、聖なる物を汚した。彼らは聖なる物と汚れた物とを区別せず、清くない物と清い物との違いを教えず、わが安息日を無視し、こうしてわたしは彼らの間に汚されている。 その中にいる君たちは、獲物を裂くおおかみのようで、血を流し、不正の利を得るために人々を滅ぼす。 その預言者たちは、水しっくいでこれを塗り、偽りの幻を見、彼らに偽りを占い、主が語らないのに『主なる神はこう言われる』と言う。 国の民はしえたげを行い、奪うことをなし、乏しい者と貧しい者とをかすめ、不法に他国人をしえたぐ。 わたしは、国のために石がきを築き、わたしの前にあって、破れ口に立ち、わたしにこれを滅ぼさせないようにする者を、彼らのうちに尋ねたが得られなかった。 それゆえ、わたしはわが怒りを彼らの上に注ぎ、わが憤りの火をもって彼らを滅ぼし、彼らのおこないを、そのこうべに報いたと、主なる神は言われる」。
エルサレムの罪に対する裁きがどうして行われてしまったのか、それはエルサレムが滅ぼされないように信仰の石垣を築き、破れ口に立って執り成す者を探し求めたがいなかったからだと神様は言われました。本来、人々を正しい道に導くべき指導者たちが、事もあろうに自ら率先して罪を行い、人々に悪を行うことを推奨しているようでは、もはや救いようがありません。実際に、ユダの国が滅ぼされることを決定的にしたのが、ユダの国にかつてないほどの偶像礼拝を取り入れた悪王マナセの所業でした。そして主の裁きを免れるために預言したエレミヤの書状を、部下の嘆願も聞き入れずに火ですべて燃やし尽くしたヨシヤの子エホヤキム王の頑なな心も、裁きの日を決定的としたものでした。私たちは、今日神様の御声を聞いたならば、心を頑なにして拒むことなく素直に聞き従い、また破れ口に立って執り成す者とならなければなりません。
http://bible.com/81/ezk.22.23-31.ja1955
